グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

アゲハモドキ & オオスカシバ

2011年06月09日 21時05分57秒 | 自然観察
先週の土曜日、嶺公園で芝に1匹の黒い蝶を見つけました。

黒い翅に赤い斑紋。アゲハ蝶の仲間だと思って、近づいてみると、ジャコウアゲハによく似ているものの、ちょっと違うぞ・・・?


アゲハモドキでした。




蝶も蛾も分類学的には鱗翅目に属し、蛾の中のごく一部が蝶と呼ばれる種類なので、蝶と蛾を分けることはあまり意味がないのですが、アゲハモドキは蛾の一種です。
有毒のジャコウアゲハに擬態して鳥から身を守っているといわれています。(アゲハモドキは無毒です)

これがジャコウアゲハ↓


アゲハモドキ




見れば見るほど、ジャコウアゲハ(♀)にそっくりです。大きさはジャコウアゲハよりもだいぶ小さいですが、色や模様は本物のジャコウアゲハ以上にジャコウアゲハらしいです。(特徴をよく捉えていて、本人以上に本人っぽい似顔絵ってありますよね。そんな感じです)


お次は、先日、ぐんま昆虫の森で見つけたオオスカシバ


「スカシバ(透翅)」の名前のとおり、普段見かけるオオスカシバは翅が透明ですが、この個体の翅には鱗粉があり白く見えます。
オオスカシバの鱗粉は非常にとれやすくて、羽ばたくとすぐに鱗粉が落ちてしまいます。この個体は羽化直後で、まだ羽ばたいていないので、翅に鱗粉が残っているのです。

美しいですね。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村