
(二週間くらいかかって、やっと仕上がった買い物袋)
「お月さまが綺麗だぞ。」
声につられてお月さまを見た。
満月だった。
それで今朝の句。
🌕 恐山盆の満月寂々と
昨夜はNHKの過去の恐山尋ねる人達の番組を観た。
昔、恐山を旅したことがある。
賽の河原に石を積んでいたのが印象深かった。
⛰ 崖せまる胸突き八丁湯殿行
恐山、湯殿、同じ旅程だったのかも。
その記憶は薄れてしまっているが、しりとりで俳句を詠んでいると、はるか昔の情景がまなうらに。
⛵ 生身魂はらからはもう姉一人
生身魂をつないだ。
昨日は優しかった長姉の命日だった。
兄が亡くなり兄姉は姉と私に。
🍉 宿坊の庭笹百合の埋めけり
高野山で宿坊に泊まった時の笹百合を繋いだ。
何故か、み霊、お盆、常には忘れがちの事象が浮かんでくる不思議な昨日、今日なのだ。
🍏 おのれ今だ迷ひの淵に白秋忌
🕊 戻り橋父母かえせ敗戦忌
八月は考える月。過去から未来への道を探る月。なんだろうな~。

猫の財布。大きい買い物袋。
しりとり俳句の間に手芸をし、先祖に思いを馳せ、故郷を恋し、又俳句、手芸と、老は老なりに暑さを凌いでいる。