きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

きみに微笑む雨

2010年01月31日 | 韓国
きみに微笑む雨(原題:호우시절)  2009年  
監督:ホ・ジノ、イ・ハノル
出演:チョン・ウソン、カオ・ユアンユアン、キム・サンホ

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原題は「好雨時節」
中国の詩人、杜甫の「春夜喜雨」の一節で
~やさしい雨は降る時を知っていて春の生命をもたらす~という意味だそうです
恋愛もタイミングが大切ってことか(そんなじゃない?)

ストーリはとても単純でこういう雰囲気は嫌いじゃない
竹やぶを歩くところ「春の日は過ぎ行く」でこういうシーンなかったっけ?
映像が綺麗

こうなってくると2人の演技力がとても重要になってくるんだけど
カオ・ユアンユアンさんが素敵でした
ナチュラルに綺麗で韓国の女優さんとは雰囲気が違うなぁ

告白できないまま帰国してしまった微妙な関係だったけど
でも連絡を途絶えさせたのはドンハの方なんでしょ(しかも彼女がいたって告白してるし、笑)
嫌いじゃないけどもう過去のことなんだっていう出会いよね
そのあたりの微妙な関係からすこしずつ変化して
今ドンハに迫られても(?)それに応えられない自分を抑える辛そうな感情とか
なんだかフツーにわかるわかるって思ってしまった
(で、どこにもありそうな話かも、、って今あらためて思ってしまった、笑)

チョン・ウソンは「消しゴム」のときは思わず惚れそうになったんですけどね
今回は、、ちょっと愛が足りない?(ファンの皆さんゴメンナサイ~)
メイを愛してる感じがあんまり伝わってこなかった(迷ってる感じはあったけど)

中国支店長役のキム・サンホが毎度ながら良かったですね
一人で中国に赴任していて、頑張って中国に馴染んで仕事してるけどちょっと人恋しい(韓国人恋しい)
わかっていそうなわかってなさそうな(笑)キャラが面白かった

なにげに「愛にも国籍があるんだ」なんて、自分の人生から得た名言を言ったりして
きっと若かりし頃、留学した中国で恋してそして破れたのね
セリフひとつでいろいろ想像させちゃうんだからニクイ(笑)

ところで、ドンハは中国語がわからなくて、メイは韓国語がわからなくて、支店長は英語がわからない、って設定は面白かったですけどどうして中国が舞台なんでしょうねぇ

ラストのシーンはさもありなんって感じでちょっと照れくさいけど、自転車に乗るって前向きで明るいイメージ
ハッピーエンドを感じさせる映画は嬉しいです

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出張で四川省・成都にやって来た建築重機会社勤務のドンハ(チョン・ウソン)は
支社長(キム・サンホ)と観光に出かけた杜甫草堂で聴き慣れた声を耳にする。そこで英語ガイドをしていたのは、10年前、留学先のアメリカで知り合ったメイ(カオ・ユアンユアン)だった。お互い恋心を抱いていたが告白できずに帰国し連絡が途絶えていた2人。当時の感情を思い出し惹かれ合うが、メイの表情にはドンハが近づけない影があった。



仁寺洞スキャンダル

2010年01月29日 | 韓国

仁寺洞スキャンダル(原題:인사동 스캔들) 2009年
監督:パク・ヒゴン
出演:キム・レウォン、オム・ジョンファ

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400年前に消えたある絵の復元プロジェクトが全国民の関心の中で公開される
復元に成功すれば韓国最高額でオークションされることは間違いない
朝鮮時代に実在した画家アン・ギョンの知られざる名画「碧眼図」
その名画を手に入れた美術界の大物ギャラリー「秘門」のぺ・テジン(オム・ジョンファ)は
神の手を持つ復元専門家イ・ガンジュン(キム・レウォン)をスカウトして
400億ウォン相当のその名画の復元作業に乗り出す


複製技術者たちの絵画戦争が始まった!なんてフレーズから
詐欺だろうが殺人だろうがお構いなしで美術品の売買で金儲けをするぺ・テジン(オム・ジョンファ)と、それを守ろうとする若き天才復元専門家イ・ガンジュン(キム・レウォン)の
絵画を巡ってのガチンコ対決かな?
とイメージしつつ観始めたんですけど、、


韓国美術界が舞台だから映画美術がとても綺麗
映像もスリリングで
緊張感のある映画でした

登場人物が多かったですねー
誰かが出てくると、その人との関係を想像してこの先のストーリを想像するわけだから
ふぅ、、けっこう忙しかった(笑)

・「碧眼図」をテジンに取られたと悔しがる顔料専門家クォン・マダム(イム・ハリョン)
  イム・ハリョンさんは2009年「私の愛私のそばに」「グッドモーニングプレジデント」にも出演して大忙しね
・工場で大量の贋作を作るホジン社社長(コ・チャンソク)
・かつて国宝級複製技術者と言われたパク・カ(ソン・ビョンホ)
・そして3人の仲間(ガンジュンは孤児らしいから施設で一緒に育った仲間かな?)
・日本美術界の大物の黒田(白竜)、、結局のテジンは黒田の下請け的存在だったってこと?
・悲劇の名画家(イ・オル)、、テジンとの因縁の人みたいなんだけど、、
・ソウル市警の文化財専門担当班カン刑事(キム・ビョンオク)
・その部下チェ・ハギョン刑事(ホン・スヒョン)→韓国映画の定番中の定番の荒くれ刑事

ガンジュンの生い立ちに触れるところもあって
それぞれが全部映画の中では面白い存在なんだけど
いかしきれてない感もあって、、
主演2人も含めていい役者さんが揃ってるのにね~

これガンジュン(キム・レウォン)とテジン(オム・ジョンファ)の
ガチンコ勝負なストーリじゃないんですね
最初からテジンはめられてますよね、
っていうか全部ガンジュンの意のままになってるんじゃ~
一見スリリングなんだけど全然ハラハラしないのはそのせいじゃないですかね

ガンジュン(キム・レウォン)がカッコよすぎな感もあったりして
もうちょっとオム・ジョンファもカッコよく描けばいいのに~(タチャのキム・ヘスみたいに)
映画終盤になってきてどう思ったかっていうと
あー、ルパン三世みたいな映画だったんだって、、、
美術品を奪いあうなんてまさにそーだよねー

