きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

娚の一生

2016年05月15日 | 日本



足先にキス、、というエロティックなシーンが強烈で、
気になりつつ見逃してた「娚の一生」
WOWOWで放送していたので鑑賞いたしました。

面白かった。
全然予想に反してた。
ちょっと笑えるっていうか、
トヨエツが色気のある渋い役なのかと思ってたけど、
あの佇まいでいながら、意外と真面目で一生懸命なおじさんだった。

設定としてはトヨエツは50くらいらしいけど
もうちょっと上の初老のおじさまって印象。
榮倉奈々は30前後で、
20才以上の年齢差があるってことでしょ。
恋のライバルとして若くてピチピチした向井理が登場して殴り合うなんて
健気過ぎて微笑ましかったくらい。

正直、前半はいい年して榮倉奈々を口説くなよ!って思ったもん。
ただのエロいおじさんにしか見えなかった。

インパクト大だけど、あのシーンを予告に大々的に使うのは、
ちょっと詐欺に近くないかい?
けっこうなラブストーリなのかなと想像しながら観たわけですが、
イメージとかなり違って大らかだったな、いろいろと。

田舎暮らしのまわりがなんでもいいから一回は結婚しときなさいって雰囲気だったよね。
意外とそんなもんかもよ。
ひとりで生きていくより男と女が協力して暮らしていく方がいいんだもん、きっと。
できれば一緒にいて居心地のいい人とさ。

母親に見捨てられそうな男の子の登場で
お互いにトラウマのように抱えてた寂しさに共通点を見つけたのかもしれない。

観終ったあと、どうして「娚の一生」ってタイトルなのかと思ったけど、
おとこと読むけど、「男」と「女」って字が並んでるから、
オトコとオンナの一生って意味なんだろうなって思った。

素直な感想はオトコとオンナの大らかな出会いの物語でございました。

しかし大学生の頃の師にずっと恋し続けて、
憧れの師亡き後、その孫に恋するって、、やっぱちょっとクスクスってなっちゃうのはなぜでしょね。


アイアムアヒーロー

2016年05月13日 | 日本



そういえば「Zアイランド」に風間ぽんが出てるっていう理由だけで
観に行こうか迷ったことがあって、
結局観ないままなのですが、そっかあれもゾンビ映画でした。

私にとってゾンビとは、旦那がするゲームに出てくる人たち。
かつて人間だったはずなのに理不尽にばんばん殺されちゃう人たち。
そんな存在ですかね。
わざわざお金払って映画館で観たいとは思わないのですが、
風間ぽんが出てるという理由と同様に、
大泉洋ちゃんが出るという理由で観に行ってしまいました。

ばりばりゾンビ映画でござました。

そうだよね、わかってたはずなのにわかってなかったワタクシ。
後半のスーパーの地下道での肉弾戦は凄かった。
銃打ちまくり。
首が飛びまくり。
ゾンビの死体の山。
血の海。
全部やっつけちゃったからね。
ゲージ振り切ってます。
これ大泉洋ちゃんだから良いんだと思う。

いわゆるゾンビって死人が生き返ったおぞましいイメージなんだけど、
ここに出てくるゾンビって、もともとスーパーに買い物に来るような人たちで、
通勤電車で通ってたり、運動選手は走ってたり、
生前の暮らしぶりが垣間見える人たちなんですよね。
ゾンビになった奥さんと刺し違える旦那さんなんて泣ける。
ここまでゾンビの数が増えたら、人間でいるよりゾンビになった方がいいかもなんて
あらぬことを考えてしまいました。

有村架純と長澤まさみのダブルヒロインがいてくれてよかったね。
二人がゾンビの中の清涼剤的な存在でした。
有村架純は半分いっちゃってましたケド可愛かったし
長澤まさみは男前で色っぽくてかっこよかった。

もともとグロさにはまぁまぁ強い方なので、
それなりに楽しみました。
主人公の30半ばの鳴かず飛ばずの漫画家アシスタントが、
誰かを守るためにヒーローのように頑張るという人間ドラマでもあります。

最後はスーパーから脱出して富士を目指すんだけど、
結局ゾンビは増え続けてるんだろうから、
このあとどうなるの?と思いつつのエンディングでございました。


イニシエーション・ラブ

2016年05月12日 | 日本


登場する車が懐かしい、はいはい、スターレットってあったな。
カセットテープは車の必須アイテムでありまして、流れる音楽が懐かし過ぎ。
ルビーの指環を始め名曲揃いの寺尾聰のアルバム「Reflections」はよく聴いてたもん。
あの頃遠距離は電話代が髙くて大変だったんですよね。
今なら海外だろうがなんだろうがLineやSkypeで楽々話せるんだけど、
当時は電話代気にしながらで、公衆電話で話そうもんなら残高の数字がどんどん減るから要件を必死で伝えてた。
そうやってコミュニケーション取ってたなぁとか、、

なんだこれ、私にドンピシャな時代背景は!

で、始まったイニシエーションラブ。

最後の5分のどんでん返しに驚くとか
観終ったらもう一度観たくなるって
上映当時流れてた予告編はは盛んに宣伝してた記憶があるし、
映画の冒頭でも、観終っても他人にネタバレをしない様にと明記されて、
へーへーそうですかと思いつつ観たのですが、

ものの見事に驚かされました。
そして観終ってからまたもう一度最初から観たいと思ってる。

映像でこれほどで気持ちよく騙されたので
原作はどういう方法で騙されるんかをネットでチェック。
なるほど、映像は映像があるからこその勘違いがあるってことなのね。

なるほどねぇ、、観終っていろいろ考えて唸る面白さ満載です。
これは誰かと一緒に観て、後であれこれ検証すると楽しかったかも。

カセットテープでいうところのA面。
どう見ても不釣り合いな二人と
前田敦子のあざとさ満載の超ぶりっこぶりぶりが面白かったですわ。

続いて東京に舞台を移してのB面。
木村文乃のさばさばした同僚の魅力に、こういうこともあるんだろうと、
なくもないん話だと思いつつ、
どんでん返しが待ち受けていることなどすっかり忘れて見ておりました。

彼女がたっちゃんを「たつや」と呼んだ瞬間に「ん???」
確か本名は「夕樹」じゃななかった??
そこから後は怒涛の5分間の大どんでん返しに突入しました。

これ、堤幸彦監督だったんですね。
なんこれ、、って思うときもあるし(すいません)
すごい社会派のからアイドルからこういうのから、、面白い監督さんでございます。