
ゼラニウム(フウロソウ科)
原産地:南アフリカ/ 四季咲き
ゼラニウムが、南アフリカのケープ地方からヨーロッパ渡り、品種改良されたのは17世紀のことらしいです。それ以後、ヨーロッパでは玄関や軒先を飾る花として定着。

@フェックス谷(スイスエンガディン地方)
ゼラニウムは匂いが強いため、玄関に飾ると魔除けになると考える地方もあるんだとか。日本が節分にイワシの頭を飾るのと一緒ですね。
丈夫な植物ですが、温度が高くジメジメしたところが苦手。

だから、我が家では盛夏を過ぎるとこんな風に歯が黄色くなってしまいます。高温障害って言うらしいのですが、再び秋になって気温が落ち着くと復活してきます。
さらに気温が下がり霜に当たると、今度は葉っぱが赤くなったしまいます。

そしてこれも春になって暖かくなると、次第に復活してくれます。

というわけで、盛夏と真冬を除いて、だいたい咲いてくれているありがたい植物がゼラニウム。
しかも、切り花にしても長持ち。
ただし、花びらがはらはらと散るので注意してください。

ゼラニウムの香りは独特で、蚊除けにもなるくらいなのですが、精製されたアロマオイルはイライラを落ち着けてくれる働きもあるそうです。
さて、そんなゼラニウムに種がついているのを発見しました。

なんと、綿毛タイプです。
見つけたときにはすでにいくつか飛んで行ってしまった後ようで、すでに残り1つでした。調べたところ、1つの実に3〜4の種子がついてきるとのこと。

で、この種子なんですが、よく観察してみると何やら螺旋状の軸のような部分を持っているようです。
!!!

これって、ひょっとして…
自分で種まきをするカラスムギと同じ仕組みなのでは!?
フウロソウ科にはやはり螺旋の軸を回転させて土に種を固定する種があるとのこと。
で、実験しようと思った矢先に風に飛ばされて種を紛失しました…(T . T)
む、無念…_| ̄|○
今度見つけた時こそ!!!

ゼラニウムは挿木でどんどん増えます。
今の職場に緑の手をもった(園芸上手な)方がいらっしゃり、どんどん増やして配ってくれます♪
なんてありがたい!!
というわけで、ラベルを作ってみました。

こうしたラベル。つけておくと、中には気に留めて興味を持ってくれる人がいるようです。よろしければお使いください。
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