ってことは荒くれ女刑事のホン・スヒョンは銭形警部?(笑)
オム・ジョンファは意外と情けない悪役
そんなイメージが浮かんできてしまいました

もうちょっとジメッとした難しい映画かなと思いきや
スカッとして明るくて楽しいエンディングだったのも納得です

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ハッピー☆クリスマス

2010年01月28日 | 韓国
ハッピー☆クリスマス(해피 에로 크리스마스)  2003年  
監督:イ・ゴンドン
出演:チャ・テヒョン、キム・ソナ

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タイトルにクリスマスとついた映画が何本かあって
12月に入ったら観ようと思いつつすっかり忘れてました
チャ・テヒョンつながりと、それからキム・ソナも来日してるっていうから
観てみようかな~って思って
この2人ならって、期待したのが大間違い

原題はハッピーエロクリスマス
別にエロかろうがなんだろうがいいんだけど
ちっともエロくないし
中途半端に出てくるエロがストーリと何の関係があるのさっぱり意味不明
チャ・テヒョン、キム・ソナ、温泉組のヤクザの親分の三角関係がメインで
サイドストーリとして、ドングァンとヘミンの恋物語、ミンギョンの友人のミスコンテスト、アダルトビデオの撮影隊、ヤクザの抗争の話が出てくるんだけど
どれも何の接点もなくて(面白くもなくて)
謎だらけで終わってしまった??????

いい役者さんが出てるのにもったいないよねー
これ、ほんとにシノプス(脚本)があって
納得して出演したんだろうか
とさえ思ってしまう映画でした
最後まで頑張って観たけど途中なんどか意識がモウロウと、、(そこまで言わせるかー


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温泉都市の新人警官ビュンギ(チャ・テヒョン)には二つの大きな夢があった。一つは子供の頃からの目標であり彼が警察官になった理由でもあるが温泉組のパン・ソクト(パク・ヨンギュ)を逮捕すること。二つ目はボーリング場で働いているミンギョン(キム・ソナ)のハートを射止めること。一方ミンギョンにはクリスマスの前につきあっている男に振られるジンクスがあり恋愛に対して非常に臆病になっていた。ある日、パン・ソクトはミンギョンにひと目惚れをして猛烈なアタックを始める。ビュンギは二つの夢を叶え、ミンギュンは失恋ジンクスを破ることができるだろうか。


過速スキャンダル

2010年01月27日 | 韓国
過速スキャンダル(原題:과속 스캔들) 2008年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ 
監督:カン・ヒョンチョル 
出演:チャ・テヒョン、パク・ポヨン、ワン・ソッキョン

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韓国では「できちゃった婚」のことを「速度違反」と表現するんですよね
まさに過速スキャンダル

828万人の観客を記録したミラクルヒット映画
面白かった
でも800万人を超えるくらいにすごいかというと、そうでもなかったりして?
でも確かに面白い!(どっちやねん)

いろんな映画があるけど、結局は
シンプルがベスト

全く事前知識なしで(予告編も確認せずで)観たので3人の関係に意表をつかれて驚いたけど(なるほどなるほどって思ったけど)、あとは特別目新しいストーリではないんですよね
なのにこんなに楽しく最後まで観られるのね~☆

3人のキャラクタがあまりにもぴったりで楽しい
チャ・テヒョンの自己チューだけど周りに翻弄される役どころは彼の真骨頂だもんね
気持ちいいくらいにはまってる

パク・ボヨンの天然で傍若無人な女の子が超キュート
ぼさっとした姿で現れたジョンナムがだんだん可愛くなってきて、そして歌が上手いのね
チャ・テヒョンはプロ級(プロかな?)の歌い手だから
まさに二人が歌が上手な遺伝子を持った親子みたいに素晴らしい歌声を聞かせてくれます(孫のソッキョン君も音楽的才能を発揮するし)

そしてなんと言っても最高なのがワン・ソッキョン君
可愛い~☆

1回観てももう1回観たくなるような楽しい映画でございました~

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いち時代アイドルスターとして10代の少女ファンを魅了していたナム・ヒョンス(チャ・テヒョン)は現在は30代半ばだが今でも人気があり聴取率第1位を誇る人気ラジオのDJでもある。ある日、ラジオのリスナーだというファン・ジョンナム(パク・ボヨン)が男の子(ワン・ソッキョン) を連れて現れた。彼女は自分はあなたの娘だと告白、その男の子がヒョンスの孫であると告げる。


宿命

2010年01月27日 | 韓国
宿命(原題:숙명)  2008年  
監督:キム・ヘゴン
出演:ソン・スンホン、クォン・サンウ、キム・イングォン

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映画の撮影を見守って公開を心待ちしたファンとしては
レビューしにくいっていうか、ちょっと切ない映画

ソン・スンホン、クォン・サンウという韓流スターの二人を揃えて、さらにチソンも出演ってことで
韓流ファン目的に作られたように揶揄されることもあるけれど
だったらこんな暗いヤクザモノの映画は作らないと思ったりもするのよね

ともかく公開されるまでにトラブル続きの映画で
作ってる時からお金がなくて大変そうだったし
制作会社と出資会社でもめて、さらに日本の版権を購入した会社といろいろあって、、
詳しいことはわからなけど
いろんな意味を含めて切ない
韓国で公開時に映画を観てきたけど
日本では音楽がガラッとかわってます
使われた音楽はぜんぶ素敵な曲ではありましたけど
音楽は映画の大事な要素だから
そのままの形で日本で公開されることが映画にとっては一番良いことだから
そいう意味でもちょっと切ない

スンホンは兵役逃れの騒動から2年間の軍隊生活を送って復帰第一作目
チソンも同じく兵役から帰ってきて最初の作品
サンウは事務所問題からなにからかにから、もうファンも思い出せないくらいの様々なトラブルから抜け出しそうな時にやっと仕事再開した作品だったから
かなりの思い入れを持って作った作品だったんですよね

初の悪役ということで注目されたサンウですが
キャラクタの描かれ方が全然悪役じゃないよね
でも、虚勢をはってヤクザの世界でのし上がっていこうとしたけど(友達を裏切っても)
実は気が小さい小物のチンピラを上手く演じてたと思うんですよね
妹を思う兄のシーンが好きです

キム・イングォンのヤク中毒の演技に関しては言うまでもなく迫力があって素晴らしかった
舞台挨拶で見たときは体型はすっかり丸くなってました(あれが基本体型?笑)
そして、チソンがいいところを持ってったってみんな言うけど
あれれは持ってくでしょ、、、(ちょっとずるい~笑)チソンって低くていい声してるのね

