博多織の実演をしている博多「町屋ふるさと館」の町屋棟。
その町屋棟の奥にある坪庭に行くと
今、沙羅双樹(サラソウジュ)の花が咲いています。
「沙羅双樹」と聞いて、まず浮かんでくるのは
平家物語の冒頭
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」
平家物語の世界に惹かれて
庭に沙羅双樹を植えたのは、もうずいぶん昔のこと。
一度か二度、花を咲かせて喜んだけれど
その後は育たず、枯らしてしまいました。
花を見るのはそれ以来。
日本版の沙羅双樹は、一日で散る儚い花。
沙羅双樹、沙羅の木(シャラノキ)
又は、夏椿(ナツツバキ)
仏教の三大聖樹(無憂樹・印度菩提樹・沙羅双樹) の一つで
お釈迦様入滅の木。
「生命の樹」とも。
さて、博多織・・・・
新型コロナの影響で、三ヶ月ぶりだった博多織の実演。
前回は雪が降ったというのに、今回は30℃超えの真夏日も。
その実演も昨日で終わって、明日より自分の作業に戻ります。
梅雨から夏へと、季節も変り目。
皆様も体調にはくれぐれもお気を付け下さい。