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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     久しぶりの四国村

2019-01-14 21:30:13 | 俳句

 

    

まことに久しぶりに四国村に行った。

農村歌舞伎の舞台にお正月らしい飾りをしていた。

源平合戦の古戦場の舞台、那須与一の大きな武者ぶりの絵を飾っていた。

ここ四国村も栗林公園も私の吟行場所である。

歩くのが目的で、年間パスポートを買い、これから度々散策に来るつもりだ。

俳句は二の次、、と今日は訪れた。

今まで、何句もここで句を拾っている。

まずその句が頭を過ぎり新しい句の発見とはいかなかった。

目新しくない場所で新しい句を作るのが先ず鍛錬とは思うが、、、  

     

人形の頭と浄瑠璃の衣裳を飾っていた。

正月らしく超豪華な衣装に目をみはった。

            風入のぞろりと木偶の衣裳かな

 何年か前の句。

夏の虫干しを詠んだ句。

 

     

 

           猪垣は阿波の青石粗く積む

この句も何年か前のまさにこの場所での句。

    

       

      

            さつきまで誰か囲炉裏を焚く匂い

この句もこの祖谷の平家のから移築された隠居所で詠んだ句。

毎日、炉を焚くボランティアがいて、この古民家を守っていると聞いた。

天井を炉を焚いた煙でいぶさなくては建物が傷むらしい。

 

今日は手初めの四国村の散策。この辺り一帯と決めて歩いた。体力が衰えていて、とても村の全体を歩くこたはできなくなっている。

 

          夕飯は早う炉話聞かせてよ

山深い家の家族がふと浮かんだ。

          女正月うかれた蝶がもう出でて

冬の蝶ならぬ元気な蝶々が、山茶花の垣根を越えてきた。

          びつしりと軒に干す柿・大根や

 

明日からは心機一転、心を込めて四国村へ句も拾いに、、、

     

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

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