玄関を入る。
小さい家だ。
畳の部屋の向こうに狭い洋室があり、障子を開けると庭。
連れ合いが愛着があり、手離そうとしない家。
二階に登る階段には、住んでいた時のまま、壁に貼ったパッチワーのタペストリーが。
暑い盛りに、庭の掃除に通っている連れ合いを少しは手伝おうと最近は私も同道をしている。
ここで暮らした14~5年。犬がいて猫がいて楽しかった。
連れ合いの愛着に、玄関を開けて目に飛び込んでくる手芸を見ると、遅ればせに、やっぱり残しておきたい家だと気付くのだ。
最近、安倍さんの事件で考えさせられる。
裕福な家。
頭が良い。
容姿端麗、もちろん美人。
そのように生まれた人もいるだろう。
私は上記に全て反対で生まれて育った。
幸せ?不幸?、、、罰ばちが当たるぞ、平凡な過不足のない一生を送れたことに感謝をしなければ。
あえて言うなら、病気と二人三脚でいつもいつも病院通いをしていた。
安倍さんを国葬に?
そんなに偉い仕事をやったの。
国会で「嘘」を160~回以上も言って国民を愚弄していた苦い記憶も。
嘘をついても万事怠りのない政治をやったようだから、嘘や赤木さんの死など、帳消しだと言う人々。
頭の良くない私は、そこのところがよく理解を出来ない。
運が良かったの安倍さんの一生?それとも凶弾に倒れて運が悪かったの。
やりたい仕事の半ばだったの?
そんな、人間の持っている「幸運」「不運」に思いを悩ませている昨今だ。
しり取り俳句
「委ねる」
☤ 杖に身を委ねて仰ぐ天の川
「海月」
🐚 夜光虫と海月どつちがしょぱいの
「順路」
🌻 向日葵畑順路どこかがおかしいよ
「蝉」
😿 蝉落ちてこないか老ひし猫の待つ
「流れ」
🍂 いづこから流れて来たる病葉か
「蝉時雨」
🎲 蝉時雨石段ごとにお賽銭
「冷たい」
🌈 隠しても冷たい本音虹消える