春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

幸せのプルメリア

2022年09月30日 | 手仕事


南国の花で、ハワイを思わせるプルメリアの花。

花言葉には「恵まれた人」「陽だまり」などがあり
ハワイ語の名前だと
「大切な人の幸せを願う」という意味になるのだとか。


なぜ今、この花かというと
久しぶりに描いた帯の図案が、このプルメリアで
今準備しているのがこの花の帯だから。




プルメリア
キョウチクトウ科

南国に咲く明るい花は
髪飾りやレイに使われている花で
見ているだけで、ちょっと幸せな気分に。




私の帯では、この花の可愛らしさは出せないけれど
今年の最後に、「大切な人の幸せを願う」
そんな素敵な帯が作れたらなと思っています。

日本のハーブ

2022年09月26日 | 工房の庭


夏の間、せっせと食べた青紫蘇の葉。
その青じそに、今
小さな小さな花が咲いています。




紫蘇といえば、香り、彩り、栄養価。

夏は、葉。
秋は、実。

庭の紫蘇は、大活躍。




花まで咲かせるのは、その実が美味しいからで
今年も紫蘇の実を採ったら佃煮に。

プチプチとした食感と紫蘇の香りが
白いご飯にピッタリです。

子供から大人まで大好きな、紫蘇の実の佃煮。
今年も楽しみ♪

日本のハーブ、紫蘇。
花言葉は「力が蘇る」
香りの力って、素晴らしい。

秋のイベント

2022年09月24日 | イベントのお知らせ
秋分の日を過ぎ、陽射しや風にも秋の気配。
お出かけが楽しい季節になりました。

秋、まずは最初の催しをご紹介♪




「博多の粋」
~博多織と博多人形展~

期間:9月27日~11月27日(休館日有り)
時間:10時~18時
主催:「博多町屋」ふるさと館
   (櫛田神社正門前)
入館料:展示棟のみ一般200円/中学生以下無料

期間中、関連イベントとして
博多織や博多人形のワークショップ他
博多織の歴史や福岡の伝統工芸についての講演会
博多織伝統工芸士とふるさと館館長による車座談義も開催。



着物で出かけたくなる秋。
博多織の大きな催しもこれからです。
(11月開催、第120回記念 博多織求評会)

楽しい秋になりますように♪

ヤブラン

2022年09月22日 | 工房の庭


庭の藪蘭は、いつも泥まみれ。

手入れをすれば
もっと素敵な花が咲きそうなのにと
思うばかりで、そのまんま。




花は目立たず、大人しめ。

華やかなところは、全くないけど
ギュッとつぼんだ蕾が
ひとつ、ふたつと、ゆっくり開く様子の可愛らしいこと。

小さな花は、3mmくらい。




藪蘭(ヤブラン)
別名:リリオペ

花言葉は「忍耐」「隠された心」など

嵐と管巻き、機場の作業

2022年09月19日 | 手仕事


大型と言われていた台風14号よりも
数時間後にやってきた吹き返しの風の強いこと!

ザワザワ、ゴーゴーと
揺れる木の音、風の音。

風の音以外は、ひっそりと静かなだけに
揺れまくる木々がかなり怖い。

嵐のわりに、静かな機場。
ゴーゴーと鳴る風の音を聞きながら、管巻き開始。

明日から、帯の二本目に入ります。






それにしても、台風怖い・・・・。
こうも度々「数十年に一度の・・・」
と言われると気が気じゃない。

庭の緑や古い家、嫌いじゃないけど
風の通る古い木の家より
今は、コンクリートの家に住みたい。
庭の緑も背丈くらいにしたいとこ。

祖父の好きだった家だけど
毎年、台風がくるたび眠れない・・・。

あっ、今日は敬老の日!

体力勝負、博多織(紋紙)

2022年09月17日 | 手仕事


この秋最初の帯を織り始めて3日目。

今回は、柄を出すための紋紙の数が多くて
使う長方形の紋紙が、全部で612枚。

帯のタテ糸に、ヨコ糸を612本(612回)通すと
一つの柄ができあがる仕組みの、柄データ。

帯の柄が長くなるほど、紋紙の枚数が増えるので
1000枚を超えたりすると、扱いが大変。




ヨコ糸を通す度に、足のペダルで
ガチャン、ガチャンと紋紙を入れ替えて織ってく織機。

今回の帯では、612枚の紋紙を一周すると
だいたい35㎝くらいの柄ができます。

あとは、その柄の繰り返し模様になるので
612枚が終わったら、また1枚目からと
紋紙を回しながら織っていきます。




糸の上げ下げを指示する紋紙。
ボール紙でできているので
折れたり、破れたり、汚れたりと弱うえに
新しい帯を作る度に増えていくので
保管が大変。(重いし・・・)

