春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

工房の窓の下・・・童話の花

2014年03月31日 | 工房の庭


「スノーフレーク」は、小さな雪のかたまり。
スズランに似た花ですけど、ヒガンバナ科で
和名は、大待雪草(オオマツユキソウ)、鈴蘭水仙。

とてもよく似た花で、名前もスノードロップという花があります。
和名も似ていて、待雪草(マツユキソウ)。

「マツユキソウが咲いている~♪マツユキソウが咲いている~♪」
チェコスロバキアの民話、「マルーシカと十二の月」ですよね。

題は「森は生きている」だったかな?
「転がれ転がれ指輪よ~♪ 転がれ転がれ指輪~♪」
そんな歌だったような気がします。
小学生の頃、歌の大好きだった先生に教えてもらった歌です。

変な言い回しですけど
歌の大好きな先生が、大好きだったクラスの朝は
先生のオルガンに合わせての大合唱。
楽しい歌を、たくさん教わりました♪

工房の窓の下で咲くのは、大待雪草(スノーフレーク)だけど
この花を見ると、忘れていた童話や
大声を張り上げて歌っていた頃を思い出します。

スノーフレーク、スノードロップ、待雪草。
素敵な名前を持った花です。

今度こその試し織りです

2014年03月30日 | 手仕事


  経継です。

  2月に機に仕掛けた経糸を、一旦切り下ろして
  新しい糸に、掛け替えました。
 
  一部変更でいくつもりでしたけれど
  どうにも気になり、色も柄もまるまる変更。

  昨年、それも早くにご依頼頂いた帯というのに
  すっかりお待たせしてしてしまって、もう4月です・・・。
  
  2日で経継を終え、新しい糸で試し織り。
  順調にいけば、紋紙が彫り上がるのに今週いっぱい。
  来週には本番に入れそうです。

  
  



山桜桃梅か、庭梅か・・・

2014年03月26日 | 工房の庭


山桜と桃の花の下では、ユスラウメが咲いています。
小さな花には、微かなぼかし。
淡いピンクが、可愛らしい。

ユスラウメ=梅桃、山桜桃、山桜桃梅、と書くそうです。
春を象徴する花の名前を全部持ってるんですから、何か凄い。

ずっとユスラウメだと思っていたこのお花。
もしかしたら、よく似た「庭梅」の方かもしれません。

どちらにしても、6月頃には、食べられる赤い実を付けるので
楽しみです♪






雨歓迎の糸作業 

2014年03月26日 | 手仕事


曇り時々雨の昨日と、雨のち曇りの今日のお天気。
「糸合わせ」には、良い日です。

天気予報は、必ずチェック。
作業によっては、嫌いな雨も歓迎です。

今日は、本当に良い日です。


作業場の音・・・糸繰り機

2014年03月24日 | 手仕事


朝から廻している糸繰り機。

「なんかいいよね。家から音がしてるのって。」
庭の草むしりをしていた母が、小さくポソッと、独り言。

何ヶ月かに一度、一日か二日だけ廻している糸繰り機。
ゴロゴロ、カタカタ、ゴロゴロ、カタカタ
確かに、落着く音がします。

流れる時間がいつもと違って
ゆっくり、ゆったり、過ぎてく感じ。

ゴロゴロ、カタカタ、時折キー。
おかしな音も混じってます。
油をささないといけないみたい。


庭では、山桜の花が開き始めました♪
素朴で優しい、葉桜です。




工房の春・・・ニオイスミレ

2014年03月23日 | 工房の庭

ニオイスミレ

庭で野の草みたいに咲く、小さなスミレ。
「ニオイスミレ」という名前そのまま
香りを持った八重咲きのスミレです。

粉おしろい。

「粉おしろいの香りがするでしょう!」と
毎年、花が咲く度に、嬉しそうに話す母。
粉おしろいとは、香りの付いた昔の粉おしろいのことです。

スミレが好きな母のお気に入り。
くしょくしょとした小さな花を、目一杯に広げています。

華やかなところは一つもないけど
下を向いて、恥ずかしそうに咲く姿が
何とも言えず、可愛いらしい。



  

