きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

デッドマン・ウォーキング

2010年10月22日 | アメリカ・イギリス
デッドマン・ウォーキング(原題:Deadman Walking) 1995年  ☆☆☆☆☆
監督:ティム・ロビンス
出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン

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面白かった 見ごたえあった

ちょいと言い方が変だから誤解を受けないといいんだけど
手当たり次第に韓国映画を見続けて(勝手に)食傷気味になってたところで
こういう映画が観たいなぁってイメージしてたのがあって
やっとその望みどおりの映画を観たといいますか、そーんな満足感、満腹感☆☆

Deadman Walkingとは死刑囚が独房から処刑場へと連れられていくその最後の歩み、もしくは、監獄から処刑場まで出発の合図、ネット検索したらそんな意味のようです

宗教的な話は詳しくないからわからないけど
あの状況で死刑囚とあんなふうにゆるぎない姿勢で向き合えるってことは、凄いことだと思って信仰の力を感じた
人が人を裁くことはどういうことか(死刑制度に対する是非)
人はどうやって憎しみと対峙してくか
いろんな問題を投げかけてくるんだけど

それよりもなによりも、もー何が良いって
スーザン・サランドンとショーン・ペンの演技力の素晴らしさがケタが違う
登場した時のショーン・ペンの顔、怖かったよー
絶対に殺人犯の顔だった(笑)

堪能させていただきました
じっくり見てじっくり楽しんだって感じ
あー、満足☆  面白かった~~☆

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ルイジアナ州ニュー・オーリンズ、セント・トマスの希望の家で働くシスター・ヘレン(スーザン・サランドン)は死刑囚マシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)から手紙を受け取る
マシューは相棒と二人でカップルを惨殺し州立刑務所に収監されていた
死刑囚と会うのは初めての経験だったがヘレンはマシューの求めに応じ刑務所を訪れ彼と面会する



俺たちは天使じゃない

2010年10月19日 | アメリカ・イギリス
俺たちは天使じゃない(原題:WE'RE NO ANGELS) 1989年
監督: ニール・ジョーダン
出演: ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、デミ・ムーア

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ロバート・デ・ニーロとショーン・ペンが共演してるってことと
タイトルがいいよね
たぶん今までどこかで観たんじゃないかとは思うんだけど

デミ・ムーアは「ゴースト」で有名になった(よね?)けどその前年にこの映画に出てたのね
若くて、そして綺麗~~

ちょっととぼけた天然なショーン・ペンの即興説教と
滝(ダム)を流れるマリア様像がクライマックスね
デ・ニーロがとぼけた顔して演技してて楽しそうだった
(見るたびにアンタッチャブルのザキヤマさんを思い出して仕方ない、、すいません

カナダに近いアメリカの刑務所。極悪囚人のボブ(ルッソ)が処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して脱走を謀った。処刑場にたまたま居合わせたコソ泥のネッド(デ・ニーロ)とジム(ペン)は訳がわからないままボブと共に脱走し、二人はカナダ国境を目指すのだった。しかし途中で老婆と出くわし、でまかせ言った言葉から著名な神父様に間違われる。


グラン・トリノ

2010年10月16日 | アメリカ・イギリス
グラン・トリノ(原題:GRAN TORINO) 2008年
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー

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グラン・トリノって車の名称だったんですね
フォード社製のヴィンテージ・カーの名称

上映されてた時からともかく皆さまが絶賛されるので、いつか観ようと思っていました

想像してたのと違いましたね
勝手に、すごい超大作映画をイメージしてたんだけど
うん、違いました
でもイメージしてたのより遥かに面白かったです

頑固なウォルト爺さんが暮らす家とタオが住むお隣や、ご近所や
すごく狭い範囲で起きてる話なんですよね
そして敵はすごい相手かと思いきや、ただの街のチンピラで

でも、古き良きアメリカを生きてきた誇りや
朝鮮戦争で戦った苦悩や
たくさんの移民してきた人たちや
人種の隔たりや
父親の姿や
あまりにも深くてたくさんのテーマが含まれてて驚きです

