Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

モノノケと神々が棲む、遠野~その1

2009年07月11日 | 神社めぐり
モノノケと神々が棲む、遠野~その1






盛岡から特急はまゆりで遠野まで約1時間半。

日本の原風景、ともいわれるこの遠野は
あたりいちめん、青々と風にゆらぐ水田や
実りを待つ畑が広がる。






北海道からやってきたアイヌの人々によって
遠野は開かれたのだと言う。

民俗学者 柳田国男が遠野土淵山口に住む
佐々木喜善から採話した、

遠野に伝わる山の神、山人、河童、
ザシキワラシ、などの民間伝承の物語をまとめた
<遠野物語>で有名な地。


まずは、かっぱに会いに。


かっぱ狛犬と


常堅寺には、かっぱ狛犬、というのがいて
狛犬の頭がへこんでいて、水が溜まっている。
火事になったとき、この狛犬が頭の水で火消しをしたのだそうだ。


そして、この寺の奥に<かっぱ淵>が、ある。



かっぱがすい~っと泳いできそうな、
澄んだ小川。




かっぱは、悪戯をしたのに
命を助けられた御礼に、人間に何かしたいと考え、

<お乳>が良く出るおまじないを残していった。
このお堂の中の<お乳>の形をしたお手玉みたいなものには
母乳が良く出る、といったご利益があるそうだ。


う~ん、
せっかくだけれど、今の私には必要なし。




かっぱが泳いでくるのを
しばし、かっぱ淵に座って、待ってみた。




ここで、自慢。

エヘン。 これは、<ホップ>。
そう、ビールの原料。

11月にはこの遠野のホップのみを使った
<遠野産ホップ 限定 一番搾り
が、

ほんのわずかの数量出荷されるのだ、と言う。


タクシー観光のドライバー、佐々木さんが

”送ってあげますよ。11月頃になりますけど。”


やったぁぁぁぁ


ということで、この遠野のホップの一番搾りを
秋に堪能することが、出来る、という自慢。ふふふ




のどかな、田園風景が続く。
こんな水車小屋も・・・。


実は、私は早池峰神社に行きたかった。
でも、ちょっと遠い。
最初はあきらめていたのだけれど
どうしても、ココロの中で<早池峰神社>が消えない。

思い切って佐々木さんに

”やっぱり、早池峰神社、行きたいですっ!”とお願いした。

タクシーで片道30分ほどかけていくが
佐々木さんも、大好きな場所だと言う。





途中、重端渓という美しい渓流の場所を
案内してくださった。




パワースポットでもある、早池峰神社。

不思議な、山の神様がいらっしゃるような、神秘的な、神社。




木々が立ち並ぶ、参道。

木々の間から差し込む光に
身もココロも洗われる。


この神社のすぐ近くには

ザシキワラシに高い確率で
出会うことの出きる民宿がある。

妖怪マニアとかには、有名らしい。


わざわざ、そこに泊まらなくても、

神社の境内や
水車小屋の後ろ、清流の近くなどに

たくさん、

モノノケが楽しそうに隠れているような・・・

そんな、気がする。



遠野の旅は、まだ続く・・・。