きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

後悔なんてしない

2009年12月25日 | 韓国
後悔なんてしない(原題:후회하지 않아)  2006年 
監督:イソン・ヒイル
出演:イ・ハン(キム・ナムギル)、イ・ヨンフン 




恋愛映画、ただ男女じゃなくて男と男だってことだけで
いい映画でした

孤児院育ちで学歴もないスミン
一族とかコネが幅を利かす韓国で
何の後ろ盾もなく一人で生きていくのは辛いだろうなぁ
そして自分は男性しか愛せないゲイで
最初はそんな孤独感ばかり感じてしまった

ブライドを持って生きようとしてたスミンが
リストラにあい、仕事も見つからずに男娼まで堕ちていく

スミン役のイ・ヨンフンが上手いんですよね

ホストクラブで裸になって男性に体をゆだねたあと
自分はどうなっていくんだって思いながら街を歩くところとか
しばらく過ぎると金も入って暮らしも楽になって白い犬を飼うんだけど
いろんなもの吹っ切っちゃって俺はこれで金を稼ぐんだってスッキリした顔になってるの

スミンを兄と慕うカラム(キム・ドンウク)は最初からそうなりそうな予感はあって
アンダーグランドで必死で生きてる彼らが切なくて
ソウルの街に遺灰をまくとこなんてちょっと泣けそうでした

御曹司のジェミンもゲイである自分を閉じ込めて
親が決めた結婚をしようとしている
自分が自分らしく生きられない抑圧を感じながら生きてきてるんですよね
(婚約者がキム・ジョンファだったのがちょっとビックリ)



私は同性愛に対して偏見とか拒否感はなくて
ああ、そんなふうに生まれてきたんだな、って思うくらいなんだけど
でもやっぱり未知の世界なので
二人がいくら熱く見つめ合っても同感してキュンってなるのはちょっと難しい

でも同性愛を描くうえでは避けて通れないと思う二人が愛し合うシーンとかキスシーンは全く抵抗感がなかった
綺麗でしたね
俳優さんは難しかったと思うけど、凄いな



ラストで車のなかでスミンがジェミンのあそこに手を置いて二人で見つめ合って
それを警官が覗きに来て

そこまで抑圧されてきた重苦しさが
なんかふっと軽くなって笑えて
二人がこれからもう少し楽に生きられそうに匂わせて映画が終わったから良かった
幸せに生きてね

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デザインの勉強を夢見て田舎の孤児院から上京してきたスミン(イ・ヨンフン)。だが都会で待っていたのは、昼は工場、夜は代行運転のバイトに追われる日々だった。ある夜、金持ち風の男ジェミン(イ・ハン)の車を代行すると「部屋に来ないか?」と誘われる。仕事があるからと断ったが悪い気はしなかった、彼はゲイなのだ。スミンが働く工場で大量のリストラがあり、結局スミンは仕事を辞めてしまう。あのジェミンは経営者一族の御曹司だったのだ。やがてゲイのホストバーで働くことになったスミンだがジェミンが客としてやってくる。


喧嘩-ヴィーナスvs僕-

2009年12月24日 | 韓国
喧嘩-ヴィーナスvs僕-(原題:싸움)  2007年    
監督:ハン・ジスン
出演:ソル・ギョング、キム・テヒ



ノリたい~~~~
って思いながら最後までノリきれず(涙)
超楽しそうなジェットコースターを指をくわえてみてる気分

嫌いは好きの裏返し
究極の愛情表現だったりすることもある

てっきり夫婦喧嘩の話だと思ってたのに別れた元夫婦の喧嘩
本当に嫌いなら顔も見たくないからね、別れても喧嘩するくらい好きだってことなわけですよ、たぶん(笑)

そこのところと別れた理由といいますか
二人のイライラをしっかりと説明してから試合開始のゴングを鳴らしてほしかったなー



タイトルが喧嘩ですから、ひたすら喧嘩しまくります

壮絶で容赦なくてありえんだろーってくらいの車のバトルや取っ組み合いや、途中ホラーにもなりかけて殺し合い??
美形でインテリで有名なキム・テヒがキレまくって暴れまくって、いや~ん、楽しそう~、どんどんやって~
おバカ映画好きよ~って言いたいんだけど

いかんせん、、、ノレなかった、、ノレない自分がもったいない(笑)



