きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

キセキ ーあの日のソビトー

2020年09月30日 | 日本



GReeeeNのメンバーを演じる4人が良かったっすねー、
勢いのある若手イケメン俳優が勢揃い!!!!
あんなにも雑念のない真っ直ぐな詩と曲を作る人はきっとこんな感じの好青年なんだろうなぁって素直に受け入れました。
横浜流星くんなんてちょっとちっこくて(あの中では)控えめなイケメンさんで雰囲気全然違う。
みんな可愛かった。

これは実話なんですよね。
実際にお兄さんはインディーズバンドから音楽プロデューサーに転身したの?
で、クローゼットで録音したの?
面白いわー。
現実としてはとっても面白いんだけど、
だからこその予定調和さがあって、物語として単調になるのは致し方ない。
でも、曲の素晴らしさがぜーーんぶもっていって、ワクワクと楽しく観られました。流石です。





キセキ ーあの日のソビトー  2017年
監督:兼重淳
出演:松坂桃李、菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、野間口徹、麻生祐未、小林薫

厳格な父の反対を押し切って音楽の道に進んだジン(松坂桃李)だったが、なかなか思うようにいかない。あるとき、父の期待に応え歯科医を目指していた弟のヒデ(菅田将暉)と仲間に音楽の才能があることに気付き、彼らに自分の夢を託す。そして、歯科医を目指しつつ音楽も諦めたくないということを父に言い出せない兄弟は、顔を出さずにCDデビューしようと考える。

ここは退屈迎えに来て

2020年09月29日 | 日本



どうだった?って聞かれて、面白かった!と言い切れないけれど、
好きか嫌いかと言われたら、好きな作品でありました。

冒頭、様々な人が車を走らせる映像が続いて、年代も行ったり来たり、長回しで退屈。
ま、そもそもタイトルがここは退屈だって言ってるんだからそういうことなのかと思ったけど、
全員が出揃ったころには掌握できたし、そんなに複雑ではなかった。

何者かになりたかったけどなれなかった人の話だったら、もうこれは観ている人ほとんどが「自分の話」なわけですよ。
都会じゃない街で暮らす毎日や、記憶にある放課後の景色、さびれたゲーセン、話かけられるだけでドキドキした男子。
そこから10年後の20代後半の自分。
誰も迎えには来ないんですよ、ねえ。
いつの間に何かを待つことも忘れてた。人生ってそんなもん。
ぜーんぶひっくるめて懐かしい自分のものがたりでした。

主人公は「私」なんですよね、名前がない。
ラストに名前に絡む場面があるんだけど、切ない、っつーかそうですか、、ってプチ絶句、のちそんなもん(笑)
あそこが絶妙だったな。

高校生のキラキラした椎名くんと、「つまんない男よ」って言われる椎名くん。
どちらもぴったりでした、成田凌くん。
成田凌くん目的の鑑賞でございましたが、「愛がなんだ」カップルの岸井ゆきのちゃん、結ばれて良かったねーだったし、「勝手にふるえてろ」の二くん(渡辺大知)もいて、なんか得した気分でした~☆




ここは退屈迎えに来て  2018年
監督: 廣木隆一
出演:橋本愛、門脇麦、成田凌、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、マキタスポーツ、村上淳

27歳の“私”(橋本愛)は10年ぶりに東京から故郷に戻ってきた。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌の記事を書いて生計を立てるが、親にはフリーターのようにしか思ってもらえない。ある日、再会した高校時代の友人と、サッカー部のエースで憧れの存在だった椎名くん(成田凌)の話題になり、彼に会いに行くことになる。一方、東京に畏怖を抱くあまりに地元から出られずにいる椎名の元恋人の“あたし”(門脇麦)は、彼と過ごした青春時代の思い出が脳裏に焼き付いていた。

ニワトリ★スター

2020年09月23日 | 日本



成田凌が「楽人を演じるのはボクしかいない!」と言い切ったのなら、、観るしかないっしょ、うん。
過激であるという話を漏れ聞いたので若干迷いつつ鑑賞、ずっと気になってた作品でした。
賛否両論はあるはず、でもエネルギーが溢れまくっててクソみたいで、熱くて、私はこういうの好き。

全身タトゥーに赤髪のモヒカンの楽人はもう「ボクしかいない!」
痩せて尖って何かを抱えながら全部諦めてる風でもあり、何にも納得してなさそうでもあり、彼を観るだけでも価値あり。

前半はすんごかった。エロとグロと暴力で悪趣味すぎて、全然ダメな人はダメなやつ。
比較的平気な私でさえ、辛すぎて目を覆ってやり過ごすシーンもあった。
正直しんどかった、私がここまでしんどいのは稀有だわ。