芝を刈り
道具を使って何でも修理して
車を洗って
年老いた犬と毅然と頑固に暮らしてて
ウォルトの暮らしぶりがすごくいいのよね

最初は俗世間から浮いている変わり者かと思ったけどそうじゃなかった
悪口を言い合いながら信頼しあってるイタリア人(?)床屋の友人がいるし
タオ仕事を斡旋する知り合いもいる
タオに口のききかたを教えるところなんて最高よね
悔しいけど、ちょっと女では太刀打ちできないカッコよさでした
ビールと料理につられてお隣にお邪魔しちゃうとこや
モン族の人の義理堅さに困惑するところも可愛かった
偏屈で頑固爺さんだけど、だからこそちゃんと人を見る目があるのよ

ラストはチト見事過ぎるんじゃないかと思いますけど(戦場じゃないんだし)
ずっと持ち続けてきた戦争の罪悪感をきちんと決着をつけたのね
それまであんなに武器を持って脅してたのに
最後は武器を持たなかったということの意味は深いよね
思わず、そうくるかー!と唸ってしまいました☆

死に様を見せるってあると思うんですよね
人はいつか死ぬから
こんなにカッコいい親父(爺ちゃん)を持ちながらウォルトの息子や孫たちはバカだよね

面白い映画でした☆

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妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた
そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う
やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく



I am Sam

2010年10月13日 | アメリカ・イギリス
I am Sam アイ・アム・サム  2001年
監督:ジェシー・ネルソン
出演:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング

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面白かった~
子供を育てるために必要なものはなんだろう、、って話よね

「一番大事なのは子供の話を聞くこと、わからなくてもいいから一生懸命に聞くこと」
7歳の知能しかないサムが7歳の娘を育てながら、ちゃーんと考えてるもんな~

何がいいって映画で流れる音楽がすべてビートルズだってこと(カバーですが)
サムはビートルズが大好きで、娘の名前もLUCY IN THE SKY WITH DIAMONDRING からルーシーと名づけたの

私が一番好きな場面は
ルーシーが里親の所に引き取られた後、学校に通うルーシーのところにどこからか紙飛行機が飛んできて、それをルーシーが大事そうに服の中にしまう
ルーシーが通りすぎた後、木の上にはサムがいてルーシーのこと見てるの
そのとき流れてたのが「Blackbird」
いいですね~☆

そこからラストにかけてがスカッとする楽しさ
里親もルーシーを本当の娘のように大事に思ってて
サムも里親から娘を引き離したいんじゃなくてただそばにいたいだけで
何が娘にとって一番幸せかをみんなで考えてて

娘と取り戻すために裁判で争う話だったのに
そんな小難しいことをスパッと切り離して幸せなエンディングで
これぞハッピーエンドだわ~☆

ショーン・ペンが見たかったんだけど
知的障害者の役、本当に素晴らしいのひと言です

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7歳くらいの知能しか持たないサムはコーヒーショップで働きながら、ひとり娘ルーシーを育てている。しかしサムの養育能力に疑問が投げかけられ、ルーシーが7歳の誕生日を迎えた日、サプライズパーティーをしようとしていたサムの家に児童福祉局のソーシャルワーカーがやってきて娘を取り上げられてしまう。サムは敏腕女性弁護士に助けを求めるが彼女は夫と息子との関係に悩んでいた。


瞳の奥の秘密

2010年09月30日 | アメリカ・イギリス

瞳の奥の秘密(原題:El Secreto De Sus Ojos) 2009年
監督:ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチェラ

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ハリウッド映画さえも顔と役名がこんがらがって途中でストーリを見失うことがある私が
アルゼンチン映画とな(笑)
映画の評判の良さとチャレンジ精神から
観てきました「瞳の奥の秘密」(原題はあなたの目の秘密)

ひと言で言うと面白かった

観る前はラブストーリかなって思ったけど
あと一歩が踏み出せなかった男が定年後それを悔いる話?
25年前の自分を清算しようと振り返っているうちに
事件の壮絶な(執念の?)顛末を知り
今更ながら先に進もうと決意する話?
ってとこでしょうか。。。。。

主人公は刑事裁判所を定年で退職したベンハミン(リカルド・ダリン)
彼の人生を大きく変えた25年前の事件をテーマにして小説を書こうと決め
事件当時ベンハミンの上司だったイレーネ(ソレダ・ビジャミル)を訪ねる
ある事件とは、銀行員の夫リカルドの新妻が自宅で暴行され殺害された事件だった