サンミンがクワガタ虫ウヒョクと会話してるところとか
ウヒョクがショック状態になったり(恐怖で?笑)
サンミンと同じ大学で教授をしている畜産学者テファ(ソ・テファ)の愛する牛の話とかも楽しかったんだけど

ジナと、ガラス工房の同僚も含めて(彼女たちも離婚したの?)
どうしてそこまで元夫を激しくけなして憎むのか
そこに共感できるかできないかで映画の印象が雲泥の差なんでしょうかね


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ジナ(キム・テヒ)とサンミン(ソル・ギョング)は水と油のような互いの性格差を克服し結婚。しかし整理整頓に潔癖なサンミンはジナの気持ちを逆なでし、ジナもそんなサンミンの姿が憎らしく不本意ながら過激になる。二人は性格差克服の失敗を認めながら離婚を決意する。何でも半分ずつに分けて離婚したが、サンミンはある日大切な柱時計の振子がなくなっていることに気がつく。急いでジナに会い振子を取り戻そうとするが感情のわだかまりが残っている状態で別れてから初めて会った二人は限界点に達していく。


今、愛する人と暮らしていますか?

2009年12月22日 | 韓国
今、愛する人と暮らしていますか? 2007年
    (原題:지금 사랑하는 사람과 살고 있습니까?)  
監督:チョン・ユンス 
出演:オム・ジョンファ、パク・ヨンウ、イ・ドンゴン、ハン・チェヨン 




これ、パク・ヨンウ見たさにレンタルしてきたんですけど
パク・ヨンウ好きにはたまらない映画
ハン・チェヨン相手にラブシーンもがっつりしていただいて(笑)
ドキドキしました
不倫に悩む切ない男の役の彼もいいわ




ストーリはW不倫という、実際にはありえなさそうだけど
ドラマではありがちな展開
でもドロドロした印象はなくて
ベッドシーンも綺麗でほどほどに色っぽくて
全体的に軽いトーンで楽しめるオシャレな映画

パク・ヨンウとハン・チェヨンの香港での出会いとか
オム・ジョンファとイ・ドンゴンがリング場でファイトするところとか
結婚してるんだけど出会っちゃったそれぞれのカップルに
それなりに納得
大人な恋愛映画って思いながら気持ちよく観てました



でも所詮不倫だから、、、
これが本当の恋愛になるのか、いい思い出にするのか
問題はそこなわけで
ユナ(オム・ジョンファ)が夫を大切にして苦労しながら生きてきた背景が見えたから
なんだか納得できない
夫婦でいるって簡単じゃないけど
そんなに簡単に解消もできないと思うし
最後に無理やり劇的に事件を起す必要ないと思うのよね



最後は元のサヤに戻るのか
それとも、、、

はっきりと結論は出さなかったけど
もっと葛藤しなきゃ(笑)

主役4人はとっても素敵
ずっしりと余韻が残るっていうのじゃないけど
肩の凝らない気楽に楽しめる映画でした
 



ファッションアドバイザーのユナ(オム・ジョンファ)とユーモラスで人間味にあふれたホテルマンのミンジェ(パク・ヨンウ)は仲睦まじく友人のようなカップル。交際期間4年結婚3年を経て情熱よりも安らかな毎日を大切にする生活型の夫婦となっていた。女性に無関心でクールな青年実業家ヨンジュン(イ・ドンゴン)と知的で物静かな照明デザイナーのソヨ(ハン・チェヨン)は誰もが羨むようなカップル。しかし二人だけでいる時はときめきのない夫婦だった。そんな2つのカップルが運命のいたずらで互いに交差してしまう。


ビューティフル・サンデー

2009年12月18日 | 韓国
ビューティフル・サンデー(原題:뷰티풀 선데이)  2007年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ  
監督:チン・グァンギョ
出演:パク・ヨンウ、ナムグン・ミン、ミン・ジヘ