  糸繰りの合間
  庭をぶらぶら、小さな花見。
  


桃の花・・・色と糸繰り

2014年03月22日 | 手仕事

紅色の桃の花が、満開です。

実際の花の色は、色辞典の中にある
韓紅・唐紅(からくれない)や、深紅(こきくれない)。
外来の色名なら、rose red(ローズレッド)より濃い
ruby red(ルビーレッド)に近いかも。


今日は、糸繰り。
経糸を染め変えたので、それに合わせて緯糸も染め直しました。
前回より薄く、ほんのりピンク。

「桜色」を薄くして、ほんの少し黄を足した色。
または、シェルピンクを薄くした色です。

「シェルピンク」というのは、「桜貝の内側に見られるピンク」だそうです。
確かに、そんな感じの色合いです。



   
  ←手前が改めて染めた糸です。



糸繰り、どんどんいきましょう。




桃の花・・・・この花の色

2014年03月21日 | 手仕事



ぼんぼりのように咲く、淡いピンクの桃の花。
蕾はふっくら、ほんの少しの陽射しで
ほろほろと、花びらがほぐれていきそうです。
とても優しいピンク色。

先月、染め上がった糸が、こんな感じの優しいピンクでした。
染めた色糸は、とても良かったんですけれど
織ってみると、思うピンクではなく、思わぬピンクで驚きました。

もともとピンクという色が苦手で、好んでは使わないんですけれど
この花の、楚々とした感じは、とても好きです。

透き通るような感じの、淡く、優しい色合いです。



整経・・・・でもその前に

2014年03月20日 | 手仕事


ボール紙でできた「ハタクサ」は
整経後の、経糸を巻きつける時に使います。

「機草」と書いて、ハタクサ。
糸が汚れないよう、くず糸で汚れを丁寧に拭き取ります。

使う「くず糸」は、「くず」と言われても、絹糸です。
汚れを拭き取ったり、掃除に使ったり。
他、木材にロウを塗って、こする時にも使うので
捨てずに大事にとっています。

でも、ちょっと大事にし過ぎたかな・・・。



新しい帯の糸

2014年03月19日 | 手仕事

  染めに出していた糸が戻ってきました。
  色数を減らして、よりシンプルに・・・と
  改めて染め直した帯の糸です。

  二度目の試し織りまで、まだまだですけど
  今度こそ、上手く本番までもっていきたいところです。

  糸が染め上がると、力が湧きます。
  頑張ろう♪



春、開設♪ 「手織り博多織」

2014年03月17日 | 手仕事


染めに出している糸が、なかなか染め上がってこなくて
そわそわ、そわそわ。

思う色に染まってこなかったら・・・
試し織りで気に入らなかったら・・・
また失敗するかも・・・・
途中で切り下ろした糸は・・・・
次の作品の図案は? 色は? ほんとにそれ?

待つ時間が長いと、意気地なく余計なことばかり考え不安になります。

季節まで移り変わって、春も春。
気持ちばっかり焦ってくるのは、この時期のいつものことだから・・・と
不安な気持ちをなだめて、細々とした他の仕事を進めています。

そんな中、空いた時間でホームページを開設。
苦手なパソコン操作にもたもたしつつも、形だけは整いました。

まだできあがったばかりですけれど
よかったら覗いてみて下さい。

→こちらからどうぞ。


博多織新作秀作展のお知らせ 

2014年03月14日 | イベントのお知らせ
博多織手機技能修士作品展

博多織の新作、博多織手機技能修士による手織りの帯や着尺をご紹介。
春の博多織展、若手の作品も是非ご覧下さい。

場所 横浜島屋
日時 3月19日(水)~3月25日(火)

3月3日 お雛様

2014年03月03日 | 手仕事

  ふっくらお顔のお内裏様とお雛様。

  3月3日だからといって
  特別何かするわけではないけれど
  ひな人形を出して、ささやかに、春らしく、愛らしく。
  
  食卓には、ちらし寿司と潮汁。
  菜の花の苦みも、春らしくって良いお味。
 
  庭の桃の花はまだ咲かないけれど
  サクランボの桜が、今満開です。
 
  それにしてもお雛様たち。
  何年経とうと、変わらずきれいで、羨ましい・・・・。





第二弾の試し織が終わって
明日は、また新しい糸の染出しです。