いよいよどうしよもなくなった時に現れた鳥肌さん。
ストーリーとしては破綻してるけど、そもそもこれはファンタジーだったんだ。
地獄みたいな世界でも救いはあると信じたい。
暗黒でもがき苦しんでたのに、ラストは一転して、、、
落差が激しすぎたんだけど、あまりに辛かったから世界の明るさで私自身が楽になった。

意見はもろもろあるでしょうが、私は素直に泣きました。
よかったよ、最後が理不尽な世の中じゃなくて。

エンドロールで高良健吾の名があったので、終わってから調べましたわ。
なるほど、そんなところにいらっしゃったとは(笑)

エンディングもちゃんと伏線あったし、なーんか幸せな気分で終わったので良かったです。




ニワトリ★スター  2018年  ☆☆☆☆
監督:かなた狼
出演:井浦新、成田凌、紗羅マリー、阿部亮平、津田寛治

雨屋草太(井浦新)と同居人の星野楽人(成田凌)は、深夜のバーでアルバイトをしながら、ひそかに大麻を密売していた。二人の周りには不良たちを陰で操るヤクザの八田清(津田寛治)や、DVの恐怖におびえる覚せい剤中毒のシングルマザーの知花月海(紗羅マリー)といった厄介な人々が暮らしている。やがて、草太と楽人に予想もしなかったことが起こる。

窮鼠はチーズの夢を見る

2020年09月12日 | 日本
 

二人の共演を楽しみにしてて、予告編でさらに期待してて、映画公開日に早々に行ってきました。
いろんな予想を超えて、なかなかなチャレンジングな作品。真っ直ぐに丁寧に描かれた恋愛映画だった。

今ヶ瀬(成田凌)は出会った瞬間に恭一(大倉忠義)に恋して、何年も恋焦がれてた。
恭一曰く「粘着質なゲイ」
その一途さがね、よかったねぇ。
ワインもらった時の会話での表情で私もウルっときちゃった。
成就しにくい恋だって承知の上で好きなのは好きなんだもんね、成田凌くんの目がウルウルしててエロくて超可愛かった。

「恋愛ってすべてにおいて、その人だけが例外になる」 言い得て妙。

大倉くんがね、いい感じに年齢重ねて大人な色気があって良かったのよ。
恭一は男女問わずもてまくりな人。そして「流され侍」と呼ばれるほど優柔不断。
一見優しそうだけど、一番罪な人。本当は自分勝手でクズだよ。
演じるの難しかったよね。
今ヶ瀬に迫られて受け入れちゃったのでびっくりした。
そこも流されるんかーい、って思ったもんね。

そこがいわゆるBL的なものとはちょっと違う。
恭一は結婚する人生を送るもんだと考えてる人なんだもん。

恋愛に体の繋がりは切り離せなくて、本作はそこを避けてないんですよ、そこが凄い。濡れ場が超多いです。
拒否感を持つ人も多分いるだろうと思うけど、二人はどこを切り取っても絵になった。流石としか言いようがない。

主演二人が最高に素敵です。

黄色い灰皿
ピンクのジッポー
今ヶ瀬がちょこんと座ってた椅子

その椅子に座る恭一のラストシーンがあまりにも爽やかで、浄化された気持ちで終わった。

これはもう、一筋縄ではいかない作品です。
多分、想像をはるかに超える作品です。
(R指定はこれであってるのかな?)

大倉・成田主演作、行定監督「背徳感を表現するのは難しい」
『窮鼠はチーズの夢を見る』実写映画化。行定勲監督が現場で感じた、役者の力



窮鼠はチーズの夢を見る  2020年  ☆☆☆☆☆
監督:行定勲
出演:大倉忠義、成田凌、吉田志織、さとうほなみ

優柔不断な性格から不倫ばかりしてきた大伴恭一(大倉忠義)の前に、ある日、妻から派遣された浮気調査員が現れる。その調査員は、卒業以来会っていなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田凌)だった。彼は、体と引き換えに不倫を隠すという取り引きを恭一に提案する。恭一は拒否するが、今ヶ瀬の真っすぐな気持ちに触れるうちに、二人の時間に少しずつ心地よさを感じるようになる。

美しい星

2020年09月08日 | 日本


ちょっとへんてこな話でしたね。
現実離れというか、原作は三島由紀夫の小説です。
吉田監督、、、ずっと撮りたかった作品なんだって。

お父さんは火星人。
お兄ちゃんは水星人。
妹は金星人。
で、お母さんは地球人。
美しい地球(星)を守りたくて、宇宙人の視点で話すから、家族の話なのに壮大でした。

周りとの意質感は、もしかしたら地球人じゃないから?
普通ってなんだって思うけど、誰だってどっかなんか変だもん。

ラストはお父さんはかえったんだね(どこに?)
家族4人で見上げてた、、、え、じゃ、お父さんの身体は残ったってこと?

