グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

今日のトンボ

2009年06月17日 22時06分27秒 | 自然観察
ミヤマカワトンボ

「ミヤマ(深山)」という名前が付いていますが、山地の渓流だけでなく、平野部でも見ることができます。この個体は敷島公園で見つけました。
カワトンボ仲間の中では最大の大きさ。

羽化したてのシオカラトンボ




アジアイトトンボ

こちらも羽化間もない個体のようです。





豊葦原瑞穂の国、日本はトンボ王国。
日本に生息するトンボの種類数は世界的にみて例外的とも言えるほど豊かです。
日本には200種近いトンボが生息していますが、同じ温帯の島国であるイギリスには34種のみ。さらに米国フロリダ州の140種をもしのぎます。
これは、水田を中心とする伝統的な農業が水辺の生態系を守ってきたからです。
しかし、近年、農業の“近代化”によって、豊かな生態系は急速に衰えてきています。
生産効率を向上させることは、もちろん必要なことだと思いますが、それ一辺倒ではなく、伝統的農業が持つ生物多様性保全などの公益的機能を大いに評価する農業施策も必要ではないでしょうか?
とんぼのめがねをかけて身の回りを眺めていると、そんなことを思います。


                            

職場に小さなアオダイショウが出没。それを見た女性職員が悲鳴を上げたので、S氏がひょいと捕まえ、少し離れた場所で解放しました。