きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

グラスホッパー

2015年12月13日 | 日本
グラスホッパーとはトノサマバッタのこと
通常は緑色のグラスホッパーが
密集して育つと黒く変色し凶暴になる



去年、斗真くんがグラスホッパーという映画に出ると知って原作を読んだ
殺し屋がぞろぞろ出てくる現実離れした世界
目で自殺させる殺し屋ってナニ?って
主人公の鈴木といっしょに不思議な世界に巻き込まれた気分で
読み終って浮かんだ言葉は「白昼夢」
夢から目覚めないかと心配だった
これってたった2日間の話なんだよね

蝉を山田くんが演じると知って本当に楽しみにしてました
良かったよ山田くん
甘くて綺麗なビジュアルが殺し屋にピッタリで
運動神経の良さでキレキレで
鯨(浅野忠信)との対決シーンがむちゃむちゃカッコよかった
このシーンを観るだけでも映画を観に行く意味があったくらいで
こういう感じの山田くんをこれからもっと映画で観たい

原作では鈴木の恋人は確か名前はなかったよね
どういういきさつで死んだとか
タイムカプセルのエピソードはなかった
物語をわかりやすく完結させたかったのか
感動の物語として成立させたかったのかもしれないけど
いりますかね
そうすると、鈴木と、蝉と鯨たちの話はどう繋がるの?って余計なことが気になり始める
狂暴化して変色したバッタたちの話で良かった気がする
非日常に巻き込まれた感、グイグイ来るスピード感にもっとオロオロしたかった



それにしても
やっぱり山田くんの蝉に会えたことで大満足

それと菜々緒
ドラマでも今凄い勢いを感じるけど
存在感ありましたねー
クールで超美女なんだけど、どことなく可笑しいんだよね
彼女が必死で走ってるだけで何故か可笑しい(理由わからず)

ってことで、私はすごーく面白かった
楽しめた作品でした

⇒⇒ 予告編

◆グラスホッパー 2015年
監督:瀧本智行
出演:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、菜々緒、麻生久美子、波瑠

仕組まれた事故により恋人を失った教師・鈴木は、復讐のため教員としての職を捨て、裏社会の組織に潜入する。しかし、復讐を遂げようとした相手は「押し屋」と呼ばれる殺し屋によって殺されてしまう。押し屋の正体を探ろうとした鈴木だったが、自らの嘘がばれ、組織から追われる身になってしまう。

図書館戦争 THE LAST MISSION

2015年12月13日 | 日本
人気シリーズ化されようが
原作ファンに支持されようが
ツッコミどころ満載な作品であることは否めない←

だって、それを言っちゃぁお終いだけど
図書館でだけ起きる戦争って

「図書館法規要覧」をめぐる表現の自由を勝ち取る話だと言われると
自分たちの暮らしと照らし合わせて、考える必要があるとは思う
でも、銃撃戦の可能性がある場所に子供が本を借りに行けますか(←まじで考えてる)

世界観を受け入れられるかどうかってことが大きい
、、となんだかんだ言いつつ、面白かったのでありました



これも公開早々に観に行った
公開前後にテレビで図書館戦争祭りしてて
直後に前作を観ることができて面白かった

前作と今作の差って官兵衛の前と後の差だね、って友達と話したけど
観る側としては多少影響あるかもねー
気のせいか、今回の方が声のトーンが低くて貫録があったような気がする

あれだけ撃ちあって誰も死なないってとこが
いかにも観念的な物語だってことなんだと思うけど
そこが血なまぐさくなくていいのかもね
堂上も死ななくてよかった
図書館もあれだけ銃撃戦があったら建物がボロボロになるんちゃう?(笑)