サンウが悪役ができないとは思わないけど
あの声にセッキヤーをあれだけ連呼させると、軽すぎて
ちょっと似合わなかったかなぁ

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裏社会から足を洗うつもりでいたウミン(ソン・スンホン)はカンソプ(アン・ネサン)、チョルジュン(クォン・サンウ)、ドワン(キム・イングォン)の仲間4人でカジノ襲撃を決行する。だが、チョルジョンの裏切りによって失敗、ウミンは2年間の服役生活を送ることになる。出所後裏社会に戻った彼が目にしたのは、多くの部下を従えるチョルジュンと麻薬漬けになったドワン(キム・イングォン)の姿。そしてカンソプは行方不明になっていた。


恋する神父

2010年01月25日 | 韓国
恋する神父(原題:신부 수업)  2004年  
監督:ホ・インム 
出演:クォン・サンウ、ハ・ジウォン、キム・イングォン 

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これ私が初めて映画館で観た韓国映画なんですよね
懐かしい
サンウ見たさで映画館に行ったので
その時はぽーっとしてあまりストーリは記憶になかったかも(笑)

久しぶりに観て、改めてという感想ですが、、

サンウはウブで真面目で泣き虫な神父修行中の学生を楽しそうに演じてますね
そしてアメリカ帰りの破天荒で解放的な女の子はジウォンちゃんのお得意なキャラクタ
これって、当時流行ったハチャメチャな女の子に男の子が振り回されるラブコメのパターンですよね
前半はもっともっとはじけてボンヒがギョシクを振り回す方が笑えてよかったのになぁ

でも真面目なギュシクと不良神学生のソンダル役のキム・イングォンの組み合わせが楽しくて
ちょっととぼけたナム神父役のキム・インムンと共に笑いの部分をカバーしてくれてます

なんといいってもいいのは聖歌隊のシーン
田舎の教会のおばあちゃんたちが結婚式の聖歌の練習をするんだけどこれがすごい音痴で
ギュシクの閃きで神学生の仲間たちを呼んで即席の聖歌隊を結成するんです
「彼女を与えてください」
明るくて健康的で良い歌なんですよね~、とっても楽しい気持ちになります
 (もちろんOST持ってます、笑)

神様に「私にかわいい花嫁(彼女)を与えてください」ってお願いする歌
この映画全体に言える気がするんですけど
ラブコメ風に作られているけれどドタバタ感がなくて
神様に仕えようと誓う神学生が真面目に描かれてると思うんですよね
クライマックスの叙階の儀式のシーンはとても厳かな雰囲気で興味深く観ました
この役を演じるにあたってクォン・サンウとキム・イングォンは
確か実際に神学生といっしょに生活をしたはずですが
検証に基づいて丁寧に真面目に作られた映画だったんだなぁと改めて感じました

因みに
神父と牧師の違いは
神父はカトリック、牧師はプロテスタント
神父はカトリックの聖職者の呼称で神の代理として神と信者の間を仲介する
プロテスタントでは、牧師はあくまでも信者の代表として礼拝をする
牧師は信者を代表する立場なので結婚もできるそうです

ギョシクは神様を取るか恋人をとるかという選択をしたわけで
演じるのはむずかしかったでしょうね

そして、、スーダン姿のサンウはやっぱりカッコよかった

チョ・ジェヒョンが特別出演でちょっとだけ出てますけど
サンウファンの娘にせがまれて一緒に食事した縁で(お礼に)出演とあいなったそうです(笑)
それから、ギュシクとボンヒがわたあめを食べる時に
隣でベタベタしながらわたあめを食べてたカップル
イ・ソンギュンとキム・ヘナ(鏡の中へに出てたらしい、、)なんですよね~
最初は全然知らなくて、今回やっと確認できました(笑)

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品行方正なカトリックの神学生のギュシク(クォン・サンウ)はミサの最中に学友ソンダル(キム・イングォン)のせいで大失敗を起す。2人は罰として田舎の教会で修行をすることになる。教会に到着した翌朝ギュシクが聖堂を掃除していると二日酔いでベンチで寝ている若い女性がいた。この女性は教会の神父の姪のボンヒ(ハ・ジウォン)で恋人と結婚するためにアメリカから韓国へ戻ってきたばかりだった。その日からギュシクの煩悩の日々が始まる。


俺たちの街

2010年01月24日 | 韓国
俺たちの街(原題:우리 동네)  2007年  
監督:チョン・ギリョン
出演:オ・マンソク、イ・ソンギュン、リュ・ドックァン 

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見ていてしんどい映画だった
暗くても重くても大丈夫な方だけど
ちょっと、、
邦題は「俺たちの街」だけどタイトルを直訳すると동네だから
街じゃなくて町内
う~~ん
どうしてこんなにたくさん人が死ぬのを見なくちゃいけないの?
いくら映画とはいえ納得できない、、、

リュ・ドックァン君、「ヨコズナマドンナ」でぽっちゃりと可愛い役をやった翌年に
「息子」と「俺たちの街」に出演したとはね
キャラクタごとに見事に変身する役者さんはたくさんいるけど、これほど激しく変貌する人はいないんじゃないかな
優しそうな青年の雰囲気で登場してラストの狂気溢れる連続殺人犯としての顔(演技)は凄かった
若くて小柄であの風貌なので(どうしても可愛い)殺人シーンも迫力が若干ない感じが否めなくもないけど、でも演技力は抜群
まだ20才だもんねー
これから大人の雰囲気が出てきたらどんな俳優になるのか楽しみです

ストーリはね
正直ね、わかんないなー
と何度も呟きながら映画みてたんですよね
3人の繋がりとか理由とか謎解きとかされてもいまひとつ
どこにも救いがなさ過ぎて
どうしてこういう映画を撮ろうと思ったのか、、
ラストの子供の頃のシーンを見ると
ほんと、救いようがないじゃない?

