老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

2021-03-20 17:50:21 | 散歩の好きなシニア
         

菫が群れていた。
散歩中に見つけた。
この小さな花に注意をする人もいれば、平気で踏んで行く人も。
強い花です菫は、、、!

     🐢    菫に跔みをれば寄り来る仔犬

「何々?」と慎ちゃんが小首をかしげて鼻をつけるのを想いだした。

     

ラズオ深夜便が
(3月20日)「今日の花は菫です」
と放送をしていた。
夢、現で子守歌代わりに一晩中かけているラジオ。
勿論、花言葉もつづけて告げている。

     ☆     山路きて何やらゆかし菫草

言わずと知れた芭蕉さんの句。

     ☆     菫ほど小さき人に生まれたし    夏目漱石

胃の病気で亡くなった。
痛みに耐えながら、苦しい人間より道端に咲けど、人の目にとまり愛される菫のような人に今度は生まれ変われるものなら、、、と詠んだかな❓。
病床での句ではないでしょう。

菫の俳句では、漱石の句が一番に好きだ。


      🐢     菫咲く坂道いつぷくしたりけり


    
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コロナ禍 花めぐり   (1)

2021-03-20 09:54:47 | カラ元気のシニア

ドライヴの途中、連れ合いが、庵治半島の先端にある 温泉ホテル に車を寄せてくれた。

ここには玄関広場の車寄せに、見事な房の楊貴妃桜が何本かあった。

   ☆    風に落つ楊貴妃桜房のまま    久女

久女の句さながら、房のまま散った花の風情が眼前にあった

楊貴妃桜は機会があれば又観たいと思っていた。
未だ早いだろう、通り過ぎようと思っていたが、夫のサービスで、ホテルの前の、瀬戸の海を望む場所に陽光桜が咲いているのを見ることができた。
今が満開だ。知らなかったよ、陽光桜がこんなにあるなんて!
                 

裏山を借景のホテルの庭には、陽光桜が数十本、咲いている。
紅色をした、この桜は、桜のさきがけとしてもう満開が近い。

(高松のメインの中央通りにも、もう咲いている。)

               

青空に向かって、このホテルの桜は、今年は来年も、もっともっと大きくなろと咲いている努力が感じ取れる。

コロナ禍と体力の衰える。
今年は幾つ、花の名所めぐり(近場の高松)ができるであろう。

今朝は鼻がぐしゅぐしゅ。
鼻風邪みたい。ああ嘆かわしい。
気温の変化が激しいから、身体がついてゆかない。


     🐢     莟ふくらむ時ならぬ雲雀東風

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