きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

マダム・イン・ニューヨーク

2014年07月11日 | インド
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シネスイッチ銀座で鑑賞、レディスデーだったこともあって立ち見の出る盛況ぶりで、こういうの久しぶりだなぁ。

元気になれるとても気持ちのよい映画でした。
主役のシュリデヴィさんが上品でお綺麗でとても可愛い。
そして、民族衣装のサリーを再認識する美しさでした。

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原題の「English Vinglish」のvinglishは韻を踏む為の造語だそうです。
インドでちょっと流行ってるらしい。
それも面白いけど「マダム・イン・ニューヨーク」という邦題はストレートで逆にピッタリね。

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ものすごく特別な出来事が起きるわけじゃない。
日常生活の中で、ほんの少し勇気をだして頑張ってみる、そう「世界の幸せはちょっとのスパイスでできている」
それは毎日の暮らしの中にあるんだって、特別なことじゃないんだって、少し背中を押してもらえた気がするんですよね。

家族に必要なものは愛情と尊敬(尊重)
乗り越えていくために必要なものは自分を信じる力。
最後のスピーチは感動しました。

語学学校で出会ったグローバルな友人や先生とのエピソードが楽しかった。
そこで芽生えた(っていうかひと目惚れされた)フランス人男性とのちょっとしたドキドキ。
でも彼女はトキメキが欲しいんじゃなくて尊重されたいんだって言い切った。素敵でしたね。

ラドゥ食べたい。シャシの作るラドゥが美味しそうだった。
ラドゥはインドで結婚式やヒンドゥー教の行事のお祝いの席に出される菓子だそうです。
シャシはご近所に頼まれて販売するほどの腕前なんだけど、旦那からは「菓子しか作れない」って言われてた。
でも担任のデヴィッド先生に「この教室にはアントレプレナー(起業家)がいます」って言われてすごく嬉しそうだった。

必要なものは愛情と尊重。
そう、まさにこれこそそうだよね、大事なことです。デヴィッド先生ステキ~♪

でもそのラドゥがシャシの英会話の最終試験を受けられない原因になってしまう。
彼女は考えて、大事なものなにかを選択をする。カッコよかった。
大げさじゃなくて人生の選択、みたいなことでしょ。
始めは一人で飛行機に乗ることさえ泣いて怖がってた彼女だったけど、
凛として賢明で、ほんの少しの勇気を出すことで本来の自分に目覚める。

ニューヨーク行の飛行機の中で素敵な男性と隣合わせになるんだけど
ボリウッドの大大御所俳優のアミターブ・バッチャンさんがゲスト出演されてたんだそうです。
なるほどね~。

笑える場面もたくさんあってストーリーも楽しくて嬉しいんだけど
観終って最初の印象が「目の保養」(なんか久々に使う言葉だな)
何着のサリーを着てくださったんでしょってくらいに登場するたびに違う素敵なサリーの数々。
それだけでも観てて楽しいんですよね。で、あの美しさでしょ。
ほんとにお綺麗だった~♪
全ての意味で大満足な映画でした。



マダム・イン・ニューヨーク(原題:English Vinglish)  2012年  ☆☆☆☆☆
監督:ガウリ・シンデー
出演:シュリデビ、アディル・フセイン、アミターブ・バッチャン、メディ・ネブー、プリヤ・アーナンド

ビジネスマンの夫、2人の子供のために日々家事をこなす専業主婦シャシ(シュリーデヴィ)は、家族の中で唯一英語ができないことが悩みだった。ある日親戚の結婚式の手伝いを頼まれ単身渡米するも、英語が話せないためつらい思いをする。そんな時「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告を見つけた彼女は、身内に黙って学校に通い始める。

渇き。

2014年07月04日 | 日本
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どっちかというとこういう系は強い方なんですけどね。
韓国映画で鍛えてますから←
そんな私がさすがに疲れました。
暴力描写が凄くて、血まみれすぎで、死にすぎで、グロい。
こういう映画って観るにはパワーが必要だけど、作る側の方たちは想像を絶するパワーが必要よね。主役の役所広司さんがともかくものすごかった。
あんなに暴力的で破滅的な人を演じてイメージ大丈夫ですかね、コマーシャルとか大丈夫なんだろか、、といらぬ心配しちゃいました。すごい役者さんです。

娘役の加奈子も(実態が)よくわかんなかったけど可愛かった。

感想を書こうとして思ったんだけど、ネタバレっていうか、実はあまりストーリーを把握してないのかもしれない、私。
ネタバレ(解説)サイトを見つけて、原作との繋がりも説明してもらって、あぁ、そういう物語だったのか、とやっとわかった次第で、でもそこはあまり重要じゃなのかもとも思う。

暴力エンターテイメント。
そういうの嫌いな人は嫌いだろうけど、私はそんなに嫌いじゃなくて。
絶望的に人が暗闇で死んでいくんだけど、なんだろね、このあっけらかんとした感じは。
結構面白く観ました。
明と暗があるように、悲惨な世界を嫌というほど観て、静かな日常にホッとする。

ただね、最後の最後、もう終わるんだと思ってからの仕掛けがね。
中谷美紀が出てきてからのもうひとひねりが、えーーまだやるのーって思いました。
あそこが長い。いらない、
個人的に私の精神的な体力が持たなかっただけですかね(笑)

でもねー、面白く観たとは書きましたケド、誰にも薦められない。
よくR15で通ったなーって思うもん。なんで高校生向けのキャンペーンなんだろって思った。




渇き。  2014年
監督:中島哲也
出演:役所広司、小松菜奈

品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく。交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。