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アガサ・クリスティー

2009年07月26日 | mama
アガサ・クリスティー



今朝、羽田空港から息子は
奄美大島から船で1時間ほどの無人島へ出発した。


実はこの<奄美大島無人島サバイバルキャンプ>
に参加するのは2度目。

1回目は小学3年の夏だった。

本当の無人島なので

・水道
・電気
・ガス

いわゆるライフラインは何も無い。


飲み水は奄美大島から船でタンクに積み、
それを沸かして飲む。
あとは、
全部、海で。 

お手洗いも、砂を掘り起こして。

漂流したアザラシみたいに
砂浜にシュラフを並べて、星空を見上げながら、就寝。


という、
本当のサバイバルの6日間を過ごす。


小学3年の夏休みが終わった後の
<自由研究発表>で
息子の

<無人島サバイバル体験>の発表には
学校の先生たちも大注目だった。

それほど、

サバイバル、な体験をするのだ。






出発前。これから奄美の無人島へ。



小学3年の夏、息子は正直
このキャンプでバテた。

それが悔しかったのか、受験が終わった
中学1年の夏に、
必ずこのキャンプにリベンジで参加したいと
ずーっと希望していた。


せっかく受験が終わった夏だから

マミィとオキナワぢゃない?

と思いながら、息子の無人島サバイバルへの思いは強く

今日、旅立っていった。



私は美しいホテルや宿が大好きだが(ふふふ

男の子というか、男性は

”自分の枕ぢゃないと眠れない。”

みたいな神経質でひ弱な男性はちょっと・・・


何かあっても

”大丈夫だよ。”

と言って助けてくれるような男性が好きだし、
息子にもそういう男性に育ってほしい。


ので、

<無人島サバイバル>。




キャンプのリーダーとなるお兄チャマたち




私はまだ夜明け前の午前3時半に起きて
おにぎり弁当を作る。


5時くらいになると明るくなり
まだ少し涼しい。


”仕事が出きる人は朝早起き。”

というのも納得出来る。

これからまだまだ1日は長いし、

すっきりした朝の空気はクリエイティブに効きそうだ。


・・・しかし、低血圧の私は
分かっていながら、
この時間、起きているのは年に1~2回ほど。






さて、今日のタイトルが何故<アガサ・クリスティー>かというと・・・


昨日、息子がソファでくつろぎながら
<アガサ・クリスティー>の伝記マンガを読んでいた。


”あのさぁ、ママもアガサ・クリスティーみたいなのを
 目指したら、いいんぢゃない?


と息子が言う。


”アガサ・クリスティー? 何で??”と、私。


息子は”ほら、これ、いいと思うよ。”と
その本を私に渡してくれた。


アガサ・クリスティーは推理小説を書き
それが売れるようになってきた頃、夫と上手くいかなくなり
離婚する。


しかし、その後
考古学をやっていた14歳も年下の男性と再婚する。

その男性は、年齢の差や
アガサ・クリスティーの高名など気にせず、
アガサ・クリスティーの活躍を支え、
二人は考古学、という共通の趣味を持ち
生涯、幸せに暮らすのだ。


つまり、息子は
そういう男性とめぐりあうと
私も幸せになれるよ、

と言いたかったのだ。



・・・うぅぅ泣ける。


というわけで、
息子のアドバイスが<アガサ・クリスティー>というわけ。




息子の飛行機が無事離陸したのを見届けて
私は羽田を後にした。



思いっきり広がる夏の空を仰ぎながら、

<アガサ・クリスティー>的自分に
意識を向けてみようかな。

と、ふと思ってみたりした。