老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

赤いペンで、、、

2022-12-07 18:59:45 | カラ元気のシニア
        

医大の玄関のクリスマスツリー。
以前に、入院をしていた時は玄関ホールに飾られていた。
大きくて華やかで、このツリーの二倍はあった。
真夜中、みんな寝静まり、昼間は人で溢れている玄関ホールは物音もしていない。

一人、病室を抜け出して、ツリーを見に来た。
そんな事を想いだした。

         

ツリーにはこんな、大きなカードが吊るされていた。


11時の予約だった。
その前に、検査が5つくらいあった。
先生の予約日を何度も確かめていたが、この検査を済ましておかなければならない事を見落としていた。

検査室で一番の検査は9時からでした、、、と言われた。
それでも、検査室の技師達は、仕事をこなし、次の検査担当の部署へ、
「今、検査をやっています。何時頃終わりますから、スタンバイをお願いします」
と電話でのやり取りが聞こえる。

全部、5つの検査はスムースに終わり、医師の診察室へ行ったときは、予約時間から20分も過ぎていた。
見ていると、予約患者は私のみらしく、12時に診療を始めますと、、、

いつも優しい医師なのだ。
前に一度、予約日を間違えて来たことがあった。
受付嬢が、医師に問い合わせをして、私の予約日を確かめてくださった。

すると医師は、たまたま医局にいるから、診察をしてあげましょうと、診てくださった事もあった。
本当に優しい医師なのだ。

次の予約の日、予約時間の前の検査は「午前9時に受け付けて下さい」と赤いぺんで書いておきましたからね😄 と赤い注意書の予約表を渡された。

もう、パンパカだから😣 私は。

検査の結果は今のところ以上はありません、しかし、いつ悪くなるか分からない体の中、十分に気を付けて下さいとの注意も。

     

冬ざれのヘリポート。



  

待ち時間に読んだ地名歳時記。
そこらにあった本を急いでバックに入れて持って来た本が。地名歳時記。
山梨県と長野県。


        

昔の飯田蛇笏,龍太に高浜虚子らの句。
今時の俳人と骨格が違う、質が違うと思いつつ読んだ。
この歳時記は、読まずに積読本の中の一冊。

いくらでも勉強やろうと思えば、積読本はいくらでもある。

     
    📚     アマビエの絵を吊りてゐる聖樹かな
  
    📚     師走かな赤ペンの医師の注意書き

    🚁     冬ざるる視界不良のヘリポート
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檀の実

2022-12-06 22:49:30 | 老人日記
      

向こうの家の近所の親しい家を訪れた。
庭のまゆみの木が紅い実を付けていた。
この一本の実を付けた木で、この家が華やぎ、繁栄をしているのを実感する。  

       

秋の季語でまだ美になれきらぬのも。


   🍂   旅にをり旅の日和の檀の実     森澄雄

   🍂   山湖澄む空と檀の実の映り    岡田日郎

   🍂   墓道や花かと見えて真弓の実    鈴木白祇

昔、この木で弓を作った「ことから、真弓の字が当てられる。
山錦木の名前もある。

    🐢    妹の名は真弓真っ赤な冬帽子

    🐢    三カ月ぶり訪ふ友の家の炬燵かな

    🐢    影移る火の見櫓や檀の実

おしゃべりに花が咲き、やっぱり向こうはいいな~。


       

我が家の玄関ではニャナメが、私を見て
「ママさん、お久ぶりニャン。わたしの事をお忘れでなっかったニャン」
と、もうーーーー私を離してくれない。
「ニャンニャン にゃんー」と、さあ頭を撫でて、首筋を撫でて、お腹を撫でてと、付きまとってゴロゴロとして、うろうろと離れない。

もう許してニャナメちゃんーー存分に楽しんだ。

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断捨離 袋

2022-12-05 17:32:45 | 老人日記
    


袋物の断捨離から始めた。
少しづつ断捨離をやっているが、捨てるより荷物は増えるばかりだ。

     

大島紬で作ったリュックサック。
大島紬は弱い。
もんぺも作ったけれど痛みが激しかった。

     

布を集めるのが楽しみだった最初の頃の袋。
使用するより布は余す方が多い。

      

香川の綿で織った、ぼた織。
この他に沢山作ったけれど、残っているのはこれ一つになった。
皆、プレゼントをした。

作る楽しみが先ず一番。
誰彼にすべてプレゼントしてしまい(喜ばれもしないのに)因果な性分だ、馬鹿だと思う事が往々にある、、、、

     

     
これは、私が独身の時、仕立て屋さんで作った初めての服。
町一番の仕立て屋だった。
想い出の品として取って置いたのを使い作った。
他に帽子、ポセット。それは見当たらない。

断捨離をやろうと押し入れを開いた。
捨てられない。

まだ袋物が箱に二つばかり詰まっている。

明日の私の身体の事を思うと、早く整理をしなくてはならないのだが、えーいと決心がつきかけて、身軽にならない。

昨日はお裁縫をしていて、針で指を突いた。
痛みより、指から噴き出した血に驚いて悲鳴が。。。
手の平が血で真っ赤に染まった。

腕には血液さらさらの薬を飲んでいるから、無数の毛細血管から出た血の跡がいくつも。消えた事がない。

    ⛄     鎌鼬棲みゐる身ぬち哀しとも

こんな句ができた。


しり取り俳句から

     💌     夜は爪を切るなと婆さま囲炉裏燃ゆ

     💌     年つまる断捨離遅々進まざる

     💌     木守りが木ごとにありぬ柿農家

     💌     公園の掃除機落葉一飲みに

     

     
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冬の雀

2022-12-04 11:00:46 | 老人日記


今日は久しぶりに朝食を連れ合いととった。

サッカーを夜中に観戦をしてから、身体のリズムが狂ってしまい、日中でも、うとうとと夢の中の気分だった。

やっと昨夜は何時もの調子を取り戻して就寝。
今朝は7時30分には布団から出れた。


近くの電力会社の山茶花の垣根。
昨日は買い物帰りに歩いた、歩いた、、、と言えど5000歩少々。

        

雀が止まっていた。ここも電力会社の別の垣。

今の雀をあえて季語にはめるなら。
ふくら雀、寒雀、凍雀、、、、
季語に、、そうよ脚色をするのも、想像をするのも俳人の力。

雀、すずめちゃん、、と語りかけながら見ていた。チチチ、、チとも返事無し。
一羽が飛び立てば次々と飛び立ち、どこかへ去った。



      🐤     雀見ぬ日の久しきに土枯れぬ    臼田亞浪

  🐤     ひら仮名の雀のお墓霜ざれぬ    臼田亞浪

  🐤     雀の子犬の眠りを又覚ます    稲畑汀子

  🐤     交番に届けられたる雀の子    甲斐遊糸

       🐤     寒雀猫が窓辺を右往左往     田中武彦
        ハナちゃんが窓辺で雀を見ていた姿が彷彿とする句。

歳時記からの例句。


    🐥     冬暖か雀見て暇かこちけり

    🐥     先達の雀飛び発つ冬空へ
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