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お盆前にちょっと階段花壇の草取りをしようと動いたら、瞬く間に疲れてゼーゼーになった。
自分が歳をとったせいだろうが、どうもコロナ以来体力の衰えが夥しい。
少し筋力をつけたらいいだろうと、出かける。
自分が歳をとったせいだろうが、どうもコロナ以来体力の衰えが夥しい。
少し筋力をつけたらいいだろうと、出かける。
我が家は高台にあり、何処へ行くにも最初は下り坂最高で、帰りは足が上がらないと吠えるのである。
海の見える坂を下る。
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歩くと車で走るのとは違う視界に気がつく。
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この2枚のたんぽぽに見える植物は、大きさも花の付き方も違うように見える。どうせ外来種だろうとほっておく。
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同じく雑草と呼ばれるガガイモ。花は小粒で綺麗なのだが。
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子供の頃に、よく摘んで遊んだ。色がオレンジやピンクに変わるヤブガラシである。
コイツが生えるとヤブが出来る。従ってヤブガラシではなくヤブツクリではないかと思うのだが。
コイツが生えるとヤブが出来る。従ってヤブガラシではなくヤブツクリではないかと思うのだが。
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暑い暑いと言う割には、徐々に秋が近づいている。
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ほら、こんなに秋が近づいた。
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目的地。ト一屋新町店は、この地域の人達と港湾で働く人には、なくてはならない店なのである。
清水屋が撤退し、ト一屋中町店が閉店し、酒田の中央市街地は買い物難民が出ている。
中町で頑張っている仏壇の佐藤の女将さんが、ここまで買い物に来ていて驚いた。
もう少し足を延ばせば、A・COOPだのヤマザワだのがあるにはあるのだが、ト一屋のお惣菜の味に慣れている人間だと、そうも行かない。
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買った水物をリュックに詰めて、ゼーゼーと言いながら坂道を登る。
ようやく我が家へと続く道では、カラスが2羽何かを探していた。
この2羽は大きさが違う。親子には見えない。仲良しである。
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坂道と対面する場所は、日枝神社へ上る階段と斜面が繋がっている。
涼しい朝方は散歩する人も多いが、日中の暑い最中動き回るのは・・まぁゼロではない。
残っている古文書もスラスラ読める人を準備しませんし、市民に向かって積極的に歴史を教える人もいません。
新たに文化センター内に光丘文庫資料館ができましたが、きちんとした学芸員がいないのではと言われています。
おっとこんな話ではありませんでした。旧町名を道標にするのではなく、「生きている文化」にする必要があるのかも知れませんね。
酒田は文化予算はゼロ査定だそうですしね。
旧町名、小路名は道標に残すのではなく今の名前として戻したいですね。
新町名になってから何十年も経ち、若い人には小路名はチンプンカンプンですが、昔の町名は良かったなと私は思うのです。
何やら金沢では旧町名に戻すような運動が始められているとか。
明治の頃から比べると、町の面積が何倍にも膨れ上がっているので、新開地(これも懐かしい言葉です)は別として、旧市内だけでもと思ってしまいます。
がっちょ小路(合掌小路)、れもん小路、最初は檸檬小路なんて変わった名前と思ったら利右エ門小路でした。善右衛門小路(ぜんにもんこうじ)、化粧品のぜんにもんがありましたね。
朝顔小路は小路の南側の中間に来光堂という写真館が昭和五年頃まであり、そこの主人が朝顔が大好きで、小路に面して朝顔をいっぱい咲かせていたことから、誰いうとなく、ここの小路を朝顔小路というようになったということです。(田村寛三「続さかた風土記による)
そうそう、新町といえば見返り小路もありました。
今も新町歩くのが好きで時々散歩しています。
赤線が廃止されて遊郭が下宿や旅館に変わりました。私が通っていた塾もこの下宿(部屋貸し・風呂WCと台所は共同)の一室にあり、染め絵付けのタイルを貼ったWCが、とても立派だった事を覚えています。
牧野屋さんも大浜ホテルさんも名前は聞き覚えがあるのですが、実際の建物はわかりません。未だに頑張っているのは海望楼の松美屋さんでしょうか、泊まりのお客さんが店前で記念写真を撮っておりました。
あの坂は朝顔小路と呼ぶのですか。粋ですね。朝帰りの客がこの小道で朝顔を見たのでしょう。
無粋な話では、出てばかりの頃のカーナビが、我が家に来るのにこの坂を上れと表示したようです。
「アンタの所にどうやったら行けるのよ!」とお叱りを受けました。
新町は牧野屋もなくなるし大浜ホテルになった越後屋のケヤキづくりの立派な建物も解体されて無くなっていましたね。あの建物はもったいなかったです。