最初は回想の中で殺人事件が起き、犯人が捕まり、その後が展開するんだけど
犯人が見つかるまでが現在と過去を行ったり来たりして、なかなか進展しなくて
単調だったせいかちょっと退屈でした
一瞬ウトウト、、ってしてしまった、笑
そしたらいきなりサッカー・スタジアムの場面になって
すごい歓声で(アルゼンチンだもんな~)
空撮からぐ~~~っと寄ってきてカメラすごい長回しで
そして犯人を追いかけるのにグルグル回るしで
ここで一気に目が覚めた(笑)
で、そこからどどーんと面白くなった

暴行殺人で終身刑となった犯人のイシドロは拘留中に得たゲリラの情報を当局に提供した事で無罪放免、さらに大統領(だっけ?)のSPに抜擢されていた

ここが釈然としない部分だったんですよね
国が違うといろんなものが違うから、日本ではありえないけどアルゼンチンではありうるの?
それにしても殺人犯がSPってありえん!って変な居心地の悪さを感じたんだけど
実は1974年という時代背景はファン・ペロン大統領の死去後、後継の妻イザベルの失政が続いて社会が不安定化し、軍と政権との間で緊張が高まっていて、そういうこともありうる時代だったそうです、なるほどね~
これは後で調べてプチ納得したことなんだけど、映画を観ながらそういう時代の空気感まで楽しむにはちょっとアルゼンチン映画では無理っちゅー話よね

まっ、それはさておいて
ラストがね
絶対このままじゃ終わらないよな
何が待ってるんだ~~
って思いながら観てたんだけど

新妻を殺されて、さらに終身刑になった犯人が釈放されてのうのうと生きてると知って、世捨て人の様に暮らすリカルドをベンハミンは訪ねるんですよね
リカルドは「25年も経った、もう事件を忘れるべきだ」って言うの
ほぼ涙無しで観ていた映画だったけど、唯一何故かそのセリフで涙がちょっと出たの
何故だかわからないけどすごい重みを感じて
そしたら衝撃の(途中で予測でできたけど)顛末が待ってました
んんん~~~~ん。。。。

映画のパンフレットには
「愛の本質」だとか「不変の愛」だとか「愛し続けることへの確信」だとか書いてあるけど
私だったら「悲しい男たちの物語」としか言えないかも、、、、
あまりにも一途で、、、(オンナって冷たい?)

アメリカのエール大学を出てエリート街道を歩むイレーネに対して自分は高卒
お互いに好意を持ち合っていたのに、強いコンプレックスからイレーネが他の男と婚約しても何も言いだせないベンハミン
定年を迎えて人生を(その事件を)振り返る中で、くすぶっていた彼女への思いをもう一度踏み出そうと決意して終わるんだけど、最後の彼女のセリフが
「簡単じゃないわよ」
笑えるくらいいカッコいい~!
アカデミー賞外国語映画賞受賞作品に対してこんなこと思ったら申し訳ないけど
なんかベンハミンは彼女には歯が立たない気がしないでもない(すいません~


月に囚われた男

2010年06月19日 | アメリカ・イギリス
月に囚われた男(原題:MOON)  2009年
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:サム・ロックウェル

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宇宙飛行士のサム(サム・ロックウェル)は世界最大のエネルギー企業“ルナ産業”と契約して地球で必要なエネルギー源“ヘリウム3”を採掘するために3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く
地球との直接通信は許されず話し相手は1台の人工知能コンピュータ(ケヴィン・スペイシー)だけ、愛する妻と幼い愛娘の通信映像を見て気を紛らわす毎日
常に孤独感に苛まれた日々だったが任務終了まあと2週間だった
ある日、サムは月面車で事故を起こして負傷し気をうしなう
やがて医務室のベッドで目覚めたサムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する


究極の単身赴任(笑)
もうちょっとファンタスティックな映画をイメージしてたけど
全然違いました
自分が存在するってなんだろう、、って考えちゃう

登場人物はサム・ベル(サム・ロックウェル)ただ一人

話相手は人工知能ロボットのガーティーだけ(彼がいろいろ面倒を見てくれる)
月でたった一人で暮らすのは想像を絶することだけど
基地内には運動するシステムもあって
重要な仕事もあって
なによりそれで地球のエネルギー危機が救われてるんだもんね
すごいやりがいのある仕事です