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女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。被害者はすべて両手を縛られ十字架型に吊るされていた。事件の担当となったのは凶悪犯罪課のチェシン刑事(イ・ソンギュン)。何の手がかりも発見できずに苛立ちを募らせていた。推理小説家キョンジュ(オ・マンソク)はチェシン刑事と高校時代の同級生で親友
キョンジュは家賃を催促しにきた大家と口論になったあげく彼女を殺してしまう。町で起こっている連続殺人事件のことを思い出したキョンジュはその手口をまねて遺体を処理し自らの殺人の隠蔽を企てる。



ヨコヅナ マドンナ

2010年01月24日 | 韓国
ヨコヅナ マドンナ(천하장사 마돈나)  2006年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ 
監督:イ・ヘヨン、イ・ヘジュン
出演:リュ・ドックァン、ペク・ユンシク、キム・ユンソク、イ・サンア 

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リュ・ドックァン君は映画「息子」で初めて見たときに
賢そうで冷静で凛とした雰囲気もあって存在感のある子役(?)だなぁって思ったんですけど
その前年にヨコズナマドンナで主演してるんですね
当時19才
この映画のために27キロ太ったそうです
恐るべき19才、プロフェッショナルです

オ・ドング(リュ・ドックァン)は仁川に暮らす高校生。ぽっちゃりめの男子だが心は女子。マドンナような女性になることが夢で憧れの日本語教師(草剛)に告白する日を夢見ている。そのために毎日港で力仕事のアルバイトをしてお金を貯めていた。ドングの家庭は酒浸りで暴力沙汰が耐えない父(キム・ユンソク)と弟の3人暮らし。幼い頃に母(イ・サンア)は父に愛想をつかして家を出てしまっていた。ある日「インチョン市杯高校生相撲(シルム)大会」の優勝者には500万ウォンの奨学金が出ることを知る。自分のとりえは力が強いこと、この賞金があれば女の子になれる。ドングは意を決意してシルム部の門を叩く

ドングは男の子なんだけど小さい頃から心は女の子
性同一性障害という重いテーマを持っているんだけど
この映画、さわやかなんですよね
それはドングがこれからの人生に苦労が待っていることを承知の上で
女性として生きていくこと自分らしく生きることに迷いがないからなんだよね

ドングのお父さん(キム・ユンソク)は若い頃はボクシングで有名だったけど
怪我をしてボクシングができなくなってからは自分の人生を否定し続けて生きてきた人
自分が嫌いで自分を認めない人生を過ごしてきた

韓国相撲(シルム)トーナメント大会で優勝を狙う話が映画の中心なんだけど
この父と息子の話がいいんですよね

飲んだくれの父が息子が口紅をさしてるところを目撃してうろたえる(そりゃそうでしょ)
そして息子と激突するシーンがすごくよかった
父は息子が女になるなんてこと頑として認められない
だからバカヤロってひたすら殴る
ガチンコで殴る(ドックァン君、殴られ方上手いよね、笑)
でも殴りながらカードしろ!って教える
理解を示したり優しい言葉をかけたりなんかしないけど
苦しいことがあっても生き抜くんだって殴りながら教えてるみたいで
あぁ父親にはかなわないなぁって思う(母として実感、笑)
そしてキム・ユンソクはいいなぁってまたまた思う

と、まぁ、私の感動ポイントはそこだったんですけど
映画は「ヨコズナマドンナ」というタイトルどおり
相撲(シルム)部を舞台とした高校生のスポーツ青春もの
心は女の子のドングが上半身裸で相撲をとるわけですからなんとも可笑しいわけで
ドングをとりまく部員たちがこれまた可笑しくてコメディタッチで楽しめます

主将役のイ・オンは学生時代に実際にシルムのチャンピオンだった経験があって
ぽっちゃり太った部員たちの笑えるシルムだけでなく
日本の相撲とはまた全然違う躍動感のあるシルムが見られました
この作品の直後に交通事故で亡くなってしまったことが本当に残念で冥福を祈るばかりです

ところで突然出てきて驚いた草君ですが
韓国の人が聞くとどれくらいのレベルの韓国語を話しているのかはわかりませんが
さすがですよね
でも、日本では「人柄の良いつよぽん」というイメージの彼しか見たことがないので
ちょっと違和感を感じちゃいましたね、正直なところ
草薙君がどうっていう意味じゃなくて
韓国映画に出てくる日本人って、韓国人の日本人イメージを見せられるからちょっとしんどいかも(苦笑)

たくさんのテーマがずっしりと詰まっているんだけど
軽く笑って楽しんで観られる映画でした
痩せたリュ・ドックァン君、観なくちゃ

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キム氏漂流記

2010年01月21日 | 韓国
キム氏漂流記(原題:김씨 표류기)  2009年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:イ・ヘジュン
出演:チョン・ジェヨン、チョン・リョウォン

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よくできてる映画でしたね
面白かった
イ・ヘジュン監督は脚本もたくさん書いてきた人なのね
これはヨコズナマドンナを観なくてわ☆
最高

どこに漂流するのかと思ったら
漢江のパム島
漢江の中洲にある無人島で、実際に自然生態系保存地域として指定されているそうです

目の前にはソウル(汝矣島)のビルが並び63ビルが見えて車が走り観光船が通っていく
泳いで渡れるだろーって突っ込むも早々に泳げないことが判明(納得、、、)
携帯電話で助けを求めるが誰も信じてくれない(そのうちバッテリー切れ、、)
そしてそこで野人のように暮らし始めるキム氏(チョン・ジェヨン)

考えつかない発想
無人島で必死なキム氏が可笑しくて可笑しくて(笑)
チョン・ジェヨンの熱演にしばし引き込まれます

自殺しようとするんだけど下痢して便意を催すのよね
まずは自殺するよりそっちが先(笑)
用を足しながら(韓国映画ですからそりゃーリアルです、笑)
目の前にある真っ赤なサルビアに気がついてその蜜を吸うの
そしてその蜜の甘さにキム氏がさめざめと泣くんだけど(やっぱり用を足しながら、笑)
これがいいシーンなんですよね
チョン・ジェヨンさんは良い俳優だ~☆

無駄なものがひとつもないっていうのか
使われてる小道具も全部いいんですよね

人生で初めて持ったマイホームがアヒルのボート
着ていた背広は案山子になって彼の唯一の話し相手
春と秋にある20分間の民間防衛訓練
糞つながりで言うと(笑)鳥の糞さえもそのあと大事なアイテムになります
あひるのボートとお別れするときのキム氏の切ない表情に涙しちゃいました

そしてもう一人のキム氏(チョン・リョウォン)
今まで可愛くて恵まれた女性の役の印象が強かったんだけど
ガラッと印象が変わって、汚くてブサイクにさえ見えた
頑張りましたよね
人を拒否してネットの中だけで存在する引きこもり
ものすごくリアルに描かれてます
人ごとじゃないよね
今の社会、人と関わらなくても生きていけるし
そういう傾向になってる人たくさんいそうだもん

コメディ映画じゃないけどたくさん笑える映画
そして世の中から思いっきりはじき飛ばされたキム氏だけど
二人の心がだんだん変化していって希望があって心が軽くもなる
最後もとってもいい

