春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

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杏の先生

2014年05月30日 | 工房の庭


「杏、すごいのよ。採りにいらっしゃい。」と
織の先生からお電話を頂き
早速、袋を持って杏をもらいに行ってきました。

お庭には、大きな杏の木が一本。
たわわに実った杏が、なんとも綺麗。
プルーンより大きく、スモモみたい。
あまりの重さに、枝がしなって地につきそう。

何年か前に一度、杏を採りにお邪魔したことがあったけれど
その時の驚きが、そのまんま。
「おお、すごい♪」

まだもう少し実らせておいた方がよさそうなので
枝の負担をちょっと減らすくらい
それでも袋いっぱい頂いてきました。

そのまま食べても美味しいけれど
せっかくなので、杏酒に。

お日様をいっぱいに浴びた杏です。



眺める実、美味しそう♪

2014年05月29日 | 工房の庭


綺麗に赤くなった庭のグミ。
今年は、手の届かない上の方から鈴なりです。

すっかり熟して、今が食べ頃。
真っ赤な実。
甘味も十分、でも渋い。

こんなに綺麗で、美味しそうなのに
鳥も食べないんだから、もったいない。
「食べられる実なのに・・・・」と、思いつつ
食べる気はなく、眺めるだけ。

美味しいと思って食べていた頃が不思議です。
もったいないけど、ほんとにすっかり観賞用。



  美味しそう♪



梅雨の気配、カエルの声

2014年05月28日 | 工房の庭


雨上がりの庭に、紫陽花の花。

雨に生き生きと気持ちよく咲く紫陽花は
雨が嫌いでも、雨とセットで好きな花。

名前も綺麗で、紫の陽の花。
小さな花の集まりが、可愛らしい。






紫陽花の色は、土壌の性質によるものというけれど
子供の頃に聞いた話は、恋物語。
隣の紫陽花に恋しては、その色に染まるというお話。

水色、ピンク、青紫、赤紫・・・・と
紫陽花たちが、こっそり密かに、何色に染まるのか
梅雨の庭の小さな楽しみ。






今年初、蛙の声が聞こえてきました♪

松江より戻りました

2014年05月27日 | 手仕事

松江から戻って二日。
三日間という短い期間でしたけれど
今までとはちょっと違う雰囲気の中での実演や体験
お客様とのお話は、私も勉強になりました。

土地柄、お茶やお花をやってらっしゃる方が多いようで
お着物好きな方が次々に来られて、お店は賑やか。
敷居が高くて・・・というのとは違い
皆さん楽しげに来られるところが素敵でした。

島根には、20年ぶりくらいです。
お天気に恵まれた宍道湖は穏やかで
道々に見える松江城の天守閣は、誇らしげ。
武家屋敷や八雲館が懐かしい。

美味しいものでは
アゴ野焼きと板ワカメが気に入りました。
お昼に出して頂いたシジミ汁は
ホテルの朝食と違って、とても美味しかったです。

ノドグロや岩カキなど、日本海の海の幸も豊富で
生で頂く岩カキも美味しかったです。

菓子処松江、美味しい茶菓子も有名です。

神話あり、歴史あり、学びあり。
また行きたい土地です。
ありがとうございました。




茱萸(グミ)の実

2014年05月21日 | 工房の庭


グミの実が赤く色づいてきました。

庭に古くからある木で
その実は子供の頃の楽しいおやつ。
グミの実が赤くなると
ちぎっては口に放り込んでいたような・・・。

光に透き通るようなきれいな実。
キラキラした実は、美味しそう。
でも、昔ながらのグミなんです。
食べると最初は甘く、後から渋みがやってきます。

オリーブのような青い実が、美味しそうに色づくのは数日後。
いっぱいにぶら下がった赤い実を楽しみに
明日より織の実演、行ってきます。

今度は4日で、山陰です。



次の次は、タンポポの帯

2014年05月19日 | 手仕事
次の次に織る帯は、「鼓草」。

鼓草とはタンポポのことです。
色は、パステルカラーで
思い描くタンポポは、元気な黄色と大好きな白。

白いタンポポには、思い出があって
小さい頃から、大好きな花。

図案を描きながら、ここは、こんなで、あんな色。
パッと明るく、こういう感じ♪

あれこれと、できあがった帯を想像するのは楽しい作業。
でも、それを形にするとなると悩みます。

次の次。
思う帯ができるでしょうか?

