ゴゼンタチバナ(御前橘) ミズキ科
自然園では木道脇でもたくさん見ることができました。
茎の先に6枚の葉が輪生状につきます。
葉が4枚のには花が付いていませんが、どのようにいつ6枚になるのか…
白い花びらのように見えるのは総苞片で、花は小さく目立たないそうです。
でも、被写体としては、白いのを含めて「ゴゼンタチバナの花」で良いような気がします。
花が終わると、赤い実になります。
コバイケイソウ(小梅蕙草) ユリ科
時期がまだ早かったようで、園内で花穂が立っていたのは2~3株だけでした。
湿原や木道脇でたくさんの葉を見ることができましたので、
もうそろそろ白い花を咲かせ、群生していることでしょう。
サンカヨウ(山荷葉) メギ科
キヌガサソウに同じく、ぜひ見たいと思っていたサンカヨウ
見頃は過ぎていたようで、実になったものがほとんどでした。
それでも、遅れて咲いてくれていたのがあり、目的達成となりました。
雨のせいか花が閉じ気味で、花弁は透き通っていて、とても可憐でした。
実はまだ淡い黄緑色ですが、これから濃い青紫色になります。
シナノキンバイ(信濃金梅) キンポウゲ科
花径が3~4センチと大きめ、
黄色の花びらに見えるのは萼片です。
シラネアオイ(白根葵) キンポウゲ科
この花も箱根湿生花園で一度見たきりでしたので、
自生をしているのを見たいと思っていました。
サンカヨウと同じく、見ごろは過ぎてしまったようでしたが、
展望湿原付近で数株、散策路途中の2か所1株ずつ咲いているのがありました。
淡い紫色の花びらに見えるのは萼片で、花弁はないそうです。
シラネアオイの実、不思議な形をしています。
(シラネアオイ)
萼片が変異したようで、これ以上はきっと開かないのかもしれません。
( 撮影日:2017年7月24、25日 )