3年の契約期間ももうすぐ終わるし
映画の始まりはけっこう快適だったんです(笑)

それがある事故をきっかけにして
絶対にありえ得ない状態になって
その謎が解けるまでが
この映画の見所でした

ロボット(人工知能)のガーティーとか(声を担当してる人は超有名な俳優さんらしい)
ビデオメッセージで家族は登場するけど
登場するのはサム・ベルだけ
途中から他の彼が登場するけど(さらにもう一人も、笑)
これはすごいアイデアだわ


謎が解けたら

ひたすら愕然として

愕然としたあとには、解決もなにも、、、


派手なアクションもないし
激的な解決もしない
果てしない宇宙で
主人公はひたすら孤独で

あ~~、人間の存在ってナニ?って思う映画でした
アイデアひとつででこんな斬新な映画が作れちゃうんですね

面白かった☆

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第9地区

2010年04月19日 | アメリカ・イギリス
第9地区(原題:District 9)  ☆☆☆☆☆
監督:ニール・ブロムカンプ
出演シャルト・コプリー

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南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙
船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て難民と化していた
南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り彼らを住まわせることにする
28年後、市民と“彼ら”の争いは絶えず、共同居住区“第9地区”はスラム化していた
超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定
現場責任者ヴィカスを派遣し彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回る


いやー
面白かった
で、疲れたーー(笑)

エイリアンが登場するけれど、彼らは未知の存在ではなくて地球上に何百万(?)もいてスラム化し、はっきり言って邪魔な存在
映画は面白いらしい
というプチ情報だけで他はいっさい知らずに観にいきました

最初はドキュメンタリみたいにインタビュー形式で始まります
後で知ったんだけど実際に南アフリカの市民にインタビューして彼らに外国人について語ってもらったらしい
リアルだったわけです

南アフリカのヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船
宇宙船が壊れて宇宙を放浪していた彼らは難民となり難民キャンプ第9地区に住む
これ南アフリカってところがリアルよね、、、

あまりにスラム化して周りから苦情が絶えないので第10地区へ移住計画されるんだけど政府の委託を受けエイリアン支援を行う企業MNUのヴィカスが映画の主人公
このおっちゃんがまた田舎の公務員みたいな風情のおっちゃんで
ボロボロのバラックみたいな小屋を一軒一軒まわってエイリアンから移動の承諾書にサインを貰うの
なんじゃそれーーーって感じ(笑)

それがずっとドキュメンタリ風に続いて
ともかく不衛生で汚くてえびと言われるエイリアンがわけわかんなくて
いやーー、これが延々と続いたらどーしよーって思いましたよ

しかし、あることがきっかけでおっちゃん(ヴィカス)の体に変化が起きはじめて、、、

そこから先は
グイグイグイグイって引き込まれて
凡庸な印象だったヴィカスがとんでもないことになります

エンディングまで息もできないくらいの迫力でした
映画を観てるというよりヴィカスになった気分よ
観終わってグッタリしました(笑)

差別問題を扱った深い意味を持つ映画

でも、高尚な映画っていうのともちょっと違って
エイリアンはゴムと猫缶が大好物で
映像の向こうの方で、車のタイヤかじってたりするから可笑しすぎる
人間がこっぱ微塵に吹っ飛んじゃうから、そのたびに体が硬直するし
旦那や息子がいつもやってるゲームの世界のようでもあり

なんでもありのごった煮みたいな、、、
私が韓国映画が好きなのは、わけわかんないパワーみたいなのを感じるからなんだけど
この映画
はるかに上をいく凄まじさでした

体の力がやっと抜けたのはラスト数分だけでしたね

面白かった☆

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アバター

2010年04月19日 | アメリカ・イギリス
アバター(原題:AVATAR)
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーヴァー

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下半身不随で車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は衛星パンドラにやって来た
彼のミッションはアバターとなってナヴィ族に接近し情報を収集すること
ナヴィ人と人間を掛け合わせた「アバター」という肉体が作られ、ジェイクアは操縦者になりアバターに精神を投入させパンドラ奥深くに分け入って行く
しかし軍の真の狙いは環境破壊などを気にすることなく莫大な資産をもたらす鉱物の採掘だった
慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼はナヴィ族の王女ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)に助けられる


