帯の残り糸やくず糸。
経糸の残り、緯糸の残り、織りながら出てくるくずの糸。
使っている糸は、お蚕さんの絹の糸です。
くずくずの短い糸は、普段の作業にも使うので捨てません。
少し長めに残る帯の経糸や、継ぎ糸の残りは
絡まないようネジネジとまとめて大事に保管。
暇のあるときに、これで色見本や絹紐を作っています。
織りを始めた頃からの残り糸ですから
経糸も緯糸も、くずくず糸もずいぶんたくさん。
どんなくず糸も、捨てずに大事にとっています。
体力がなくなり、織りができなくなったら
この残り糸で、ぼちぼちと何か楽しい物をつくって過ごそう。
なんてことを考えたり、想像したり。
未来の小さな楽しみです。