きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ちょんまげぷりん

2010年12月24日 | 日本
ちょんまげぷりん 2010年  ☆☆☆☆
監督:中村義洋
出演:錦戸亮、ともさかりえ、鈴木福

ちょんまげぷりん


面白かった~♪
「ちょんまげぷりん」っていうタイトルが絶妙だし
このポスターも一度見たら忘れない(興味津々~)

くすくす笑うのを通り越して、けっこう笑っちゃいました
そりゃ江戸時代のお侍さんが突然現代に来たら大変よね
お侍さん、一本筋が通っててかっこよかったです、姿勢もいいし~

男女の家庭内の家事分担の話とか
働きながら子供を育てることとか
きちんとテーマみたいなのもあって
でも、全体としては軽くて気楽に楽しめる

180年の時代を超えて、最後はちゃんと約束も守れて
素敵なラストシーンでした




黒く濁る村

2010年12月19日 | 韓国
黒く濁る村(原題:이끼)  2010年  
監督:カン・ウソク
出演:チョン・ジェヨン、パク・ヘイル、ユ・ジュンサン
       ユソン、ホ・ジュノ、ユ・ヘジン、キム・サンホ、キム・ジュンベ 

黒く濁る村


上映時間2時間40分っていうから覚悟して見始めたけど
全然飽きさせないし中だるみもしない、長さを感じさせない面白さでした

閉鎖された村社会で起きる物語で、横溝正史風サスペンスで
正直、こういう映画って日本ではたくさん見てきたから
斬新さはないんですよね
結局最後にあばかれた凄いことも終わってみたら、、あれ?なんだっけ?
インパクトが弱いです
父親の死の原因やこの村で何をしていたのか、、という謎を追った結果が
なんだかすっきりしなかった

でも登場する人物のキャラクタがずば抜けてて面白かったです
この人たち↓
黒く濁る村

村長役のチョン・ジェヨンは70歳の老人に違和感なく見事に変身してたけど
実際は40歳前後の年齢だから目力は若いのよね
老人の風貌なのに目がギラギラしてて、欲望を感じさせていい感じだったわ
インターネットしながらお菓子(かっぱえびせん?)食べてたりして面白かった
結局は彼の欲望に支配されてた村っていう単純な構図ってことなのかな?
もうちょっと複雑な理由がありそうな気配を見せてたけど

ユ・ヘジンがすごくよかった
助演男優賞を取ったのはすごく納得です
彼が村長に怯えるところ
「怖いから笑いながら殴らないでくださいー」って震えるシーン
あれはちょっと鳥肌立ちました
欲望と支配と救いと隷属、、のようなもので人が人に恐怖で支配されるっていう構図だったら
怖いなぁって思ったけど
そうでもなかったですね
村長に従ってたのはかつての悪事から救ってくれたからで
4人には仲間意識があったもんね

裏の主役はユソンってこと?
確かにドンデン返しではあるけど
そういうのって今まででもたくさん見てきたから
ラストはまたかーーって感じがしちゃいました

傑作というほどではないけれど、楽しめる映画でした
小さな村が傑作です
年月をかけてあの村を実際に作ったらしいですね
家が地下で繋がってるなんて、理由もなくわくわくゾクゾクします

黒く濁る村

黒く濁る村



ヘグク(パク・ヘイル)は、長い間音信が途絶えていた父(ホ・ジュノ)の死を知り、生前彼が暮らしていた村を訪れる。村長(チョン・ジェヨン)の指揮により葬儀は滞りなく行われるが、村人たちは父親の死因について固く口を閉ざしていた。自分に対する彼らのよそよそしい態度や、父の死に違和感を覚えた彼はしばらく村に残ることにする。


ノルウェイの森

2010年12月18日 | 日本
監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子

ノルウェーの森

ノルウェーの森


20年前ウチにもありました緑と赤のハードカバーの「ノルウェイの森」
ビートルズ好きな私としてはどちらかというとそのタイトルに惹かれて読んだんですが
どうもあまり印象に残らなかったみたいなんですよね
ほとんどストーリを覚えてなくて
映画を観ていて、、ああぁこんな話だったと思い出しました
原作の熱烈なファン、苦手な人、全く知らない人、私みたいに読んだのに忘れてる人
原作とどうかかわっているかでこの映画の見方ってかなり違ったりするんじゃないかなぁ

不思議な感覚の映画でした
1969年という今と全く異質の青春時代を彼らが生きてるってこともあるし
日本の映画なんだけど日本じゃないみたいな異質な感じ
静かで透明感があって映像が綺麗で
それは気持ちの良い異質感でした

