春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

夏!

2019年07月25日 | 工房の庭
真夏の太陽に負けない夏色のカンナ。
「情熱」「快活」といった花言葉が、カンナらしい。

炎天下に咲く夏の花。
うだるような暑さが似合います。





梅雨明けの福岡。
夏もいよいよ本番です。




移ろい

2019年07月23日 | 工房の庭
ギャンギャンと、頭の芯にまで響く蝉の声。
蒸し暑い一日。

虫除けスプレーを振りまきながら庭に出ると
暑さを忘れる実を発見。

秋に美味しいムカゴです♪





梅雨明けもまだだというのに
秋の準備が、そこかしこ。

目まぐるしく変わる庭を眺めて
留まることのない今を実感。

帯、変わり献上4本目

2019年07月22日 | 手仕事


3本目の帯を機から切り下ろして、4本目に入りました。
今織っている帯は、白の「変わり献上」で、全部で5本。

残り2本を、なんとか7月中に織り終えたかったけれど
今週末から実演です。

うーん、どこまで織れるかな。




ターコイズブルー

2019年07月20日 | 手仕事
青山スクエアでの「若手匠衆~夏~part1」が終わり
昨日戻って、今日より作業。

来週末から博多織の実演に入るので
まずは、実演の帯に使う緯糸の「糸繰り」から。





エアコンのない夏の実演。
せめて織っている帯だけでも涼しげに・・・と
実演の帯は、濃い水色です。

水色と言っても、緑味のある青色で
日本の色だと浅黄(浅葱)色。
外来語なら「ターコイズブルー」といった色。

緑の入った青や灰が好きなので
翡翠やターコイズは好きな色。

カワセミ(翡翠)の羽を思わせる色です♪


(写真の色とはちょっと違うかな)


帯、三本目

2019年07月15日 | 手仕事
三本目の帯が織り終わり、残る帯はあと二本。

同じ帯でも、織り上がりはそれぞれ。
その都度、その都度の微調整が
織り上がった後の帯にどうでてくるのか
良いように見えても、一ヶ月くらい経って
がっかりさせられることもあるから
一本一本、それぞれ心配。

五本織って、まずまずな帯が何本できるだろう・・・。





さて
バタバタの準備ですけど、明日から東京。

行ってきます。



何の花でしょう?

2019年07月14日 | 工房の庭


夏の花。

気づいた時にはいつもしおれているので
これほどきれいに咲いているところを見るのは初めてです。

さて、これはいったい何の花でしょう?





夏なら、毎日でも食べたい好きなもの。

お味噌汁、お吸い物、サラダや天ぷら、煮浸しなどなど。
御飯に混ぜても美味しく、薬味としてならお素麺♪





答えは茗荷(ミョウガ)で
茗荷の花♪

今年はいつもより早くて
上に伸びた葉もしこっています。





子供の頃から大好きな茗荷。

お盆の最後、おしょろ様送りの帰り道
年に一度会う大叔母がいつも出してくれたのが
きゅうりのたくさん入ったマカロニサラダ。

そのマカロニサラダに入っていた茗荷が
多分最初に食べたミョウガです。

忘れられない味の一つで
今でも夏になると思い出して作ります。





冷たいマカロニサラダ、美味しかったな。

7月後半、織りの作業

2019年07月13日 | 手仕事
雨降る今日は、静かな機場で織りの作業。

来週は、青山スクエアの企画展のため
4日ほど留守にするので
その前に、今織っている帯の三本目を終わらせ
7月いっぱいに、残り二本を織り上げたいところ。
・・・と言っても
後半には博多織の実演もあるので
うーん、どうかなぁ。





今織っている帯は、全部で5本。
次があるので、なんとか7月で終わらせたいな。

人間国宝「献上博多織」展

2019年07月11日 | イベントのお知らせ
重要無形文化財技術保持者(人間国宝)
小川規三郎が伝える「献上博多織」展


7月10日(水)~7月15日(月・祝)
10:00~20:00(※最終日のみ17:00まで)
福岡三越9F 催物会場



【献上博多織・人間国宝 小川規三郎先生よりメッセージ】

重要無形文化財「献上博多織」は
福岡市を中心とする地域に伝わる
帯地用等絹織物の制作技術のことです。
その基礎は室町時代に帯地を織りだしてからと言われており
その後技術改良を重ね、現在の形となりました。

江戸時代、小川家は染め物職人で
機織りを始めたのは明治になってからのことでした。
私が若い頃は、丁稚奉公は昼夜問わず行い
10年かかってようやく一人前と言われる時代でした。

