11月の帯、新しい糸

新しい糸が染め上がってきました。

今織っている帯が織り終わるのは、早くても11月初旬。
織りながら次の帯の準備も始めています。

同じ柄の配色違いなんですけれど
今織っている帯が夏山なら、新しい糸で織る帯は冬の山。
夏山を見てると、冬の山も見たくなってくるんです。

そう思って染めた色だったんですけど
染め上がってきた色を見てびっくり。

思う色とは違う、紫がかったピンクに「何故？？」
可愛らしい色でもあったので
どうにかならないものかと数日眺め、考えてみたけど
結局、また染め直すことに。

再度染め上がってきた色は、ピンクは消えてたもののうっすら紫。
うーん。




染め上がってきたばかりの絹糸の束。
抱きしめると「ククッ」と絹が鳴って、赤ちゃんのような抱き心地。
糸が一番可愛く思えるとき。

帯、一本目

一本目の帯がようやく織り上がりました。
自宅で織った最初の一本です。

織機から切り下ろしたばかりの帯を広げて、恐る恐る自分でチェック。
帯裏の糸処理が終わればできあがりです。


一本目で気になったところに注意しながら
今、二本目の帯を織っています。

気にしすぎているせいか、一本目に比べ糸離れが悪い。
なかなか織り進まない帯に、キリキリしだして
「逆立ちしてみようか・・・。」と、いきなりの思いつき。
20年ぶりくらいでしょうか・・・。
腕がこの体重を支えられるだろうかと少々不安でしたけど、できました♪
5秒が限界でしたけれど。

2本目もあともう少しです。
心はいつも穏やかに・・・。

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秋、本腰入れて織りに集中

先日、庭でムカゴを収穫。
程よい大きさのムカゴがたくさん収穫できたので
まずはムカゴご飯にして頂きました♪

収穫・・・というのはちょっと大げさですけど
毎年勝手になってくれるので、秋には美味しく頂いています。
天ぷらやムカゴご飯、塩ゆでしてそのまま頂くのもまた美味しいですよね。

帯の方は、一本目が、今日織り終わるか終わらないかのところまできました。
なかなか織り終わらないまま夏が終わって、秋！
早いものです。





今織っている帯の2本目までは、緯糸が濃紺ですけど
3本目と4本目は、本来の色であった黄緑色で織っていきます。
日本の色名でいったら、「裏柳色」「裏葉柳色」に近い色です。
「裏（葉）柳」・・・柳の葉の裏の色からきた微妙な色合いです。

織りの合間の休憩中に、その黄緑色の緯糸をゴロゴロ繰って準備中。





帯一本目。
今日、織り終わることができたら、この糸の糸合わせを今夜中にしたいとこ。
頑張っていきましょう♪

絹紐

帯の残り糸でつくる絹紐。

“残糸”と言っては申し訳ないくらい綺麗な絹糸。
少し長めに残った経糸を
ねじってねじって、ねじってねじって・・・・・
パッと手を離して、クルクルッと絡めてできあがり。

太さも長さもまちまちですけど
手触りの優しい絹紐です。

巻きがゆるくて使いにくい紐は、下手な最初に作ったもの。
少し慣れると、柔らかいけどしっかりとした紐ができあがります。

色とりどり。
帯をつくる作業の合間、思い出したように作る
何てことないただの紐。

でも、こんなことが楽しかったりするんです。