無人島で孤軍奮闘するキム氏をキム氏が望遠レンズで覗いて
リップルをつけるようにワインボトルでメッセージを送る
(※リップル→ネット上で掲示板やブログにコメントを書き込むこと)
手紙をビンに入れて送るなんて超アナログな行為なのに
二人の関係がネットで人と繋がる今を象徴しててシュールだわ

男性のキム氏は漂流してしまってやむ終えず野人生活を始めて
そのうちそれを楽しみ始めるんだけど
映画の最後になって急展開してアッて思うのよね
いるんだもん現実にこういう人、世の中にたくさん。。。
現実社会に戻ると
キム氏は普通にホームレスなのよ(涙)

韓国だけじゃなくて日本の社会に対する
強烈な風刺の映画でもあったのね
キムさんって韓国では代表的な苗字で
日本でいうと佐藤さんとか鈴木さんとか
つまりどこにでもいる、あなたの漂流記でもあるかもしれないって言いたかったのかなぁ

都会のど真ん中にある二つの不思議な違空間で漂流するキム氏二人
笑って、泣いて
ものすごく楽しめました
これ、久々に満点つけたい映画
10人に会ったら10人に薦めちゃいます☆☆☆☆☆
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自殺を試みたが失敗に終わり漢江の島に漂着した男。助けを求めても信じてもらえず、死ぬことも容易くなく、とりあえず島で生活することにした。砂浜に書いたHELPがHELLOに変わり無人島での野生生活もいいものだと感じ始めた頃。匿名のメッセージが入ったワインボトルを発見する。
自分の狭くて暗い部屋が世の中の全てな女。ホームページ管理、一日一万歩歩くこと・・・彼女だけの生活リズムもある。唯一の趣味である月の写真を撮る事に熱中していたある日。遠く漢江の島に不思議な姿を発見する。


恋の罠 -淫乱書生-

2010年01月19日 | 韓国
恋の罠-淫乱書生-(原題:음란서생)  2006年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ  
監督:キム・デウ 
出演:ハン・ソッキュイ・ボムス、キム・ミンジョン、オ・ダルス 




笑ったー、真面目に笑ったわ(笑)
他の方のレビューをざっと読んだんですけど、これ男性は意外と笑えないらしい
本質を真面目に描いてる、、なんて感想もあって
そっか、、男性は身につまされたりするのかなぁ(よくわかりませんが、笑)
もしかして女性の方が単純に楽しめちゃうんでしょうかね

なんといってもハン・ソッキュとイ・ボムスの共演ですよ
ハン・ソッキュは初の史劇映画ですか?
この映画をチョイスするところがなんとも素晴らしいです
ハン・ソッキュさんが真面目にエロを演じるから面白いんだけど、やっぱり硬い(笑)
いまひとつ笑われる存在になりきってないですねー

そこはもう断然イ・ボムスが光ってました
ボムスさん、上手い~☆
全部面白い
今はかなりスリムになりましたけどちょっと重そうな体でアクションシーンまで見せていただきました

そしてもう一人
楽しませてもらったのは怪しげな小説の発行元(貸本屋)役のオ・ダルス 
彼が良かったですね~
彼を初めて見たのは「オールドボーイ」だったかなぁ
歯を抜かれる役、それだけでも衝撃的なのに、さらにびっくりしたんです、、顔に(笑)
こういう顔した人が映画に出ていいの?って思って(真面目に)←スイマセン、、
あれからいろんな映画でお目にかかりましたけど
今回の役が一番好きだわ

キム・ミンジョンはあまり好きなタイプの女優さんじゃなかったんですけど
綺麗でしたね
キム・ユンソ(ハン・ソッキュ)を誘惑する表情とか黒谷秘事の評判を知って怒る表情とか
ちょっと凄みのある綺麗さでした

アン・ネサンの王様が登場したあたりから物語が急展開して
あれれれれ??
いつから恋愛モノになったの?
いつ二人は恋愛してたんじゃーーーー!って思ってワケワカラズ
チョ内侍(キム・ルェハ)は切なく死んでったんだけど可哀相だわ、あんまり意味なさそうで、、(あらら)
まあ、邦題が「恋の罠」だからそこなんだろうけど
あれはいらない(バッサリ、笑)

などとブツブツ言ってたら
ラストのハン・ソッキュの登場で(島流しになったの?)
ぶははははは~~~
あまりの可笑しさに椅子から転げ落ちそうになりました
だってあんな状況になっても楽しそうなんだもん
 ハン・ソッキュさん、硬いって言ってごめんなさい~~笑(>_
そのまま最後まで笑い続けて映画はジ・エンド(笑)

あれ?そういう映画じゃない?

すごく真面目に描いてたと思います
だから笑えたんですよ、きっと

面白かったです、私は(好き嫌いはあると思うのでアシカラズ









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李朝きっての名文家として知られるキム・ユンソ(ハン・ソッキュ)は司憲府に勤める実直な官吏、しかし気が小さくて“臆病者”と陰口を叩かれていた。ある日ユンソは唐代の名画を複写してすり替えた事件の捜査のため「義禁府の死神」と称されるイ・グァンホン(イ・ボムス)とともに市場の食器屋に踏み込んだ。その店の奥でユンソが目にしたのは初老の男が書き写していた淫らな小説だった。「戯作者の真髄は夢の中でしか味わえないものを描くことだ」その言葉頭から離れなくなったユンソは官能小説を書き始める


作戦

2010年01月18日 | 韓国
作戦(原題:작전)  2009年  
監督:イ・ホジェ
出演:パク・ヨンハ、キム・ミンジョン、パク・ヒスン




札幌でも始まりました
韓流シネマフェスティバル
まずオープニングを飾るのは、パク・ヨンハの「作戦」
(「あなたは遠いところに」もやってますが上映期間がとても短いです)

150万人を超えるスマッシュヒット
友達がリアルに韓国で観てきたんですけど
カップルが多くて、時折笑いも起きて
お客さんの反応のいい映画だったよーって聞いてました

韓国で初めての「株」をテーマにした作品

株取引というと難しそうで
わからないなりについていかなくちゃいけいと思って(笑)必死で観ちゃいました
でも、株について何も知らなくても仕手戦の緊張感は充分感じることはできるし
政治家や謎の資金管理者やそこに絡もうとするヤクザ、というふうに
次々登場する人間関係も面白く
誰が味方で誰が敵か、、
スピード感があって飽きさせない

