大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
二十代の頃、堂々巡りで答えが出ない時、少し心が疲れたと思う時、幾度となく海を見に行った。
単調な波音と、強い日差しに、クレヨンで書いたような深いブルーに心が包まれた。
俺の悩みなんか小さい、そう思えるまでその場所に佇んだ。
するとなぜか、サザンの楽曲が聴きたくなって少しだけ前に進めるような気がした。
あの頃何も欲しくはなかった。
唯一、心のすべてをわかってくれる友達が欲しかった。
あれから、約四十年という歳月が過ぎ去ろうとしている。
家族が出来た、やがて孫も生まれた、職場の仲間や自助グループの仲間も出来た。
しかしあの頃の際限のない孤独は、今も私の心を捉えて離れない。
過去に引き戻されそうになる度に、森田がささやく。
その時と場合に応じて現在になりきる!と。
※今日の森田博士の言葉
「現在になる」というのは、その時その時の外界、内界の刺激に対する精神および身体の自然の反応であって、受け身であり、私のいう「自然に服従し境遇に従順」な状態であります。
自分から進んで能動的に、私のいう思想の矛盾をもってやりくりするのではありません。
2024/05/19 一世