大切な人を失う苦しみ、そしてその喪失感を乗り越えるということ
そういうテーマはきちんと描かれてるんだと思う

懐かしくなってもう一度原作を読み返しているんですけどね

ワタナベと直子のセックスシーンが延々と二人の顔のアップばかりだったのもちょっと、、長いよね
濡れるとか濡れないとか、、そういう会話が(まだ原作であるのかどうか確認してないけど)
そういう会話を拒んだりはしないけど、そこの部分がとても印象に残ってしまうのは
なんとなく違う気はしました

ラストのワタナベとレイコさんのシーンも
実際のところ「結局セックスなの?」って思っちゃったんだけど
本当は原作を読むととても良いシーンで避けて通れないシーンだったのね
避けて通れないけど説明不足過ぎて、ただのセックス?みたいなシーンになっちゃった
でもレイコさんがギター弾いて歌ってるのは素敵でした

松ケンはやっぱりいいなぁ、好きだわ~

そしてラストに流れたビートルズの「ノルウェイの森」
映画のなかでビートルズの曲が使用されることはよくあるけど
原盤が使用されることはかなり珍しいですよね
ジョンの声を聞けただけでも充分嬉しいのでした
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JSA

2010年12月06日 | 韓国
JSA(原題:공동경비구역 JSA)  2000年  ☆☆☆☆☆
監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウ、シン・ハギュン



韓国映画鑑賞281本目にしてやっと観ました
あまりにも大作すぎてね、手が出なかったって感じでした
そろそろ観ようかと思ったら近所のレンタルショップから消えちゃって
幻の映画になってました
でも、たくさんの韓国映画を観てから
今やっと観たのはよかったかもしれないです

もちろん最初の頃でも感動したんだとは思うけど
たぶん今観る方が感じるものが何倍も何十倍も強かったかも
あまりにも感動しすぎて上手く言葉にできないっていうのが正直な感想です

南北分断という、そして結末がこの上もなく悲劇で
ものすごく重いテーマの映画なのに
なんと人間の温かみを感じる内容なんでしょう
大体のストーリは知っていたけど想像もしなかった視点で描かれてました

人が人と触れ合って心通わせて
ましてや同じ言語を持つ同じ民族なのに
何故ここに超えられない線があるのか
その思いが迫ってきます

北朝鮮兵のソン・ガンホ、シン・ハギュン
韓国兵のイ・ビョンホン、キム・テウ
素晴らしい俳優陣

音楽も最高なんですよね
キム・グァンソクの「二等兵の手紙」がとても気になって
彼の他の歌も少なからず衝撃でした

最高傑作だと思います






韓国と北朝鮮を分断している38度線。共同警備区域(JSA)で北朝鮮の兵士が韓国の兵士に射殺される事件が起きた。現場にいた韓国兵長と北朝鮮士官の二人は互いに全く異なる陳述を繰り返した。両国間の問題を穏便に解決するため、両国同意のもと中立国監督委員会が責任捜査官として韓国系スイス人である女性将校ソフィーを派遣した。彼女は生き残った南北の兵士たちと面会を重ね、徐々に事件の真相に迫っていく。そこには全く予想外の「真実」が隠されていた。

チョルラの詩

2010年12月06日 | 日本
チョルラの詩 2010年
監督:川口浩史
出演:キム・ミンジュン、ソ・ドヨン、キム・プルン

チョルラの詩


日本人監督が韓国で韓国の俳優を使って作ったラブストーリー
詩を通して結ばれる3人の男女の話なんだけど
ソウルオリンピックを翌年に控えた韓国の経済発展や民主化の意識や
幸久、ヒョンスの二つの名前を持つ在日韓国人の主人公の葛藤も描かれてます

なにがいいって一番良かったのは
全羅道(チョルラド)の美しい風景
満潮の時には水没する干潟の中にある歩道が本土と繋がってる島の話なんだけど
その景色というか風土というか
静かなストーリ展開とその景色観てるだけで満足って言う気持ちになる映画でした

正直、ラブストーリの部分はいまいちインパクトが弱くて
あまり何かが起きなくても
詩をメインに淡々と話が進むだけの方が私的には好きだったかもしれない
キム・ミンジュン、死ぬことはないよな~~、、なんて(笑)

静かで情緒ある映画でした
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1987年、韓国の全羅道では翌年のソウル五輪に向けて急ピッチで高速道路の建設が行われていた。その冬、日本で詩人を夢見ながら非常勤講師として働く在日韓国人のヒョンス(ソ・ドヨン)は祖父の葬儀に参列するためにその地を訪れる。幸久は久々に従兄弟のカンス(キム・ミンジュン)とも再会したが、カンスの幼なじみソンエ(キム・プルン)も戻ってきた。カンスは初恋の人ソンエにソンエの好きな詩をプレゼントしたいとヒョンスに相談する。