私は究極これは郁と堂上教官のラブストーリーだと思ってる
萌えポイントもそこに凝縮されてる
原作では二人は結婚しちゃうんだってね
ラストはそこまで行ってほしいです

アクションも満載で岡田くん好きにとっては楽しみ満載な映画です

THE LAST MISSION だけど続編いけそうです
原作ファンと合わせて映画シリーズファンをしっかりつかんだ作品になったよね



◆図書館戦争  2015年  
監督:佐藤信介
出演:岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、松坂桃李、栗山千明

年号が昭和から正化になってから33年、関東図書隊のタスクフォース所属の堂上篤(岡田准一)と笠原郁(榮倉奈々)は、日々理不尽な検閲から図書を守るた め奮闘。彼ら図書隊は、全てのメディアを取り締まりの対象とするメディア良化委員会と激しいつばぜり合いを展開していた。読書と表現の自由を守るべく体を 張る彼らを、予想外の戦闘が待ち受けていた。

海街diary

2015年12月11日 | 日本
映画らしい映画だなぁって思った
「映画は経験」って常々思ってるけど
まさにそういう作品だなーって

もしかして、これ公開初日に観たんじゃないかなぁ
速攻☆5つけてタイトルを下書きしたまま
忙しくてそのままになってました
いい映画なのにごめんなさい(笑)

20150613-1.jpg

庭に立派な梅の木があって毎年梅酒をつくったり
ぬか床を大事にしたり
贅沢ではないけれど丁寧に日常を暮してる
憧れです

四姉妹のキャスティングが最高にいいんだけど
私的に特筆したいのは綾瀬はるか
番宣でテレビに登場した彼女はいつもの天然キャラで面白くて
長女的なまとめ役は長澤まさみだって言ってた
なのになぜ?(笑)
映画の中の彼女は堂々の長女で
品があって風格さえも醸しだしてて
先日亡くなられた原節子さんを彷彿とさせたんですよね、ええ
驚きでした



しっかりものの長女さちは実は一番父親を求めていたのかもね
末っ子のすずと二人で叫ぶシーンは、あぁこの二人はとても似た姉妹なんだって思った

四姉妹それぞれの父親との距離感もちゃんと伝わってくるんだよね
詳しく説明なんてされてないのに
暮らしぶりから伝わってくる

今でも鎌倉のあの家で四姉妹が暮してる気がする
いい映画でした



◆海街diary  2015年  ☆☆☆☆☆
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず

鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届 く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活 を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。

おみおくりの作法

2015年12月11日 | アメリカ・イギリス

今年も残すところ3週間
まだ年末という気分ではないけど
そろそろ今年観た映画は今年のウチにと思い始めました

「おくりびと」を連想させるいかにもなタイトル
わかりやすいっちゃかわかりやすい
死者を弔う人の話ね、ってイメージできますからね

似て非なるもの、原題はSTILL LIFEです
静物画
そう、静かな静かな映画でした



主人公のジョン・メイの仕事は身寄りがなく亡くなった方の葬儀をすること
上司からは時間をかけずにもっと迅速に処理しろと支持されるが
律儀で真面目な彼は、身内を捜し、亡くなった方の人生を知り
敬意をもってその人にふさわしい葬儀を手配する

ジョン・メイさんはおいくつなんでしょうね
家族もいなくて恋人もなくて、孤独なひとり暮らし
毎日同じルーティン動き、食事も魚の缶詰とパンとリンゴと飲み物の繰り返し
非常に簡素に、今流行りの言葉で言うと、ミニマリスト(←ちょっと違う、笑)
でも、ワタクシこういう暮しは嫌いじゃない



電車に乗る時に進行方向に向かって必ず逆の席に座るんですよ、彼は
ま、確かに終焉した人生に関わるだけの作業ですから前は向かない(笑)

でもあるタイミングで進行方向に向かって座ったの
おっ!って思ったら、思いがけない方向に進んでっちゃいました、彼の人生

ラストは予想外でした
いいよね、余韻を楽しめます

こういう映画、好きです



◆おみおくりの作法(STILL LIFE ) 2013年  ☆☆☆☆☆
監督:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン

公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン)は、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。