これ3月に観たのをレビューするの忘れてました
本当は霜花店を観にいったんですけど、1日1回上映でレディスデイだったせいかなんと立ち見、それで急遽アバターを観ることにしました
予定外だったので最初の10分くらい観られなかったんですよねー
やっぱり映画の導入部分は重要よね (予告編も観てなかったし、、、)
実写のジェイクとフルCGのアバターのジェイクの関係性がつかめなくて
最初ちょっとだけ混乱しました

もちろん3Dメガネをかけて3D(立体版)で観ました
これは後でDVDで観ても経験できないですからね
ディスにーランドで見たマイケルジャクソン以来の3D(何年ぶり?笑)

極度の高所恐怖症な私ですが、気持ちよく空を飛びました
空を飛ぶってあんな気持ちなのね~
「体感する映画」すごい迫力で見ごたえありました
それだけでも映画を観にいった価値がある気がします
(でも字幕も見なくちゃいけないから、それがちょっと辛い、目が疲れた~)

物語は、自然と共生して暮らすナヴィ族と、貴重な鉱物資源を得るためにパンドラにある聖なる巨木を倒してまでも奪おうとする軍の対決
ジェイクとナヴィ族の王女ネイティリの恋愛も描かれていて
ひと言でいうと気持ちよく観られる映画
とてつもなくスケールの大きなSFファンタジー・アクション映画でした

ところで王女ネイティリの表情が可愛くて素敵だったんだけど
CGでしか登場しないから架空の人、というか存在しないのかと思いきや
ゾーイ・サルダナという女優さんが演じてるのね
彼女が本当に魅力的でした

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ラブリーボーン

2010年02月04日 | アメリカ・イギリス
ラブリーボーン(原題:THE LOVELY BONES) 2009年

監督:ピーター・ジャクソン
出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ
スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ

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映画って、事前情報を知って観た方が楽しい場合と
そうでない場合があって
これはテレビでやってる予告編をチラッと見た程度だったんだけど
私が想像していたものとは全然違う映画でしたねー
面白かった☆

LOVELY BONES って美しい骨っていう意味なのね
てっきり LOVELY BORN だと思い込んでて
美しく誕生する=生まれ変る、、みたいな意味かと思ってました

観終わって「美しい骨」で納得
最後は骨になった(=死ぬってことよね)人たちが
憎しみや悲しみ苦しみから解放され、きれいな魂になって欲しいという
願いを感じました

スージー・サーモンは14歳のときに近所に住む男にトウモロコシ畑で襲われ殺された
父は犯人捜しに明け暮れ、母は愛娘を守れなかった罪悪感に苦み家を飛び出してしまった
スージーが辿り着いたところ
そこはこの世ではなく天国でもなく、家族を見守れるところ
スージーは自分の死でバラバラになってしまった家族のことを心配しながら
やり残したことを叶えたいと願う



この映画をサスペンス映画と思って観たら消化不良でしょう
明確に事件解決しないもん(なんとなく解決するけど)
私もファンタジー色のあるサスペンスものだと思っていたので
最初のあたりは
延々と描かれるこの世と天国の中間の世界の描写が、長いじゃん、、、って思ったし(笑)

こうなるんだろって想像することを次々と裏切るんですよね
スージーが「殺された14歳の少女」だということは映画の冒頭で明かされるから
次に誰が殺したか、ということになるんだけど
最初にショッピングモールで怪しげな太った男性が登場して
怖そうないかにも犯人そうな風体の男なんだけど
すぐに白血病の娘を持つ心優しいお父さんだってことがわかって
まず、ここで観客のミスリードを誘ってます

予告編でも登場する憧れの上級生のレイや
死者を感じることのできる少女ルースは
もっと登場するのかと思ったらそうでもないし(でもちゃんと大事なところで納得させる)

軽く(笑)予想を裏切られ続けて物語が進んでいき
この映画が伝えたかったことがわかってきたあたりから
なんかもうプチ号泣モードに入っちゃいました(笑) だいたい私は泣く人なのよ~~(苦笑)

