「春分」と「秋分」は昼と夜がほぼ半分ずつの時間になる日です。
この現象は、地球上のどの地域においても、若干のずれは生じるものの同じ日に起こります。赤道上にある地域では太陽が真上を通る時間に影が消えます
※画像は国立天文台HPより
この図は北半球から太陽を見た太陽の動きです。緑色の線が春分の日。
南半球では東から昇った太陽は北高いところ(北中)を通り、西へ沈みます。
春分の日は、昼と夜とが同じ時間になる日。正確には地域によって若干のズレがあり、日本では昼の方が24分ほど長くなるそうです。この日から夏至にかけては昼が長くなるのはどの国も同じ。
ちなみに赤道直下の都市ではこの日の正中時、太陽が頭の真上を通るため、その瞬間、影が消えます!!
真上を通るので方位も南と北のちょうど真ん中。「南中」でも「北中」でもないので、その両方を指す「正中」という言葉を使うしかない。
赤道の上に位置する国は、
インドネシア、モルディブ、ブラジル、コロンビア、エクアドル、キリバス、サントメ・プリンシペ、ガボン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ケニア、ソマリア
赤道の上に立つ@赤道博物館(キト/2013)
中でもエクアドルは首都キトが赤道の上にあることから、名前そのものがスペイン語で「赤道」を意味しています。
この影が消えるという現象、一度体験してみたいものです。
ご近所(?)では、シンガポールがほぼ赤道直下に位置しています。
ガーデンズ バイ ザ ベイ@シンガポール/2014
春分の日に影が消える現象を見るにはうってつけかなぁ…。
いつか行きたい!!!