ヒョンスは人生の「負け組み」から「勝ち組」になろうともがく一匹狼のデイトレーダー
最初は垢抜けないダメ男で登場して
一発逆転のスリリングな展開ながらも
どこかホンワカした雰囲気があるのはパク・ヨンハ君のキャラクタでしょうか
最後はカッコよく決めるのかと思いきやそうでもなくて(あれ、違う?)
スーパーヒーローではなくどこにでもいる普通の青年っぽいところが好感が持てました

元ヤクザの投資会社オーナーであるジョングがヒョンスを思うままに動かして
ヒョンスがそれに対抗していく話なので
もうちょっとアクがあって重量感のある俳優さんがいいんじゃないの?って思ったんですけど
あら、ジョング役のパク・ヒスンさんはもう40歳近い方なんですね(若く見えますねー)

あえて言うとすれば
株を操作して世の中を動かしちゃうわけですから
もうちょっとダイナミックな映像とか、スケール感があったらいいのに
テンポはすごく良かったんですけどね、、

でもストーリーで充分に楽しめるエンタテイメントな映画でした







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5年前、株に手を出して全財産を失ってしまったヒョンス(パク・ヨンハ)。その失敗を糧に独学で相場を学びデイトレーダーになり、ある株取引で大金を手にする。しかし、それは元ヤクザのジョング(パク・ヒスン)が仕掛けた仕手株だった。ジョングに袋たたきにされるヒョンスだったが、その腕を買われ拉致されるように仲間入りさせられる。ジョングの後輩で証券ブローカーのチョ・ミニョン(キム・ムヨル)、テサン土建の大株主パク(チョ・ドッキョン)、ファンド・マネージャーのブライアン(キム・ジュンソン)、そして資金源でもある資産管理士のユ・ソヨン(キム・ミンジョン)と共に仕手戦をしかける。


あなたは遠いところに

2010年01月15日 | 韓国
あなたは遠いところに(原題:님은 먼곳에)  2008年  
監督:イ・ジュニク
出演:スエ、チョン・ジニョン




どうも私はイ・ジュニク監督、チョン・ジニョンの組み合わせと相性がいいみたいで
好きなんですよねー
理屈で理解しようと思うと、オイオイッてところだらけなんだけど
スニ(サニー)が可愛く感じたりもして、、、



親同士が決めた結婚で言われるがままに結婚したんじゃないかと思うのよね
姑になにを言われても「はい」っていうだけ
このスニがボーーっとした嫁なのよ
息子が生きがいの姑は跡取りを早く生んでほしくて
月に一回、丁度いいころ(笑)に嫁を徴兵中の息子に面会に行かせる
(つわりが始まるんじゃないかと期待してるんだけど、二人はそんなことしてないのよね)
それどころか夫には恋人がいて
「お前は俺を愛しているのか」「お前に愛がわかるのか」と冷たく言われるの
ボーーっとしたスニはそんなこと言われても何も答えられずに帰ってきちゃう

姑は息子が不倫してることを知ると
不倫相手に子供ができたらそれを跡取りにすると言い出すし
実家に相談に行くと、一度嫁に出した娘は帰ってくるなと冷たく追い返される

そんな状態の中、夫はベトナム戦争に派兵されてしまい
姑に代わってスニが夫に会いにベトナムに行くことになる

。。。。。。

意味わかんないよね(笑)
なんで戦争してるベトナムに行くの?
なんで夫に会いに行くの? 

そこが納得できないとこの映画始まらんでしょ、たぶん(笑)

最初は謎のまま(納得できないまま)見てたんだけど
何をしてものろまでおっとりして、ボーっとしてるスニを見てたら
「お前に愛がわかるのか」
その答えを夫に言いに行くんだなぁって、、なんか妙に納得してしまって、、、

そのあたりを納得させたはスエの演技力なんでしょうかね
最初はオドオドしてたスニ(サニー)がだんだん自信をつけてたくましく綺麗になったもんなー



ベトナムでバンド活動して一儲けしようと計画するジョンマン(チョン・ジニョン)と出会い
慰問公演団のボーカル「サニー」として戦争最中のベトナムに行くあたりからは
私の好きなチョン・ジニョンの一人舞台といいますか(笑)
「イテウォン殺人事件」では真面目な検事役を演じてたけど
ちゃらんぽらんで、ずる賢くて、でも最後はいいやつじゃ~んっていう役のチョン・ジニョン
好きなんですよね

ジョンマンにパスポートを売り飛ばされサイゴンに取り残されたベーシストのヨンドク(チョン・ギョンホ) 
「ごめん、愛してる」に出てたなー
バンドのメンバーと戦場のベトナムで捕虜になりながらも演奏活動をして
最初は金稼ぎが目的だったのに、最後はスニが夫に会えるように協力するようになる過程がなかなか感動でした

夫役のオム・テウンは
「家族の誕生」でもこんな感じの役回りでしたよね
重要な役なんだけど物語の中心にいなくて
エピローグとモノローグに登場、、、みたいな

最後のシーンは、戦争最中なのにそこだけ止まってて
綺麗な絵のようでもあったんだけど
生きるか死ぬかの極限状態で、ここまでまわりに迷惑かけて
旦那に会いには行かないだろ、、、っていう突っ込み心は
当然ありますよね

結婚してすぐ、妻をさけるように兵役に行ってしまった夫
そんな夫を愛していたのかどうか、、
そんな夫婦のあやふやな愛もありだと思ってしまう私は
ヘンですかね(笑)

イ・ジュニク監督の音楽三部作の第三作目
戦場に流れる音楽
そういうインパクトは充分に感じる映画だったと思います







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平凡な農家のひとり息子サンギル(オム・テウン)のもとに嫁いだスニ(スエ)は村人の前で歌うことが唯一の楽しみだった。息子だけが生きがいの姑が命じるままにスニは徴兵で軍に入っているサンギルに毎月会いに行っていた。常に無言のサンギルだが、ある日「お前は俺を愛しているのか」と問いただすがスニはその問いに答えられない。そして、その質問を最後にサンギルはベトナムの前線へ行ってしまう。姑は泣き喚くばかりだった。スニは夫がどこにいるのかも分からないままベトナムへひとり向う決意を固める


美しき野獣

2010年01月08日 | 韓国
美しき野獣(原題:야수)  2006年  
監督:キム・ソンス
出演:クォン・サンウ、ユ・ジテ 



救いのない辛い映画だったんだなぁ
ノワール作品の極みじゃないの
「甘い生活」をちょっと思い出したけど
こっちは結末までも容赦ない(笑)