事件解決ははっきり言っちゃうとおまけみたいなもんで
わかっていたのに最後ダメ押しで
金庫の描き方には驚かされました
やり残したことはこっちだったのかって、、
起きていることが殺伐とした悲惨このうえないことなのに(そこに自分の死体があるのに!)
あまりにも優しくてファンタスティックで
スージーの笑顔が幸せそうで
その対比に驚きました

今朝も両親に虐待されて死んだ7歳の少年のニュースがワイドショーで流れていました
何の罪もない人が理由もなく殺される、、、
過酷な現実に直面した人は、殺された本人も家族も何処に心の救いを求めるのでしょう
私は宗教観というものに無知な人間ですが
そういう人たちの魂を救済したいという優しさを感じて
だからあんなに泣いたんでしょうかねぇ、、(←自己分析?笑)

14歳の少女が殺されるという、とても残酷で悲惨な事件を扱った映画で
これが韓国映画だったらもっとリアルで残酷に突きつけるでしょうね(良い悪いではなく)
でも犯人ハーヴィを演じたスタンリー・トゥッチの変質者ぶりが真に迫って怖かったし
必死に犯人探しをする父親役のマーク・ウォールバーグも泣けました
そのなかでエキセントリックな祖母を演じたスーザン・サランドンの存在が
ほっとさせてくれました


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私の中のあなた

2009年10月31日 | アメリカ・イギリス
私の中のあなた(原題:MY SISTER'S KEEPER)
脚本・監督:ニック・カサヴェテス
出演:
キャメロン・ディアス(母、サラ)アビゲイル・ブレスリン(アナ)ソフィア・ヴァジリーヴァ(ケイト)ジェイソン・パトリック(父、ブライアン)エヴァン・エリングソン(ジェシー)



11歳のアナは白血病を患う姉・ケイトに臓器を提供するドナーとして
遺伝子操作によって生まれたデザインベイビーだった
彼女は輸血や骨髄移植など様々な犠牲を強いられてきたがケイトの病状は一進一退
両親は腎臓移植を決意するがアナはこれを拒み弁護士を雇い訴訟を起こす


泣けました、、、
かなり早い時点で涙ポロポロ出てきて困りました
なんせ、あまりにも早い段階でボロ泣き状態になって
映画終了後に「あのね、泣くの早過ぎ!!!」と友達に警告された経験があるので(笑)
こっそり泣こうと思いましたが
一緒にいったPちゃんも泣いてるっぽい、、ほっ
いわゆる難病ものだけどそこじゃないんですよね
泣かせようとする映画じゃなくて
だからどっかで号泣するとかじゃないんだけど
映画が終わるまでずーーーっと泣き続けました
酸欠状態で疲れた

姉のドナーになるために生まれた妹
この映画はかなり衝撃的な予告をされてます

姉のドナーとして生きることを拒否する醒めた視線を家族に送るアナ
彼女が裁判を起こそうと弁護士のところへ依頼することから物語が始まる

自分が誰かのドナーになるために生まれた(意図的に作られた)ってどういうことだろう、
そういうことはありえない。と私は思うので
複雑な思いが一気に込み上げて最初は辛くて泣けたんだけど
この物語は本質は全く違うところでしたね
アプローチの仕方が上手い
ハードなテーマから入っているのに
いつの間にか家族愛にどっぷりつかって優しい気持ちになって観てました



家族がケイトの病気と向き合って、労わりあって愛しあっているけれど
それでもやっぱり傷ついて生きてきたことが
それぞれ視線でエピソードが描かれていて切ないんです

ケイトが病院で知り合った男の子と恋をするエピソードが悲しかった
お父さんが娘を見つめるシーンがあって
その父の眼差しが、、、(涙)



キャメロン・ディアスのお母さん、、、良かったです
母は強いのよ
何があっても子供を守りたい

家族に難病患者がいると家族は必死で頑張るけど
ギリギリのところで耐えているぶんちょっとしたことで崩壊しそうだ、、
という父の言葉が印象的でした
子供を必死で守る母と、すこし違う視点で子供達を愛して見守る父

そしてなにより素晴らしかったのは白血病のケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァと
アナ役の アビゲイル・ブレスリン
この二人凄いわ



