きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

無限の住人

2017年05月05日 | 日本



血仙蟲(けっせんちゅう)という虫によって不死身の肉体を持つことになったマンジ。
設定は面白いですよね。
江戸時代らしいんだけど登場人物が不思議過ぎて武器が凄い(まさにアニメ)
ナンデ?って謎なくらい(ただ通り過ぎるような)登場人物が多いのは、原作のキャラを削れ切れなかったってことなんだろなって、鑑賞後に調べて納得しました。
全30巻を2時間そこそこにまとめるのは無理。
原作ありきだとしても映画は映画として別もんですからね。
もったいないなーって思う。

そもそも原作があることも知らないで観に入ってますから。

タイトル通り、切って切って切りまくってるんだけど、
そこにカタルシスがないってのが致命的だわ。
正直言っちゃうけど、長く感じたもん。早く終われ―って。

マンジが意外と強くないのよ、結構切られる(何回腕を切り落とされたか)
あちこち致命的に切られるたびに、虫がウジウジ~~って活躍して直してくれるの。
ご本人は痛いの。
死なない肉体を持つことのめんどくささや辛さを木村さんはカッコよく演じたと思う。
時代劇もよく似合ってる。

「湯を沸かすほどの熱い愛」で注目した杉咲花ちゃん観たさで行ったのですが、
意外とね、同じパターンで演じてました。
孤立無援になった心細さとか家族を失った悔しさが感情として伝わってこなかったのは、
これは彼女のせいというより、やっぱり作られ方が問題か。
でも可愛かったです。

ライバルの福士蒼汰はラスボスにしてはもうちょっとって感じ。
市原隼人が女の子にも容赦なくて酷い~~。(役名で呼ばなくて、かつ呼び捨てスイマセン)

久々に山本陽子さんを拝見したんだけど、彼女の存在を何も説明してくれないのね。
海老蔵さんも同じ不老不死の仲間でしょ(でも死んじゃったから不老不死でもないのか)
彼女の存在がいろいろ肝だと思うんだけど、最後まであのまんまだったのはそれでいいのかな?

なんか、、、結論までいきつかない(笑)

ただつまらないって感想では終わりたくない気持ちもあって、
木村拓哉さんは年とってからの方がかっこよくなるだろうなって思った。(←そんな結論???笑)

余談だけど、予告編がすごくキムタクっぽくて、実際とちょっと違う、かな。


無限の住人  2017年
監督:三池崇史
出演:木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香

100人斬りの異名を持つ万次(木村拓哉)は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛(杉咲花)が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)の命を狙う。