大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日のタイトルは今から30年以上前に書かれたこころのナースコールという書籍からいただきました。
病院の待合室に貸出用におかれていた本です。
副題が悩むあなたへ32人の看護師の話と書かれていました。
日本看護協会が編集協力をされています。
その中に拒食症の問題を扱った章がありました。
「やせたい」願望の落とし穴、画一化された美意識に踊らされる子どたち
というタイトルで、養護教育の先生のお話です。
とても心に残った言葉がありましたのでご紹介したいと思います。
以下参照
外見を気にして人にどう見られるかを意識していることは、青年期の発達段階で大切なことです。
しかし私は生徒たちに、「思春期はまだ完成された体ではないのだからアンバランスでいいのよ。心もゆれて体もゆれている今、全部が整っている方がおかしい!」といっています。
今でも年間、拒食症という心の病で多くの若い女性が亡くなっている、と聞きます。
本当の意味での多様性はまだまだ始まったばかりではないでしょうか。
私は思春期に神経質症状で悩まれている若い人にどうか森田療法が届いてほしいと言う切なる願いがあります。
それはかつて私自身が思春期においてとことん苦しみ森田療法によって救われ、人並みの青春を謳歌できたことへの感謝からです。
金子みすゞさんの死から、明治という時代から今日の令和に変わりましたが本当に人々の心は変わったのでしょうか?
心のナースコールとてもすばらしい、言葉だと思います。
この夏、知人と金子みすゞさんの記念館を訪れる予定の一世です。
2024/05/03 一世
※こころのナースコール
※株式会社法研