予定は秋です。




何れ菖蒲か杜若

2014年05月14日 | 工房の庭
菖蒲と書いて、アヤメ。

菖蒲湯に使う、サトイモ科のショウブとも
菖蒲園に咲くような、背の高い立派な花菖蒲(ハナショウブ)とも違う
庭や畑など、乾いた土地に咲く菖蒲で、「文目、綾目」とも。

背は低くて30㎝くらい。
花菖蒲や杜若にくらべると、かなり小型ですけど
姿形は似ていて、負けじと立派。

何れ菖蒲か杜若・・・と言うくらい。





庭の花ですから、ちょっとひいき目。
菖蒲園の花菖蒲や杜若には及びませんけど
それなりに立派。
しっかり、すっくり、立ってます。

ピラカンサス

2014年05月13日 | 工房の庭


秋から冬に赤い実をつけるピラカンサス。
近くに寄って見ないと、花の形がわからないほど小さな花。

この花が、バラ科というのは、棘があるからでしょうか?
鋭い棘を隠し持っています。

冬、庭の柿の木の柿がなくなると
ヒヨドリや目白が、このピラカンサスの赤い実を食べに来ます。
何もない冬には、その実の「赤」が可愛く
鳥にとっては、大事な食料。
ありがたい木です。



帯・・・手を離れて、幸せに

2014年05月13日 | 手仕事

昨年早くにご依頼頂いた帯を、ようやく納めることができました。
記念の帯というお話で、かなり緊張しましたけれど
喜んで頂けて安心しました。

良い方のもとへ送り出せて、私は嬉しく
喜んで迎えてもらえる帯は幸せ。

締めるほど、体に馴染んで心地よい。
長く愛される、良い帯となりますように。

5月の工房 トロピカルな香り

2014年05月10日 | 工房の庭




庭いっぱいに広がる香り。
漂う香りは、爽やかな鼻をくすぐる良い香り。
近くで香ると、トロピカル。





橙の花。

酸っぱい蜜柑なので
そのままでは食べられないけど、ジュースは好評。
絞ってジュースにしています。





花の香りは
ちょっとまとわりつくような、濃い香り。
柑橘類の爽やかさとは違います。

頭に浮かんだ、「トロピカル!」
南国を思わせる香りです。
面白いですよね。

5月の工房 緑の中で

2014年05月08日 | 工房の庭


顔をあげると、こんな花が咲いています。
頭の上で咲いているから
見上げて、よくよく見ないと気づきません。

秋に美味しい柿の花。

色濃く茂った緑のなかで
柿の木に似合わない、可愛い花を咲かせています。

しっかり閉じた花びらが、日に日に
くるん、くるんと、開いていきます。

上から小さな声で 「こんにちは。」
見上げて私も 「こんにちは。」

そんな花♪




5月の工房 名知らずの花

2014年05月07日 | 工房の庭

名知らず

曾祖母からもらった花の一つ。
名前が分らないから、「名知らずの花」

「名知らずが、もうすぐ咲くよ。」
「名知らずが咲いたよ。」

「名知らず」という呼び名が、今では花の名。
この花の愛称。





名知らずの花。
今が見頃です。





見つけました♪

バビアナ(穂咲き菖蒲-ホザキアヤメ)、という花のようです。
アヤメ科、南アフリカ原産 

名知らずにも、ちゃんと名前がありました。

5月の工房 サーモンピンク

2014年05月06日 | 工房の庭


サーモンピンクの庭のバラ。

開き始めたら、人目気にせず、思いっきり。
伸び伸び、自由に咲いています。

「美しく澄ました薔薇より、魅力的。」
・・・なんて、とても人様には言えないけれど
香りは良くって、愛されています。


長い連休も今日で終わりです。

今月末は、松江に3日、実演です。
6月には、女性伝統工芸士展が始まるので
それまでには、新柄を織り上げたいところ。
楽しい小物も作れたらと思っています。





 




5月の工房 初夏の花

2014年05月05日 | 工房の庭


ローズヒップの花

ビタミンCがたっぷり。
美肌効果が高いと言われるローズヒップ。
お茶やジャムの他、化粧水やアロマオイルにもなっています。





ローズヒップは、秋に採れる野バラの実です。
花は素朴な野のバラ。
棘の中で可愛らしく咲いています。





今年はローズヒップティーが飲めるかな?

初夏の花2

2014年05月04日 | 工房の庭

庭で初夏を感じる花の一つ。
今年もカラーの花が咲きました。

ほとんど野生化していて
季節がくれば、自分で頑張って咲いてくれます。

庭の草木や花には、洗練された美しさはないけど
強くてたくましいのが、魅力です。

カラー
和名は、海芋(かいう)
海から渡ってきた芋という意味で、原産は南アフリカ、イモ科の植物。

庭の花で帯にしたのは、このカラーだけ。
今だったらどんな帯にするだろう。