どっかで聞いたことがあるタイトルだなぁって思ったら、燃え殻さんに興味あって何冊か購入して読もうと思ってたんだった(笑)
ポケベル・Stussy・ポータブルMDプレーヤー・小沢健二・ノストラダムス、、
90年代のファッションやカルチャーが満載でリアルタイムに過ごした人には懐かしいのかもしれない。
私はもうちょっと大人なのでね。
主人公の21才から46才までの物語で、46才のコロナ渦の今から始まって21才まで遡って描かれる。
結果があって、どうしてここに辿り着いたのかと思いながら観るので、余計にエモーショナルな印象を受ける。
初めてできた彼女「かおり」との出会いがとても重要で、普通でないのがいいという価値観。
うん、わからないでもない。
そういう気持ちは確かにあった。
でもいつのまにかそんなこと考えもしなくなっていた。
その時、その場所でいろんな人に会って、過ごした経験の積み重ねで今があるんだなって、ちょっと自分のことを振り返ったりした。
確かにそこにあって、過ごした時間たち、自分を形成してくれたものたち、でも今は存在しないもの。
ホント「普通」なんですよ、でもかけがえのない大切な今の普通。
大人になれなかったけれど、いつのまにか大人になってるんですよ、、なんか禅問答みたいな結論です。
ボクたちはみんな大人になれなかった 2021年 ☆☆☆☆☆
監督:森義仁
原作:燃え殻
出演:森山未來、伊藤沙莉、東出昌大、SUMIRE、大島優子、篠原篤
1995年。佐藤(森山未來)は、文通相手のかおりと原宿のカフェで会う。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」と言われ、普通じゃない自分を目指していた佐藤は、その言葉を支えにテレビの美術制作会社で懸命に働きながら小説家を目指す。その後かおりが去り、小説家にもなれなかった彼は、テレビ業界の片隅で働き続けていた。バーテンダーのスー(SUMIRE)との出会い、恋人の恵(大島優子)との別れなどを経て、気が付けば佐藤は46歳になっていた。
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