
私は、忙しいと太る。
普通、忙しいと痩せるというけれど
私は、逆だ。
この春から夏にかけて
万博の準備にあけくれていた私は
毎日新聞に書評が紹介されたその写真をみて
”迫力出てきたんぢゃない?”
と何人かから言われた。
怖くて暫く体重計にも乗っていなかったが
自分でもまずい、と思っていた。
私がオフィシャルブロガーをやっている
Efilという雑誌に
<ファスティング(断食)プログラムがあるホテル>
という特集をやっていたのを思い出し
”ファスティング、やってみるか。”
とまたいつものチャレンジ精神がむくむくっと沸いてきて
生まれてはじめて、ファスティング(断食)
2泊3日のプログラムに
挑戦した。
これはたしか、6月の終わり頃の話。

選んだのは
新幹線1時間で行ける那須にある
アイランドホテル&リゾート。
あまり深く考えずに
温泉に入りながら
きれいなホテルで痩せよう!くらいに思っていた私。
ホテルに着くと
お洒落なロビーに案内され、
栄養士の先生のカウンセリングが始まる。。。

食べないことで痩せるというよりも
ファスティングすることにより
カラダに溜まった毒素を出していくことに
目的が、あるとのこと。
尿の検査とかもあり、
結構想像していたより、本格的。
その日の夜、
次の日の3食(?)は全て野菜ベースのジュースのみ。
あとは水を大量に飲む。
空腹感よりも眠気に襲われますよ、との説明を受ける。

これが、1食分。
初日は楽勝。
しかし次の日から大変なことに・・・。


次の日も、食事の時間には野菜ベースのジュースのみ
低血糖で激しい頭痛。
でも
デトックスだからもちろん、薬は×。

説明のとおり、
空腹よりも激しい眠気に襲われる。
そして、吐き気。(ごめんなさい。

何か食べたいどころではなく、
水を飲んだだけでも、吐き気が止まらない。
全身確かに、これがデトックスというものだろうけど
長年飲んでいたアルコールだとか、
薬だとか、
そういうものがカラダから出されていくのが分かる。
でも、つらい。。。

なんで、お金払ってこんなにつらい思いを
しなきゃいけないのだろう。。。

泣きながら、最終日の朝を迎えた。

最終日の朝は回復食とよばれる食事が出される。
ひさしぶりの食事は
おいしんだろうなぁぁと想像していたが
全然、食欲が無く
かぼちゃのスープをいただいただけだった。
で、
こんな思いをしてどれだけ痩せたかというと
<マイナス2Kg

まぁ、2泊3日ファスティングプログラムの
理想的な形らしい。
フラフラになりながら
窓の外を眺めた。

実はこのホテル
ゴルフ場を併設したこんなに美しい景色が楽しめる。
ファスティングプログラムでなければ
那須高原でとれた新鮮な野菜や
卵や牛乳が楽しめる
極上の、リゾートホテルだ。
体重の管理は普段からちゃんとやることにして、
次にここに来る時は
ゆっくりと美しい時を過ごしにこよう、と思った。
ファスティングをやって以来、
牛乳を豆乳に換え、
毎朝
体重計に乗ることにシテイル。
(大きなリバウンドはおかげさまで、なし。)
今だから明かせる、
ちょっとつらい、ファスティングの、話。
