
大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
毎日毎日、森田療法もどきのわけのわからんブログを書いている私です。
元々馬鹿な上に少し妄想癖もあります。
最近は老人性の物忘れも激しいのでご容赦をいただきたいと思います。
さて皆さんは数ある神経質症状の中で読書恐怖というのを、ご存知でしょうか?
机に向かうと雑念が湧いてきて、学習不能になり、やがて机に向かうことも怖くなり苦しむのです。
広場恐怖やパニックに比べると、軽いと思われる方は、森田療法を理解出来ない方です。
これはとても由緒ある?症状であの森田博士も、水谷啓二先生も鈴木知準先生も若かりし頃に罹られた症状なのです。
この症状に罹った人は、森田博士が言われるにはとても優秀なのだそうです。
森田正馬全集の中には、読書恐怖は優秀であると書かれています。
事実立ち直ってからは優秀な大学を出て、各分野で活躍された人たちが多いのです。
残念ながら、例外もあります 。
それは私です。(笑)
ほっといてくれ!
私は中学二年から、高校の三年間の学生時代この読書恐怖で散々苦しみました。
まさに七転八倒の苦しみでした。
不思議なことに教科書以外は、何でも読めるという、不思議な症状なのです。
なので高校三年間であらゆるジャンルの五百冊位の本を読みました。
友達がいなかったので、図書館にばかり行っていたからです。
今思いますと、勉強をしたい、学びたい、偉くなりたいという欲望が人よりも強かったと言えるかもしれません。
スラスラと勉強したい、計画通り教科書をマスターしたいと、いう思いが強すぎてとらわれてしまったのです。
更に行きたい大学には不合格で、サラリーマン生活でも大した出世も出来ず一旦定年を迎えました。
還暦まで、自分は馬鹿であるという思い込みが抜けず劣等感に苦しみました。
しかしながら、そのおかげて、人様の話に耳を傾ける習慣が身に付きました。
私が学生時代から読書恐怖に罹からずに優秀であったならば理知的傾向に拍車がかかり、慢心していたと思います。
今思えば、※無知の知であったと思う一世です。

2024/05/06 一世
※ソクラテスの言葉、不知の自覚ともいわれる。