岡山の後楽園で、三年に一度開催しているという
「烏城紬(うじょうつむぎ)」の展示会に
昨日、行ってきました。
烏城紬四代目織元、須本雅子先生と
そのお弟子さん達の作品展です。
手染め、手紡ぎ、手織りの絹織物は、全て手作業。
他では見かけない特殊な紡ぎ糸を使って織り上げた着物は
光沢のある、ふんわりとした優しい印象。
以前から気になっていた紬だったので
今回は、思い切って日帰りで岡山へ。
※烏城紬(ウジョウツムギ)のウは
「鳥」より線が一本少ないカラスの「烏」
会場は、後楽園内、鶴鳴館本館
作品展は、11月1日まででしたけれど
岡山の烏城紬について、詳しくお知りになりたい方は
さて、その後はというと
江戸時代を代表する大名庭園で
日本三名園の一つ後楽園を、ぶらりと散歩。
園内各所に配された幾つもの建物、茶室や能舞台他
山、池、田んぼ、梅林などなど
キンモクセイの香る園内を散策。
草木の香りに
鳥の鳴き声
結婚式の写真撮りも幾つかあったようで
日本髪に色打掛の花嫁さんを久しぶりに見かけました。
深呼吸をしながら、てくてく、てくてく。
きれいな池には、大きな鯉も。
季節季節で楽しめるお庭は
どこもよく手入れがされていて、空気もきれい。
裏の方へ行くと、小さな水車。
あちこちで香る金木犀や色づき始めた楓の葉
美味しい空気で、体と心をリフレッシュ。
丁寧につくられた烏城紬のお着物と
美しい日本庭園。
気持ちのよい一日でした。