「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

読書恐怖は優秀?

2024年05月05日 10時56分27秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

毎日毎日、森田療法もどきのわけのわからんブログを書いている私です。 

元々馬鹿な上に少し妄想癖もあります。

最近は老人性の物忘れも激しいのでご容赦をいただきたいと思います。

さて皆さんは数ある神経質症状の中で読書恐怖というのを、ご存知でしょうか?

机に向かうと雑念が湧いてきて、学習不能になり、やがて机に向かうことも怖くなり苦しむのです。

広場恐怖やパニックに比べると、軽いと思われる方は、森田療法を理解出来ない方です。

これはとても由緒ある?症状であの森田博士も、水谷啓二先生も鈴木知準先生も若かりし頃に罹られた症状なのです。

この症状に罹った人は、森田博士が言われるにはとても優秀なのだそうです。

森田正馬全集の中には、読書恐怖は優秀であると書かれています。

事実立ち直ってからは優秀な大学を出て、各分野で活躍された人たちが多いのです。

残念ながら、例外もあります 。

それは私です。(笑)

ほっといてくれ!

私は中学二年から、高校の三年間の学生時代この読書恐怖で散々苦しみました。

まさに七転八倒の苦しみでした。

不思議なことに教科書以外は、何でも読めるという、不思議な症状なのです。

なので高校三年間であらゆるジャンルの五百冊位の本を読みました。

友達がいなかったので、図書館にばかり行っていたからです。

今思いますと、勉強をしたい、学びたい、偉くなりたいという欲望が人よりも強かったと言えるかもしれません。

スラスラと勉強したい、計画通り教科書をマスターしたいと、いう思いが強すぎてとらわれてしまったのです。

更に行きたい大学には不合格で、サラリーマン生活でも大した出世も出来ず一旦定年を迎えました。

還暦まで、自分は馬鹿であるという思い込みが抜けず劣等感に苦しみました。

しかしながら、そのおかげて、人様の話に耳を傾ける習慣が身に付きました。

私が学生時代から読書恐怖に罹からずに優秀であったならば理知的傾向に拍車がかかり、慢心していたと思います。

今思えば、※無知の知であったと思う一世です。
 




2024/05/06 一世
※ソクラテスの言葉、不知の自覚ともいわれる。

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自分だけではなかった!

2024年05月05日 05時31分03秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?

私は世間と逆なので仕事ですが、人混みが苦手なので助かっています。

しばらく骨折の為に車通勤から電車通勤の私です。

不便極まりないのですが、これが面白くて仕方がないのです。

旅行に行く親子連れや、1人で珈琲を飲んでいる後期高齢者や奇抜なファッションの若者など人間模様が織りなす景色に飽きがこないのです。

さて自助グループ活動をしていていつも私が思うことがあります。

人間というものは、年齢や環境を問わず、いかようにも変化することができる。

そのきっかけが、自分だけであると思っていた苦しみが実はそうではなかったと気づくこと、そこがすべての出発点であるような気がするのです。

人前でひどく緊張する、電車に乗るとパニックを起こすのではないかと怖い、鍵をかけたか確認を何度もしなければ気が済まない、これらは自分だけで特別なことだと思ってる人は多いのです。

自助グループの素晴らしさはそこで語られる生の体験から「自分だけではなかったのだ」と気づかされるのです。

それがわかっただけでもすでに立ち直りの兆候が見られるのです。

森田療法ではこの平易な気づきを差別観から平等観への意識の変換という言葉で表現をしています。

私たちは誰もが感じる小さな違和感をまるでルーペで拡大するかのように異常なこととして捉えてしまう習慣があります。

長く心に根づいた考え方の癖はなかなか変えることは難しい現実があります。

それゆえに即効性を求めて効果がないと勘違いして森田の学びをやめてしまう人がいます。

残念なことです、是非何とか継続してほしいと願う一世です。

※今日の森田の言葉

ゆえに、少しでもとらわれのメカニズムを知ること。

 今とらわれているひとならば 、まず自分がとらわれているという事実に、気づいていく。

そのへんのところから森田理論を学習して、理解していかれることが必要だと思われる 。

むずしいことではない。

結局習い事をするのと、特に変わりはない 。

ヨタヨタしながらも、何とか学んでいるうちに、理解がすすむ。 

試行錯誤のうちに、いつのまにか自分の事実がわかってくるだろう。





2024/05/05 一世
※山中和己氏、そのままのあなたですべてよし、より一部抜粋

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