チョコレートの世界がなんとも奥深いことは、すでに下記に書いた通りなのですが…。
最近はカカオ豆の生産から一貫してチョコレートまで仕上げる「Bean to Bar」なる専門店が増えているようです。
冒頭の写真は、沖縄の北谷にあるTIMELES CHOCOLATEさんのチョコレート。
旅好きな店長さんが行き着いた究極のチョコレートのお店。職場の先輩から紹介いただき、一度お店にお邪魔したことがあります。
世界を旅してチョコレートに行き着く方っていうのは意外と多いのか、初めて参加した「カカオからチョコレート作り」のWSもそんな元旅人さんが主催してました。
この時は2つの団体が共同主催していたのですが、どちらの団体の代表も世界を旅する中でボランティア活動を経験したことが引き金となり、活動を立ち上げたようです。
もっともそのうちのお一人はすでにブラジル滞在歴20年。JAICAの草の根プロジェクトに長年携わってきたとのことで、チョコレートというよりはそれを生産する農家さんの支援活動をされている方。他にも母性保護に関する支援などを手掛けられているという、その道のプロ。
世界を旅するうち、そこに自分の生きがいを見つけることはままあると思いますが、そこに根をおろし、地道な活動を長年に渡って続けていくことは並大抵のことではありません。底知れぬ情熱とバイタリティを感じました。そこで知ったのが、
アグロフォレストリーという言葉です。 このアグロフォレストリー、定義は曖昧らしいのですが、ざっくりいうと、さまざまな農作物や樹木を植え、多岐にわたる収穫物を持続可能な方法で得る農林業。主催者曰く、熱帯の里山作りだそうです。なるほど〜。
その作物の一つが、カカオ。カカオは強い日差しを嫌うため、こうした農法は非常に有効のようです。その技術支援をして地元の農家を活性化させる。それが主催者が運営するNPOの目的
詳しくはこちらのHP
当時の話では、そうして収穫したカカオ豆を買い取ってもらえるシステムを作ることがゴールと話されていました。
作り手も買い手も笑顔になれる、そんなチョコレートが実現できたら素敵だなぁと思います。いわゆる今流行りの「誰も取りこぼさず、格差をなくす、持続可能な社会」の実現ってやつです。
ちなみにこの時共同主催していたもう一つの団体の代表はなんと当時学生。ガーナのカカオ農場を支援する活動を立ち上げ、精力的に活動していた様子。現在もその活動は引き継がれ、続いているようです。
さて、実は先日も「カカオからチョコレートができるまで」というイベントに行ってきました。
こちらは日比谷花壇大船フラワーセンターが、明治とともともに開催した講座(2020.2.8)。
実は明治もこのアグロフォレストリーを支援しているのだと知りびっくり。
他にもこんな取り組みも(動画)
企業のイメージアップ効果も狙っているとは思うのですが、少しずつでもこういう取り組みが広がっていけば素敵だなと思います。
この日講師をされたのは、下の写真にもある大人向けのチョコ「ザ・チョコレート」の立ち上げに携わったという女性。チョコレートやカカオ豆への熱い思いを感じました。
左上:カカオパルプのジュース 右上:苦〜いカカオ100%ペースト
左下:食べ比べ
右下:明治のチョコレート(お土産)
ちなみにこの講座。冒頭に名物園長さんが南米チックなポンチョで登場したのもインパクト大でした(笑)
手に持たれているのは、バニラのようなチョコレートのような甘い香りがするオンシジューム。
そしてカカオの苗木も!!
あっという間に話に引き込まれてしまいました。うまいなぁ〜。
…というわけで3部構成のチョコのお話はこれで終了。まだ、消化不足でうまくまてめきれなかったところも多いですが、楽しんでいただけだでしょうか?
同じ体験をしてみたい!という方はこちらに行くとワンコインで体験ツアーに参加できるとのこと(予約制)
※Meijiの回し者ではありませんが、低料金で定期的に開催しているという点でオススメ。「カカオからチョコレート 体験」で検索すると他にも不定期開催のイベントがあります。
チョコの食べ比べがしてみたい方はこちらの記事も
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