帯の一本目。
先月まで、柔らかい帯を織っていたせいか
打ち込みが思うように入らず
一本目の帯は、いつもより力を込めて
ドン、ドンドンドン!
一寸間に入れるヨコ糸の本数が決まっているので
織りながら時々、ルーペで確認。
ルーペを覗いて
1、2、3、4・・・と、数えています。
一寸(鯨尺で約3.78㎝)の間に
細い絹糸を18本合わせて作った太い緯糸を
50本以上入れなければならないので
ヨコ糸を通す度に、腕に力を込めて打ち込みます。
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博多織の帯には、それぞれ決まりがあり
帯の種類により
巾、長さ、密度、糸の本数
経糸(タテイト)の太さ
織り上りの帯の重さ
緯糸(ヨコイト)の打ち込みの数などが
きちんと決められています。
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昔はすんなり入っていたヨコ糸が
だんだん入りずらくなってきたけれど
新しい帯の一本目、あれこれ気を付けながら
しっかり、きっちり、織り上げます♪