YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ヤマルリソウ

2020-03-18 07:00:00 | 草花

ヤマルリソウ(ムラサキ科)
原産地:日本(固有種) /4〜5月に開花

写真は、早春の高尾山の斜面。ひつそりと咲いていたもの。瑠璃色の花は小さくても目をひきます。

「瑠璃色」って、言葉の響きもなんだかいいですよね。

古来より季節の移ろいを愛で、自然を崇高してきた日本人。その文化は色の表現にも表れているようです。

青色1つをとっても、「紺」「群青」「瑠璃」「浅葱」「空」「水」「天」「縹」「露草」…など、自然の中から様々な表現が生まれています。



さて、ヤマルリソウの花ですが、とても小さく、花径は1cmたらず。

咲き始めは薄ピンクなんだそうですが、残念ながらいまだ確認できず。

真ん中に白く見えるのは、雌しべとか雄しべなのかと思ったら、どうやら違うみたいです。

花弁の基部が内側に巻き混んで作られた、副花冠と呼ばれる部位だそうです。これがあることで、昆虫へのピーアールが増すみたい。

こちらはワスレナグ↓



この時期、花壇で見かけるこちらの花も、ヤマルリソウと同じムラサキ科の植物。

副花冠が黄色いので、より華やかな印象。
そして、「勿忘草」という名前のインパクト。

小さい花ですが、色があせないので押し花向き。ピンセットでちまちまとした作業が必要ではありますが、庭植えしておくと、1粒で2度美味しいタイプです。



瑠璃色が好き〜っていう方は、こちらもよろしくお願いします↓


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