「天国の階段」でブレイクして御曹司のイメージのクォン・サンウが
荒くれ刑事に変身ってことで話題になって
そのあといろいろ言われたけど
ちょっと時間と距離を置いてあらためて観てみたら
かなり面白かった、、、うん


共演者がいいのよねー
ユ・ガンジン役を演じるソン・ビョンホ
「木浦は港だ」でチャ・インピョを裏切る子分とか
「大統領の理髪師」で大統領を警護する警護室長とか
彼が助演する映画は面白いよね
個人的には「グッド・バッド・ウィアード」の変な中国人がかなり好き

幼なじみの仲間さえもさえも容赦なく排除してのし上がる非情なヤクザの親分が
善人の仮面をかぶって政界に進出していく
彼に言わせるとヤクザの世界も政界も同じ穴のムジナ

彼と幼なじみでもあり、今は子分となっているのがキム・ユンソク
「まわりにいるのは死んだ奴か、これから死ぬ奴か、どちらか」と言い自分も結局殺される

きゃーーーー!!
今をトキメクあのキム・ユンソクがこんなところに!(笑)
私が彼を認識したのはドラマ「復活」の
いつもピーナツ(だっけ?ちがうか)を食べてる不思議な存在の刑事役で
この野獣の時にはそんなに強い存在感を感じなかったんですよね
  (だから出てることに後で気がついた)

ちなみにドヨンの弟イ・ドンジク役のイ・ジュンムン君は
女優のイ・ヨウォンさんのいとこだそうです(プチ情報)

そしてなんといってもいいのが音楽、すごくいい!
日本の川井憲次さんが担当しています
音楽も良い映画の重要な要素よね

ソウル地方警察の凶悪犯罪捜査班に勤務する若き刑事チャン・ドヨン。正義感に溢れる男だが犯人逮捕にあたっては手段を選ばず力ずくの強引な捜査をしてしまう。ドヨンが自らの手で逮捕した義弟イ・ドンジクが出所するがドガン組の幹部ペ・カンチュンに殺される。怒りに震えるドヨンはドガン組の撲滅を心に誓う。
そしてもう一人、ドガン組の撲滅に乗り出した男がいた。冷徹で妥協のない仕事ぶりで知られるエリート検事オ・ジヌ。
やがて2人は運命的に出会い協力して捜査を進める。


タイトルが「野獣」のとおり人が野獣と化すわけです
怒りで。
何に怒っているのか?
悪が悪を連鎖して、裏の世界も政治も企業も、世の中の全ての悪に
非力でも世の中の仕組みの中で自分の持っているものを全て使って立ち向かおうとするけど
無残に敗れていく
そして最後は、、、

想像できうる最悪の結末で映画が終わる

すごい映画だったのねー
観客はいっしょに怒りを感じなくちゃいけない

エリート検事のオ・ジヌが最初は自信に溢れているのに
ユ・ガンジンとの闘いでだんだん焦ってきて
雨のシーンで絶対に負けないと宣言したあたりからすべてに負けはじめる
ジテさんとサンウは同い年の仲良しだけど
オ・ジヌの方が年上だから、この役のために体重を増やして貫禄をつけたそうです

法廷のシーンは圧巻
窮地に追い込まれたオ・ジヌのわなわなと震える怒りが伝わってきてすごい迫力
ユ・ジテは上手いよね

そこまで黒くと思うくらい(黒くてもいいけど、汚なすぎるのはなぜ?)
変身したサンウが演じるドヨンは
狂犬のように吠えまくって登場する
でもキャンキャン吠えまくってあまり強そうじゃない狂犬なんだよねー
なにもかも上手くいかなくて、幸せが自分のところに来るなんて思ったこともなくて
愚直に吠えまくりながら生きている
全然カッコよくなくて、世の中の底辺でもがいて暴れてる
(でも刑事だからそんなに底辺でもないと思うんだけど)

最初は何に怒っているのか、なにを諦めているのか理解できなくて
ただのがさつなキャラの刑事のように見えて
無駄なパワーだけを感じるから
下手すると映画の中で空回りしているように感じるのよね

でも後半になってきて彼の怒りが映画の中での怒りと一体化してくると
(それは公判のシーンのあたりからなんだけど)
俄然良くなる
ラストはドヨン(サンウ)のための映画って感じになってるけど
何回観ても引き込まれます

この映画は演技力についての評価がいろいろされたりして
サンウ自身も自分を責めるような発言をしていたこともあったけど

この映画のサンウはすごいと思うよ
全身から悲しみとか怒りとかすごいエネルギーを感じる(前半はそれが走りすぎてたけど)
ストーリーだけをみるととてつもなく悲惨なんだけど
高揚して映画を観終わったとしたら、それはサンウがドヨンを演じきったからなんだとあらためて思った
強烈なサンウファンしてた時は感動しててもなんに感動してるのかわからない部分もあって(笑)
監督俳優スタッフが全身全霊を傾けて作った映画はちゃんと伝わるんだよね








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イテウォン殺人事件

2010年01月06日 | 韓国
イテウォン殺人事件(原題:이태원 살인사건)  2009年  
監督:ホン・ギソン
出演:チョン・ジニョン、チャン・グンソク、シン・スンファン



9月にソウルの大韓劇場で観ました
公開2週間目
一番小さなシアターで、土曜日の午後だったけど8人で鑑賞、、あらら
予備知識なしで観たけど、これに関してはちょっとは知ってても良かったかも
公判のシーンに至っては、言葉がわからないといくら想像を膨らませてもちょっとシンドイ

未解決事件の実話を元にした映画
動機のわからない殺人
犯人は?
最後まで、なぜ、、と思うけど
事実は重い
1997年に梨泰院(イテウォン)で起きた殺人事件
イテウォンは何回か行ったことがあるけど
近くに米軍基地があり大使館や領事館があって外国人がとても多い場所
通りを歩いていても米軍の兵士やその家族が多くて沖縄のコザ市に雰囲気が似ています
   
