春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

重量挙げ・・・

2018年09月30日 | 手仕事
9月最後の作業は、新しい帯の経継準備。

帯4本分の糸を巻いたチキリ(丸太)を持ち上げ
織り機の下にもぐって
もたもた、よたよた、どっこいしょ。
新しい糸に掛け替えます。





チキリの両端にある滑車の重さもあって
かがんだ状態での作業は、重量挙げ。
腕力はあるほうだと思っていたのが
ここ数年は、この作業もやっとこどっこい。
あと何年こんな事ができるのか・・・と
本当に心配。


それにしても・・・・・
今回の糸は、思っていた色とはずいぶん違う不思議な色。
どんな帯になるのか、思うようにいかないところも
たまになら楽しい♪








芙蓉

2018年09月29日 | 工房の庭
草ぼうぼうの小さな空き地に、芙蓉の花。
草丈1メートルもないような若い芙蓉が
雑草の中で咲いています。





庭の芙蓉の種から育った花。
種が飛んでいったか、鳥が運んだのか
隣の空き地で、伸び伸び元気に咲いています。

7月頃から咲き始める芙蓉は、夏の花。
夕方にはしぼんでしまう一日花だけど
次から次に花を咲かせて、10月頃まで楽しめます。

うーん、それにしても、隣の空き地で咲くなんて。
どうしようかな・・・







秋の催し、博多織

2018年09月15日 | イベントのお知らせ
今年は、博多織777周年という記念の年。
秋のお出かけに、関連するイベントや催しを少し早めにご案内♪


■ 博多織展・・・777年の伝統を祝って

  

 場所 「博多町屋」ふるさと館
 9月26日(水)~11月25日(日)

 <期間中の関連イベント>
 お能や講演、反物巻取り選手権、織物体験、特別販売会などなど
 お問合せは、「博多町屋」ふるさと館まで

■ 博多旧市街ライトアップウォーク

  

 期間 10月31日(水)~11月4日(日)
 時間 17時30分~21時

 有料会場、無料会場とありますが
 由緒ある博多の神社仏閣などがライトアップ。
 今回のテーマは「博多織」
 詳しくはこちら、博多旧市街ライトアップウォーク2018

■ 博多献上道中

  

 11月3日(土)

 博多芸妓さん練り歩き
 18時、JR博多駅前広場で出発式~献上道中一行の出発
 詳しくは、博多織工業組合こちらまで

■ 伝統的工芸品月間国民会議 福岡大会

  

 場所 マリンメッセ福岡
 期間 11月2日(金)~4(日)

 <内容>
 伝統工芸品の展示、販売、実演、体験他
 詳しくはこちら、「KOUGEI EXPO]

■ 第116回 博多織求評会・・・博多織新作発表会
 場所 承天禅寺(博多織の発祥の地)
 期間 11月9日(金)~11日(日)
 時間 10時~17時(最終日15時まで)

帯の図案

2018年09月14日 | 手仕事
明後日から博多織の実演に入るので
機場の作業は、しばらくお休み。
今日と明日は、帯の図案に集中です。

今月中に描き上げたい帯の図案は
来年に向けた新しい帯と
イマジンワールドの国をイメージした袋帯。

イマジンワールド(KIMONOプロジェクト)の帯を
2020年までにあと二ヶ国織ることになったので
デザインをどうするかで、頭の中があれこれグルグル
そちらの図案が気になります。

自分の帯を織りながらで
どこまでできるのか少々心配ですけど
それも含めて、楽しみながら頑張ります♪


朝露がお似合い(ツユクサ)

2018年09月12日 | 工房の庭
作業をやめて、ホッと一息。

庭に出ると、ツユクサ♪
何だかずいぶん久しぶり。

ここ二三年、見なかった気がするけど
咲いていても気づかなかったんだろうな・・・。

こんなにきれいな青なのに。





ツユクサ(露草)
別名、月草、蛍草、青花、藍花、移草、帽子花などなど
別名には素敵なものが多くて
その意味を知ると、いつもの花が違って見えます。

早朝に鮮やかな青い花を咲かせて
昼にはしぼむ一日花。
子供の頃、この花びらの青い汁で遊んだ気がします。




あと少し

2018年09月09日 | 手仕事
ここ数日の雨で、機場の湿度が良い感じ。
糸を扱うにはもってこいの日です。
ということで、図案を考えるのはやめて
今日は一日織りの作業。

帯が終わった後の最後の作業。
いつもより長く残った経糸を
最後まできれいに織り上げたら終了です。





あともう少し♪

同じ帯でも・・・

2018年09月07日 | 手仕事
4本~5本織る帯のうち
一番良い感じに織れているのは、3本目か4本目あたり。
たまに、最初の一本目が一番良かったなんて時もあるけど
初めての柄なら、やっぱり3本目か4本目。

朝と昼でも違う、織り機や糸。
同じ調子で織りたくても、日によって、時間によって
織り進むにつれて違ってくるので
織り機や糸の気持ちを汲みながらの共同作業。





帯が終わった後に織る最後の帯地。
打ち込みの力加減もつかんで、風合いもいい感じ。
これが本番の帯だったらよかったのに・・・と思うほど。

どの帯も見た目には変わらないけど
締めた感じが違うはず。

今ならもっと伸び伸び
気持ちのよい帯が織れる気がするんだけれど・・・
ちょっともったいない気持ちで
今、残りの経糸を織っています。

手織りだからこそ

2018年09月04日 | 手仕事


催事前に織り上げた帯の残り糸で、最後の作業。
小物にも使える帯地を織ります。

残り糸といっても、帯の糸で絹の糸。
帯と同じく一越一越、丁寧に。
最後まできれいに織り上げたら終了です。

今回の経糸は、赤、黒、金茶に橙色と
普段使わない色ばかり。
楽しい小物ができそうです♪


糸繰り・・・秋の山

2018年09月03日 | 手仕事


夏バテなのか、何なのか・・・。
体が本調子ではないので、今日の作業は糸繰りです。

染め上がったばかりの糸は、もちろん絹糸。
織ってしまえば、黄土色になりそうな色も
糸だけ見れば、光沢あって、とってもきれい♪

糸を痛めないよう気をつけながら
糸をさばいて、ゴロゴロ、ゴロゴロ。

黄土色・・・・

昔見た、驚くほどきれいな黄色や赤の秋の山。
思う帯ができるだろうか・・・。



溢れる色

2018年09月02日 | 手仕事


これだけ色が溢れているというのに
帯を作るとなると、着物に合わせやすい色
使い勝手の良い色を選びがち。

いつもと違う感じでいこうと心に決めても
作る帯が、締めてもらえない帯では意味がないし
帯にとっても、使ってもらうことが一番の幸せ。
そう思うと、せっかく選んだ色でも
最後の最後で色を抑えてしまいます。

思いっきり好きな色を使って
何も気にせず、好きな帯を作ってみたいと思いながら
なかなかできずにここまできたけど
この先の帯から少しずつ。

時々でもそんな帯が作れたら嬉しい。



秋の帯

2018年09月01日 | 手仕事


染めに出していた糸が戻ってきました。
最初に考えていた色より、幾分色を抑えての染め出し。

欲しかった色とは少し違う気がしたけど
それも一瞬、染め上がった糸だけでは、まだまだ想像。

この色で良かったのかどうかは
織ってみないことには分からないので
このまま次の作業、整経へ。

今度の帯は、秋の山です。