2本織った帯が、2本とも傷物になってしまった新柄の帯。
仕掛けの間違いを直して、紋紙も修正。
試し織りをしてみて、これならいけるかな・・・というところで
いよいよ本番、三本目!
・・・が、残り2本分の経糸しかない帯です。
絶対、確実、こんどこそ!とは言えない自信のなさから
なかなか本番に入れず、機の周りをうろうろ、うろうろ。
待ち遠しそうな織機と、整列して待ってる帯の緯糸(よこいと)に
「もうちょっと待って・・・。」と
なんだか機場にいるのも居心地悪い。
気持ちがなかなか本番に向わないので
久しぶりに庭に出て、草木や花を眺めてみる。
アメジストセージ。
シソ科の植物でサルビア属。
毎年、同じところでちゃんちゃんと咲いてくれる
手のかからない花。
柔らかな毛に覆われた青紫の花は
ふわふわ、もわもわ、間近で見る方が可愛らしい。
花言葉は「家族愛」
さて、ひと息ついたら、本番です。