吸血鬼。バンパイア。
なんでしょうね、それの魅力って
セクシーさ?(セックスシンボルとしての?)
アウトサイダーとしての存在意義?
永遠の命を持ち続けることへの憧れ?
って、いきなり疑問符だらけですが
正直あんまりそこに関心を持たないまま観に行っちゃったんですよね
岩井俊二と蒼井優の組み合わせってことと
花とアリスがあまりにも面白くて
リリイ・シュシュのすべても結構なインパクトだったので
映画館に足を運びました
いやぁ、もう難しかったもんね、私には
終ってから
誰か私に解説して下さいーって思った
ただ、人間の体には8%の血液があるって知ったので
エンドクレジットが流れる中
自分の体に流れる血液を確認したくて
手首の動脈を探った
そういう生々しい不思議な感覚はあった
「ヘマトフィリア」血液嗜好症
血液に対して性的渇望を覚える性的倒錯の一種を感じる人って実際にいるらしいです
でも血液には吐き気をもよおさせる作用があるんだって
よくわかんないよ
主人公も吐いてたし、、、
そこからきちんと理解して映画に入らないと
理解できないよ、やっぱり
途中、本当に殺人まで至ってしまう事件があったけど
あれはちょっときつかったです
主人公がそういう嗜好でないことを説明したいということはわかるけど
もうちょっと柔らかく描いてもいいんじゃないかなぁ
しかしね、自殺者に近づいて、あらゆる手段で血を手に入れようとしていた彼が
教え子のために輸血することで血が足りなくて、、って
コントかい、、って思わず笑っちゃったんですが、、
そういえば、韓国映画の「コウモリ」も似たような面白さがあったな
でもこの映画は笑えるような雰囲気ではなくて
情緒的な綺麗な映像の映画でした
ヴァンパイア 2012年
監督:岩井俊二
出演:ケビン・ゼガーズ、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、蒼井優、アデレイド・クレメンス
男はある場所で“ゼリーフィッシュ”と名乗る女(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)と待ち合わせた。見知らぬ者同志、共に死のうとしている。「最後の一日を最高の日にしたい」というゼリーフィッシュに、その男“プルート” (ケヴィン・ゼガ―ズ)は、穏やかに死ねるある特別な方法を試すことを提案する。「血を抜こう」。
この男、サイモン・ウィリアムズは高校の生物学教師で、アルツハイマーの母親ヘルガ(アマンダ・プラマー)との二人暮らし。学校では自殺を考える生徒ミナ(蒼井 優)に「死んではいけない」と説得する誠実な教師を演じているが、プライベートの彼は自殺サイトに接触して、血の提供者を探していた。自殺志願者の間では有名な存在で、“ブラッドスティーラー”または“ヴァンパイア”と呼ばれ恐れられているが、せっかく飲んだ血は後で吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。
ある日、サイモンは標的として選んだ“ラピスラズリ”という女性によって思いがけず集団自殺に巻き込まれる。辛くも生き残った“レディバード”(アデレイド・クレメンス)という女性と迷いの森を脱出するが、その道中、自分がヴァンパイアであることを告白してしまう。後日、レディバードはサイモンに血の提供を申し出る。彼女はもう一度自殺したがっていた。そして同じ頃、教え子のミナも自殺を企て、サイモンにとって最も長い一日が始まる。