つい最近、紋紙は扱いが大変だからと
フロッピーやUSBで使えるダイレクトを勧められたけれど
紋紙のない織り機は、ちょっと寂しい。

体力勝負の博多織。
いつまでもできる作業ではないので
力があって、動ける間は
紋紙が掛かるこの織機と一緒に頑張ります♪

紫御殿

2022年09月13日 | 工房の庭


ツユクサ科の紫御殿は
花も葉っぱも、全身紫。

「紫」と言っても
花、茎、葉っぱで、紫も色々。

青味がかった紫に、赤味がかった紫。
濃い紫、淡い紫、鮮やかな紫。
灰の入ったくすんだ紫もあれば、黒味を帯びた紫も。





日本の「紫」の中から選ぶと

紫、滅紫(めっし)、半色(はしたいろ)
菫、紅藤、杜若(かきつばた)
葡萄、茄子紺、似紫(にせむらさき)
桔梗、紫苑(しおん)、藤紫・・・・。





花の名前は
紫御殿(ムラサキゴテン)

気に入っているのは、この名前♪



星への願い

2022年09月10日 | 工房の庭


庭で野生化したニラの花。

花も葉っぱも食べられないことはないんだけれど
野生化した葉は、ニラというよりノビルの細さ。

料理に使うと、ニラの香りはするけど
食感は、硬い水菜という感じ。

食用と言うより、花を楽しむ観賞用。





繊細な花茎には
星のような花が、幾つも幾つも。





透けて見えるのは、蕾。
薄い皮に包まれた蕾は、お蚕さんの繭みたい。

薄皮から伸びた蕾は、花束のよう♪





ニラの花言葉は
「星への願い」「多幸」

小さな願いが、一つ、二つと
花が開くたびに叶って
気がづくと、幸せがいっぱい♪

そんな気分にさせてくれるニラの花。




9月10日********
中秋の名月
大きなお月様が、今日はとってもきれいです♪

この秋最初の帯

2022年09月08日 | 手仕事


この秋、最初に織る帯の糸替え作業。
まずは、経継ぎ。

細い細いタテ糸を
一本一本結んでいく作業を
ひたすら続けて三日ほど。

黙々と静かに結ぶ作業は
嫌いじゃないけど
肩、腰、腕がきしむ作業。




結んで、結んで
1300本ほど結び終わったところで、ひとまず休憩。
残り2500本は、今日と明日で結びます。




今回は、自分の帯ではないので
使う糸も、織加減も違います。

色についても、紫や濃ネズなど
自分の帯では使わない色が幾色か。

テスト織まで、まだもう少し。
明日までせっせと、糸結びです。

台風一過

2022年09月07日 | 工房の庭


心配していた台風が過ぎ
落ち着いたところで
散らかった庭をせっせとお掃除。

折れた小枝や落ち葉や柿の実が
あっちこっちに散らばってはいるものの
庭の草木や花は、思ったより生き生き。

昼にはしぼむ露草まで、いつもより鮮やか。




ツユクサ(露草)

別名には、月草、蛍草、帽子花、青花など
きれいな名前がたくさん。




花言葉は「尊敬」

鮮やかな青が本当にきれいな露草。
雑草だけど、咲けば嬉しい花で、懐かしい花。

人嫌い

2022年09月05日 | 工房の庭


大型の台風がやってくるというので
朝から、屋根、壁、車庫の
気になるところをチェックしながら庭をウロウロ。

ついでにムカゴを収穫しようと
庭の奥まったところを覗くと
見慣れない可愛らしい花と蕾が、幾つも幾つも。





実がつけばわかる葛(カズラ)です。

花の方は、意識したことがなかったので
しっかり見るのは、これが初めて。

真ん中が、苺のように赤くて可愛らしい♪




ヘクソカズラ(屁糞葛)

その名の通り、葉や茎を傷つけると臭います。
臭くて、やっかいな蔓性の雑草。





それにしても
屁糞葛(ヘクソカズラ)だなんて・・・・。

でも、花の可愛らしさから
サオトメバナ(早乙女花)
サオトメカズラ(早乙女葛)という別名も。




花言葉は、その臭いからか
「人嫌い」「誤解を解きたい」など。

臭い臭いと言われて嫌われる雑草だけど
見ているだけなら、秋らしくってなかなか素敵なカズラです。