きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

リップヴァンウィンクルの花嫁

2016年10月18日 | 日本


タイトルを何度確認してもすぐ忘れちゃって、
映画館でチケット買うときちょっと緊張しそうだわ。
リップなんとか、、一枚、、みたいな(笑)

調べてみたら「リップヴァンウィンクル」は19世紀に発表されたアメリカの小説のタイトルで、
森の奥に誘われて酒盛りを始めた主人公が眠り込み、目が覚めたら20年たって世界はすっかり変わっていたという、浦島太郎みたいな話のようです。
Coccoがアカウント名としてリップヴァンウィンクルと名乗ってたのよね。

長いらしいということはあらかじめ知っていたのですが、
3時間ですよ。
映画としては異例の長さだけど、実感としては長いと途中感じなかった。
岩井俊二監督らしい作品で、好きですね、こういうの。

岩井監督と言えば「Love Letter」で有名だけど、
私は「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」がとても好き。
「リップ・ヴァン・ウィンクルの花嫁」と合わせてベスト3が揃ったかな。

 

序盤、七海が危くて危くて、
違うでしょ!ダメでしょ!ってずーっと思ってた。
実態も実感もないふわふわした子。
大丈夫かな、、って思ってたら、
得体のしれないアムロ(綾野剛)登場で、
不思議だけど普通に居そうな気がするから、今の世の中って不思議。

前半の七海に起きたことも、もしかしたら全部アムロが仕掛けてたんじゃないの?

レビューを読んでたら、誰かがアムロはネットを表してるって言っててなるほどって思った。
便利なんだけど、気を許すとひどい目にも合うって。
確かに。

SNSで繋がるようになって、人同士の繋がりが変化してるけど、
でも私は人間自体が変化したとは思ってなくて、
情はあるのに実態が薄い、っていうか、
ちょうどいい言葉が見つからないんだけど、そういうのをすごく表してるんだと思った。

なんだろ、このふわふわした人間関係。

でも、ラストの七海の穏やかな表情は共感できるものがあって、
もしかしたら、私も彼女と似ている関係性のなかで人と生きてるのかもしれない。





リップヴァンウィンクルの花嫁  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:岩井俊二
出演:黒木華、綾野剛、Cocco

SNSで知り合った鉄也と結婚することになった派遣教員の皆川七海は、親族が少ないため「なんでも屋」の安室に結婚式の代理出席を依頼して式を挙げる。しかし、新婚早々に鉄也が浮気し、義母から逆に浮気の罪をかぶせられた七海は家を追い出されてしまう。そんな七海に、安室が月給100万円という好条件の住み込みのメイドの仕事を紹介する。そこで知り合った破天荒なメイド仲間の里中真白と意気投合した七海だったが、真白は体調がすぐれず日に日に痩せていく。そんなある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す。


セトウツミ

2016年10月17日 | 日本
絶対観たいと思って楽しみにしてたんだけど、
近所の映画館で上映してくんないのよね、こういうの。
行きそびれちゃってレンタル待ちするしかないかなって思ってたら、
渋谷のアップリンクという映画館で上映してるって知って、探して行ってきました。

場所がわかりにくくて、30分くらいウロウロと探し回ったのに、
旦那がいつも行ってるレコード店のすぐ近くだった(逆方向から探してた)もー!

小さな映画館で、手作り感がある札幌のシアターキノに似てた。
椅子が大きくて動くのよね、また観に行ってみたい。




放課後に高校生の男の子が二人河原でただひたすら話すだけの話。
面白かった!!
大~~~~好き!!


これはやっぱり映画館で観るべきよね。
だって、クスクスクスクス聞こえてくるのよ、周りの笑い声が。
笑っちゃうよね、
ケタケタ笑うんじゃないの、クスクスなの。
ほんとくすぐられるわ~

観てるっていうより、一緒にいる感じね。
終わって欲しくなかったもん(笑)
ずっと一緒にいたい。

これはもう、ひとえに、池松壮亮くんと菅田将暉くんの演技力の賜物です。

こういう感じの菅田クン大好物です☆



セトウツミ  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:大森立嗣
出演:池松壮亮、菅田将暉

性格は正反対だがどこかウマの合う高校2年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、放課後にいつも河原で話をしながら暇つぶしをしている。