「甘く、殺伐とした恋人」以来、気になってしかたない俳優パク・ヨンウ主演映画
恋人いない歴30年の頼りない男からガラッとイメージの違う役
期待を裏切らないなー

1時間以内に おまえは俺を殺すだろう
~당신은 한 시간안에 날 죽이게 될거야 ~

そうくるか。。。


映画のトリックに気持ちよくはまってしまった
巧いよ☆
クライマックスは息をのむような迫力があって
エンドロールの映像を見ながら
ちょっと身動きできない気分でした



映画序盤のソウルの坂道を犯人を追って追走するあたりは
「追撃者」を思い出したりしたのに(単に坂道つながりですが、笑)
まさかこういう結末を迎えるとは、、、

植物状態になった妻を看護するため麻薬の不正取引きをしたカン刑事とチョ・サンテの仕返しを巡る事件

そして、慕い続けた女性スヨンと結婚したミヌの
取り返すことのできない過去の出来事

汚職や強姦という
残酷で辛い救いようのない世界

まったく違う二つのストーリーがどこで交差するのか
あれこれ想像しながら見ていくわけですが
解けないパズルが最後になって解けた感覚
謎だったことがやっと理解できるんだけど
そこにいくまでが忍耐が必要かもしれない
中盤はストレス感がありました



人生に疲れ果て憔悴したカン刑事を演じるパク・ヨンウ
かなり減量したんでしょうね
優しく真面目そうな容貌の下に狂気を感じるナムグン・ミン
この二人が素晴らしかった
スヨン役のミン・ジヘも純粋で儚い女性がぴったりでした

テーマは「謝罪」もしくは「赦し」といったところでしょうか
題材の重さと、主演の二人の圧巻の演技で
観終わってちょっと脱力しましたね

この映画に「ビューティフル・サンデー」ってタイトルをつけるってことからして凄いと思う



興行的には今ひとつだったみたいで
万人に受ける映画ではないのかもしれないけど
私は好きです、こういう映画

ところでチョ・サンテ役のキム・ドンハ
私には最初から最後まで役所広司にしか見えなくて(笑)
すごい似てたな~
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麻薬密売組職のチョ・サンテ(キム・ドンハ)を検挙したカン刑事(パク・ヨンウ)は押収した麻薬を売り不正な金を得る。それは数年前の強盗事件で植物人間になった妻の入院費用を工面するためだった。しかしチョ・サンテが出所してきたことによって窮地に陥る。

ミヌ(ナムグン・ミン)は初恋の女性スヨン(ミン・ジヘ)と結婚するが、スヨンは妊娠中に夫の秘密を知り家を飛び出す。


風林高

2009年12月17日 | 韓国
風林高(原題:신라의 달밤)  2001年  ☆☆☆☆
監督:キム・サンジン
出演:イ・ソンジェ、チャ・スンウォン、キム・ヘス




本日の映画は「風林高」
韓国映画の邦題のつけ方には常々疑問を感じておりますが
これはそのなかでもベスト1じゃないですかね(ワースト1か?)
原題は「新羅の月夜」
これもわかりにくいっちゃーわかりにくいんだけど
「風林高」はさっぱり意味不明!
10年前の主人公たちが高校生の時
月夜の下で起きた事件が物語の発端だけど
高校の名前もカンサン高(江山~강산~)だったし、、、

レンタルショップで「風林高」は何度も見たけど
絶対「火山高」のパクリだと思って手も出ませんでした(あれは酷い)

こんなに面白い映画なのに~~
もったいない


しかし内容は、、、、これ面白い!
私の大好きなB級コメディ映画のトリプルA~~

高校教師に男子高校生
エリートヤクザとその子分たち
みーんな男だらけで、紅一点のキム・ヘス

これがまた誰よりも小気味良くて元気でキュートなの



ジュランをめぐってギドンとヨンジュンが子供みたいに対抗意識を燃やすのが可笑しい
酔っ払ったジュランが口喧嘩をする二人に怒って
男二人に手を繋がせて歩かせるところなんてお腹抱えて笑っちゃいました



チャ・スンウォンはコメディ演技をさせると最高ね
とび蹴りのシーンはあまりの可笑しさにリピートして見ました

クールなエリートヤクザのイ・ソンジェとの対比させてて面白い



ストーリは単純で
笑いながら見られるドタバタ喜劇かと思いがちだけど
10年前に勇気が出なくて仲間に入れなかったトラウマを乗り越えて
仲間っていいなぁ(地元のヤツっていいなぁ)って思わせる

最後のシーンはここぞとばかりに気勢を上げる高校たちをみて
わたしゃ、熱い奴は好きだーー(笑)
最近こんなに熱い高校生見たことないもんな

楽しくて、気持ちのいい映画でした
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慶州へ修学旅行にやってきた高校生たちが地元学生と大乱闘。ギドンは学園の英雄となり、怖くて隠れていた優等生のヨンジュンは臆病者のレッテルを貼られる。それから10年、因縁の地・慶州で高校の教師となったギドン(チャ・スンウォン)は偶然、ヨンジュン(イ・ソンジェ)と再会する。今やエリート・ヤクザとなったヨンジュンは組織から派遣され慶州へとやって来たのだった。最初は再会を祝した二人だったが、ギドンの生徒の姉ジュラン(キム・ヘス)をめぐって対立する。