今の時代にそぐわないかもしれませんが
上手な人の技術を盗んででも、人より良いものを
作りたいという思いで努力を重ねました。
そうやってある程度自信がついてきた頃に
また次の壁に突き当たる。
この壁を乗り越え続けることが
伝承してきた先人の知恵への感謝だと思っています。
そして、新しい伝統を作り続けてきた結果が
本日の展示会に繋がったと思っています。

今回の展示会が、「伝承」と「伝統」が
素晴らしい未来を織り成す展示会となり
皆様に伝わることを願っております。

令和元年7月 
重要無形文化財「献上博多織」技術保持者 小川規三郎


【小川先生トークショー】
 7月13日(土)14:00~


【展示販売】
小川規三郎の帯16本のほか、帯・着物、和装小物など
・献上博多織の初代人間国宝・小川善三郎、二代・小川規三郎の作品を展示・販売
・小川規三郎学長、博多織DC教え子の作品を展示・販売


【手織りブース】


千両

2019年07月10日 | 工房の庭


毎年見ている不思議な形。
花びらはないけど、花は花。

庭の縁起木、千両の花。





この形、どこかで見たことあるような・・・
想像ふくらむユニークな花です。

献上博多織展

2019年07月09日 | イベントのお知らせ
重要無形文化財技術保持者(人間国宝)
小川規三郎が伝える「献上博多織」展



会期 7月10日(水)~15日(月・祝) 
時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17時閉場
会場 福岡三越9階 催物会場



【小川規三郎先生によるトークセッション】
 テーマは、伝統産業の「産地」と「人」、未来にむけて
■7月10日(水)14時~ 14時40分 
■7月13日(土)14時~14時40分

【浴衣に似合う半幅帯の結び方公開講座(無料)】
 講師/多奈ゑりきもの教室主宰 田中えり子さん
■7月13日(土)15時~15時30分
■7月14日(日)14時~14時30分

小川先生の帯の他
浴衣に合う帯、和装小物、手織り作品、手織りの小物など
多数展示販売。
 

手織り博多織・・・色違い帯

2019年07月08日 | 作品・新作


前に織った「365日の幸せ」と「ナシラズ」の色違いの帯。
つくりたかった帯とは全く違う色ですけど
今回は、赤と黒という予定になかった色で
二本だけ織ってみました。




一見、強烈に見える赤と黒。
帯としては合わせやすく、使い勝手は良さそうです。

日常使いの、お遊び用に。



博多織・・・名刺入れ「緑の亀と赤い亀」

2019年07月07日 | 手織りの小物


厚地で丈夫な手織りの帯地。
厚地なだけに凝ったものは作れず
あれこれ考えてできたのが、この名刺入れ。

マチの部分には飾り紐。
シンプルなものが好きなので
作る名刺入れはこの形と決めています。





縁起の良い亀甲柄。

残る帯地もあと少し。
色も柄も好きだったから
終わってしまうのはちょっと残念。





博多織・・・お数珠入れ

2019年07月06日 | 手織りの小物



手触りの良い自分だけのお数珠入れが欲しくて
作ったのが最初。

厚地でしっかりとした手織りの帯地が
大切なお数珠を守って、手に馴染みます。








大きさは通帳くらいなので
お数珠だけでなく、懐紙入れやカード入れにも。





<サイズ<>
縦 約9.5㎝~10㎝
幅 約16㎝
マチは、1㎝
留金はマグネット。

ぴったりな帯地がある時だけ作るお数珠入れです。

初蝉

2019年07月05日 | 工房の庭


大好きなヤブカンゾウ(忘れ草)の花を押しのけて咲くのは
ヒメヒオウギ水仙。

そこはヤブカンゾウが咲く場所なのに・・・と
ちょっとだけ、ぶつぶつ。





ヤブカンゾウ(忘れ草)の花とは同じ色。
光が透けて見えるようなオレンジ色がきれいです。

姫檜扇水仙(ヒメヒオウギスイセン)
花言葉には「良い便り」「陽気」「楽しい思い出」などなど。

そういえば昨日、初蝉の声♪
早いなぁ。

季節外れ

2019年07月04日 | 工房の庭
10日間の実演が終わって、久しぶりに庭に出ると
あらまぁ、びっくり
雨に打たれていたのは、季節外れのツワブキの花。





蒸し暑い中で、しょぼしょぼながらも開いた花。
そのなさけない姿が、また健気な感じ。

何をどう間違えたのか・・・
秋はまだまだ、ずっと先。





梅雨の雨に真夏の陽射しと
乗り越えるものが多いツワブキの花を
毎日眺めて応援中。