ピアスンとアレックス
どちらかが目撃者で、どちらかが殺人者
二人はお互い相手が犯人だと主張する

イテウォンのハンバーガー店で残酷な殺人事件が起きる
休学生チョ・チュンピル(ソン・ジュンギ)がトイレで胸と首など9ヶ所を刃物で刺され殺害されたのだ
現場にいた混血人ピアスン(チャン・グンソク)とアメリカ国籍の韓国人青年アレックス(シン・スンファン)が事件の目撃者であり有力な容疑者として指定される
事件を担当したパク検事(チョン・ジニョン)は容疑者尋問をするが、米陸軍犯罪捜査隊が1次指定した犯人のピアスンがむしろ信憑性ある証拠を述べておりアレックスが犯人と確信し起訴する
アレックスの父(コ・チャンソク)は検事出身のキム弁護士(オ・グァンノク)を雇用し息子の無罪を立証しようとする


実際に起きた事件もその後の経過も、映画は事実に添って描かれています

混血人の青年(ピアスン役)は懲役長期1年6ヶ月短期1年を宣告され
控訴審での判決後、上告をあきらめて服役し、98年8月に特別赦免措置を受け帰国
アメリカ国籍の韓国人青年(アレックス役)は少年犯に下す法廷最高刑として懲役20年を宣告されるが、再上告審での無罪を宣告を受け解放された
理由は「犯行現場に一緒にいた混血人の青年(ピアスン役)は被害者を刺した部位や回数や凶器を捉えた方法などを詳細に述べたが、被告人(アレックス役)は具体的な陳述ができないので被告人がこの事件の犯行を犯したと認めにくい」というもの
「犯人は二人の中の1人」と認めながらも犯人確定の明確な証拠がないまま
2年後には釈放されて
現在は二人ともアメリカに住んでいる


結局どちらが犯人なのかわからないし
誰も裁かれない
なんの理由もなく突然惨殺された青年とその家族の悔しさ無念さだけが残るエンディング
ラストがとても印象的なんです
モヤモヤだけが残る
でもそれが事実だから、事実は重いよね
ただ受け止めるだけ
当然だけど犯人が誰かとも言わないし

グンソク君が演じるピアスンはメキシコ系米軍の父と一緒に韓国に来た韓国系米国人
全編セリフは英語(韓国語もあったけど)
「俺が殺したのだろうか」と悩みながら演じたそうです
演じてる本人も自分が犯人なのかどうかわからないのね(それもまた難しい演技だ~)

事件に重きがある作品だけれどキャラクタに魅力を感じて
20代序盤のチャン・グンソクならやってみるだけの価値がある、と思って受けたそうです
難しい役だったよね
明確に何を演じるのかわかりにくいもん
事実、見ててもピアスンが何を考えてるのかわからなかった
「韓国でもアメリカでも歓迎されないアイデンティティの混乱を経る18歳の思春期の少年」
「偶発的な反抗に恐れをなし世の中の自分への視線も恐れて早くこの状況を抜け出したがっていたと思う」
「ピアスンのその時の心情を考えながら演技しようと努めた」 とインタビューに答えてます

その後のドラマ「美男ですね」もツンデレな男の子を好演したし
グンソク君、この先も注目したいです

チョン・ジニョンはとても好きな俳優さんですけど
どっちかというと「楽しき人生」とか「達磨よ、ソウルに行こう!」みたいな
いつも口元がニヤついてるような役のチョン・ジニョンが好き
彼を見てるとつい笑っちゃう
でもやっぱり難しい映画だったけど彼の存在感は大きい
アレックスの弁護人のオ・グァンノクも好きな俳優さんだけどもうちょっとずる賢そうな怖そうな人が良かったな

事件の真相を求めて苦悩するパク検事と一緒にモヤモヤと悩んだ映画でした









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7級公務員

2010年01月05日 | 韓国
7級公務員(原題:7급 공무원)  2009年  
監督:シン・テラ
出演:キム・ハヌル、カン・ジファン、リュ・スンニョン



スピード感があって飽きさせない
気持ちよくギャグも連打して笑えるところも満載な映画
400万人超えのヒットも納得かな~

やっぱりなんと言ってもカン・ジファンでしょ
コミカルな演技って難しいと思うんですよね
わざとらしくなく自然に演じるのって実はすごい演技力じゃないかと思うんです

「90日間愛する時間」で二人は共演していて
主婦の皆様には納得しかねるストーリーだったけど、私は好きなドラマでした
カン・ジファンの、ハヌルちゃんが好きだ~~っていう表情が結構好きだったんですよね

今回も可愛いですねジファン君
マザコンな感じが似合う(笑)
やる気だけは誰にも負けないけど失敗ばかりで
上司役のリュ・スンニョンに絶妙にいじられっぱなしでともかく笑いました
リュ・スンニョンって今までそんなに意識したことないですけど
いいですね
脇役がいいと映画って断然面白くなります

ハヌルちゃんの花嫁姿のジェットスキーアクションはカッコよくて
ミニスカートでまたがって踏ん張るのがいいよね(笑)
映画のしょっぱなのにぐぐっと惹きつけられました

映画「007」の笑えるミニ韓国版って感じかな
ともかく無条件で楽しめます

ただこれはあくまで個人的な好みの問題なんだけど
私が求めてる韓国映画の楽しさとはちょっと違うというか
痛快で、キレがあって、笑えて
ストーリーもわかりやすくてよくできてて、よく笑ったのに
なんか満足感がほんの数パーセント足りないのは何でかな~?

はい、あくまで個人的な好みの問題だと思います
エンターテイメントなコミカル・スパイ・アクション
佳作であることには間違いない楽しい映画でした






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だますのが任務、隠すのが職業の「7級公務員」
旅行会社職員に偽装した経歴6年目の国家情報院要員スジ(キム・ハヌル)。過去は明らかにしても正体だけは明らかにできない職業柄、彼氏のジェジュン(カン・ジファン)に嘘をつくのが日常茶飯事。ある日一方的な別れをジェジュンから告げられる。急にいなくなってしまったジェジュンに対する空しさと悲しみに苦しんだ彼女。3年後、清掃婦に偽装して国際産業スパイを追っているときに偶然ジェジュンに再会。国際会計士になって現れたジェジュンを見てスジの心は再び揺れる。長い恋人関係の間に繰り返される彼女の嘘に疲れたジェジュン。韓国を離れるという電話一本で別れを告げロシアに留学に出て3年後国際会計士に身分を偽装した国家情報院海外パート所属要員になって戻ってきた。失敗連発の新米だが、意欲だけは人一倍。ジェジュンは初めての任務でロシア組織を尾行している時に偶然にスジと出会う。ホテルの清掃婦になっている彼女の姿にショックを受けるが切ない心は変わらない。
だますのが任務、隠すのが職業の彼らは「7級公務員」