ハピネス

2009年12月17日 | 韓国
引越し後の第一弾
本家はぴるぴで細々と映画レビューを楽しんでましたが
細々でもなくなってきたので別ブログを立ち上げました
こちらでも宜しくお願いいたします




ハピネス(原題:행복)  2007年  
監督:ホ・ジノ
出演:ファン・ジョンミン、イム・スジョン 




へたすると、演歌ちっくな世界でもありそうななさそうな(笑)

ヨンスがソウルの暮らしを整理して
母にも嘘をついていった「希望の家」
最初ホスピスのような施設かと思ったんですよね
そういう切羽詰った状況でヨンスとウニがで出会ったと思ったんですけど、療養所だったんですね

ヨンスのソウルの暮らしと田舎暮らしがあまりにも違いすぎるので
二人が恋に堕ちて一緒に暮らし始めても
幸せであればあるほどかりそめの幸せのような気がして
前半はそれが逆に切なかったですね



二人が恋に堕ちるって書いたけど実はウニが誘ってるのよね
おとなしそうでウブなウニかと思うけど、実はそうじゃない
キスをするきっかけもウニだし
ヨンスと一晩過ごすのも誘ったのはウニ
一緒に暮らそうって言ったのもウニ
いつか別れてもいいから一緒に暮らそうって言ってる
ヨンスはそんなに僕が好き?って言ってるだけ

天涯孤独で長い間を療養所で暮らしていているウニが
自分のそばに寄り添ってくれる人が欲しくてヨンスに寄り添ってる
自給自足のような暮らしをして慎ましやかに暮らし
ヨンスの病気をケアして
一緒に暮らすことを幸せに感じて
私が死ぬ時は一緒にいてね、ってヨンスにお願いしてる

そんな彼女を見てると
幸せってそういうことなんだよなぁって思う
特別なことじゃなくて誰かと寄り添って労わりあって暮らすこと
幸せはどこにでもあるんだなって気づく



そこに気づかなかったのがヨンスなのよね

でも、ソウルに戻った後のヨンスの自暴自棄な暮らしは
ちょっと不自然だった
泣いてすがった病弱なウニを捨ててきた後悔の念から?
ソウル暮らしのなにがそんなに荒むのか
前半の療養所で暮らし始めた頃の病気と闘いながら暮らしている仲間とのエピソードは
すごく丁寧に描かれてて良かったのに
ソウルに戻ってからがすっかり早足で説明不足な気がします



好きなシーンたくさんありました

ヨンスの部屋で二人がはじめて結ばれるところ
買物に行くヨンスにもったいないからこれを使ってねって
ウニが買物袋を渡して
ヨンスが「俺はソウルにいるときに一晩で200万ウォン使ったんだ」って言うところ
別れ話に、 ユニが別れたくないって手を合わせてお願いするところ(切なかった)
別れを覚悟して(かな?)肺の病気を抱えたウニが走ったら死ぬかもしれないとわかってて走るところ
結果として、死ぬ時にそばにいて、、という約束を守ったところ




結局、ヨンスはこのあとどうやって暮らしたんでしょうね
最初に出てきたヨンスのお母さん、もう一回くらいでてくるとよかったのに、、あの年で膝枕が可愛かった
ヨンスは母性本能をくすぐるってキャラ設定かしら?(笑)


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ソウルでナイトクラブを経営していたヨンス(ファン・ジョンミン)は友人ドンジュン(リュ・スンス)に経営を譲り恋人スヨン(コン・ヒョジン)と別れ、母(キム・ジング)には数年留学すると嘘を告げる。理由は悪化した肝硬変を直すために田舎の療養所「希望の家」に行くためだった。ヨンスはそこで重度の肺疾患を抱えたウニ(イム・スジョン)と出会い恋に堕ちる。療養所を出て同居を始めた二人。ウニの献身のかいあってヨンスは健康を取り戻す。そんな静かな暮らしをしているヨンスのもとにソウルから友人ドンジュンと恋人だったスヨンが訪れる。