死を受け入れるとはどういうことか、、、
生きていくということはどういうことか、、、
そんなことを考えて
優しい気持ちになる映画でした





ココ・シャネル

2009年08月21日 | アメリカ・イギリス
ココ・シャネル(原題:COCO CHANEL) 2008年
出演:
シャーリー・マクレーン、バーボラ・ボブローヴァ、マルコム・マクダウェル、オリヴァー・シトリュック



1954年パリ
空白の15年を経て復帰コレクションを用意したココ・シャネルのオートクチュール店にはたくさんの評論家や顧客が詰め掛けていた
しかし、コレクションは不評に終わり落胆するココとビジネス・パートナーのマルク・ボウシエ
ココは孤児からお針子になりデザイナーとしての地位を築いた日々を回想する


オドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」も9月に公開されるんですよね
実は娘はそれが観たかったらしくて
仕事の休みとレディースデーが重なったので二人で観に行ったのですが
あれ?シャーリー・マクレーンだっけ?と混乱しました
 (映画観終わってもポスター眺めて不思議そうに感想言い合ってた人いたわ、笑)

貫禄たっぷりのシャーリー・マクレーンが登場して
このまま全編シャーリー・マクレーンかと一瞬怯みましたが(笑)
ほとんどが回想シーンで若き日のココをバーボラ・ボブローヴァが演じました

パリの小さな帽子店から始めて
コルセットでガチガチに縛られていた女性の服装を解放して
着やすく動きやすいデザインを考えて
男性社会に縛られて生きてきた女性のあり方そのものも変えてしまった
というのは有名な話なので
イメージとして持っていたココ・シャネルを再確認したって感じ
なんつーか、伝記を読んだようなわかりやすさでした

孤児院で育ち、何も持たずに社会に出てたココは
何にも束縛されない、プライドの高い人だったんですね
あの時代、なんの後ろ盾のない若い女性がどうやってそういう精神を持ち続けられたのか
そのあたりをもうちょっと知りたい気がするけど

今年2つの映画が公開されて、なんか来年もあるらしいですね
見比べるのも楽しいかもです
(娘は「ココ・アヴァン・シャネル」は絶対に観るって言ってました、シャネル好きなので)


そんな彼なら捨てちゃえば

2009年08月06日 | アメリカ・イギリス
木曜日はlady's day
娘といっしょに映画観てきました

その前にlunch time☆
トマトとモッツァレラチーズのカツサンド 美味しかった~☆


そんな彼なら捨てちゃえば
監督:ケン・クワビス
出演:
ジェニファー・アニストン、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・グッドウィン、ベン・アフレック、ケビン・コノリー、ブラッドリー・クーパー、ジャスティン・ロング



好きな相手から連絡がもらえないジジ(ジェニファー・グッドウィン)は男心が理解できずに四苦八苦
その同僚ベス(ジェニファー・アニストン)は同棲7年目の恋人が結婚してくれないことに悩んでいる
平穏な結婚生活を送っていたジャニーン(ジェニファー・コネリー)も夫が浮気をしているらしい、、



洋画はそんなに観てないですけど
それでも豪華な女優陣だってことはなんとなくわかる(笑)

男女9人の恋物語
夫婦のすれ違い
結婚に踏み切れないカップル
出会いのチャンスを求めても誰からも連絡がこない悩みとか
ネットでしか出会うチャンスがなかったりとか
それぞれが同僚だったり友達だったりで繋がりがあって
同時にいくつかの恋模様を描くので最初は人間関係がちょっと混乱しました

邦題は「そんな彼なら捨てちゃえば」
原題は「He just not that into you. ~彼は君に気がない~」
似てるけど微妙に違う
どっちも当てはまるかな、いろんなエピソードがあるから

でもこれだけ詰め込んであっても
それぞれのエピソードがしっかり描かれてて面白かった
別れちゃうカップルあり、ハッピーエンドのカップルありで
最後はきれいにまとまって良くできてます

最初に出てくる女の子の表情に笑っちゃいました
「男の子が意地悪するのはあなたに気があるからなのよ」
そんなこと言われてもわかんないよね~
、、、確かに、、そこから始まる男と女の意識のズレ(笑)

娘は100%共感しまくりだったそうです
なんだかんだ言っても
結局動いたのは女で、決断したのは女よね
遥か彼方のそんな頃を俯瞰で見ちゃう母の感想でした☆


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