映像のせいかチープ感は否めなて、もうちょっとダイナミックだと良かったかも。
面白くて不思議な作品でした。



美しい星  2017年
監督:吉田大八
出演:リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、羽場裕一、佐々木蔵之介

予報が当たらないと話題の気象予報士・重一郎(リリー・フランキー)は、さほど不満もなく日々適当に過ごしていた。ある日、空飛ぶ円盤と遭遇した彼は、自分は火星人で人類を救う使命があると突然覚醒する。一方、息子の一雄(亀梨和也)は水星人、娘の暁子(橋本愛)は金星人として目覚め、それぞれの方法で世界を救おうと使命感に燃えるが、妻の伊余子(中嶋朋子)だけは覚醒せず地球人のままだった。

愛しのアイリーン

2020年09月07日 | 日本



ヤスケンすげ~~~~!!
 放送禁止用語叫びまくり!
木野花さんすげ~~~~!!
 覗き見する母強烈!息子を愛する母、まさに怪演!

フィリピンの女優さん、ナッツ・シトイさんも素晴らしかった。

嫁不足の田舎の国際結婚、夫婦の愛情、母性、家族の問題、性描写と暴力。そして差別。
凄かった、圧倒されまくりでした。観終わった後、数日考えました。
衝撃作だったあの「ヒメアノ~ル」を上回る狂気、吉田監督の最高傑作じゃないんですかね。
吉田監督って見たくないところをぐいぐい見せて突きつけて面白がって来る。
狂ってる(褒めてます)
地獄絵図なのになんかおかしくて悲しくて愛しい。
これでもかってくらい重くて苦しいのに、俳優さんたちの力演で目がそらせない。

金で出会った妻だけれど、岩夫はアイリーンを愛した。
ピュアに命がけに愛した結果なんだと思うよ。
不憫な子だよ、最後はぶっ壊れちゃったよね、自分が犯した罪を背負っていったんだ。

子を偏愛する強烈な母も、新婚旅行で夫との初々しい思い出がよぎる。
あぁこの母もかつては人だった、自分が産み落とした子を愛するあまり鬼畜と化したこの人も。
誰にでも(私にも)きっとあの母のようになる素養はあるんだとも思う。
母の最期が壮絶で胸が痛かった。

すごい褒めてますけど、観る人を選ぶと思うので猛毒注意の作品。ご注意を☆



愛しのアイリーン  2018年  ☆☆☆☆☆ 
監督:吉田恵輔
出演:安田顕、ナッツ・シトイ、伊勢谷友介、木野花

岩男(安田顕)がアイリーン(ナッツ・シトイ)を連れて久しぶりに故郷の村に帰省すると、死んだことを知らずにいた父親の葬儀が執り行われていた。42歳になるまで恋愛とは無縁だった彼がフィリピンから連れてきた妻は、参列者の動揺をよそに夫について回る。すると彼らの前に、喪服姿でライフルを抱えた岩男の母親(木野花)が現れる。

犬猿

2020年09月05日 | 日本


「共感のあらしです」
いきなり健太郎くんが出てきて、はっ? 違う映画が始まったのかと思った。
(そもそも吉田監督が絶対撮らないタイプの映画だし←)
癖が強い始まり方するんだからっ。
癖の強さのまま、キャラクタも強烈ユニーク適材適所な皆さんでした。

父親の借金を返済しながら地味に暮らす和成と、出所したばかりの乱暴者の兄・卓司。
親から引き継いだ印刷会社を切り盛りする太目の由利亜と、芸能活動をしているおバカな妹の真子。

もうこのキャスティングがほとんどといっても過言じゃない完成度でございました。

ノーチェンジの卓司って、確かにそれっぽい人といるし(おい)
世の中甘く見てて失敗ばかりだけど、親孝行はしたい。空回りするけど優しいとこはある。
お兄ちゃんの人並はずれた無神経さがツボでした。

弟と妹は上をみてるから、ちょっとずるいとこある。そこはあるあるね。

なんつってもお姉ちゃんが最高だったな。
コーヒーカップで楽しすぎて鼻が鳴るって、あるんか(笑)
自分がやった方が早いから何でもやっちゃうんだよね、あーいうお母さんみたいなお姉ちゃん、いる。
ニッチェの江上さん、熱演でした。

いろいろあってラストはハッピーかと思いきや、結局は続いていく関係性。
兄弟姉妹の永遠のテーマですかね。

程よく下品で、テンポよくて面白かった。



犬猿  2017年  ☆☆☆☆
監督:吉田恵輔
出演:窪田正孝、新井浩文、江上敬子、筧美和子 

印刷会社で営業を担当している金山和成(窪田正孝)は、刑務所から出てきたばかりの乱暴者の兄・卓司(新井浩文)を恐れていた。一方、幾野由利亜(江上敬子)と、芸能活動をしているおバカな妹の真子(筧美和子)は、家業の印刷工場を切り盛りしていた。兄弟と姉妹の関係は、あるときから変化し始める。 

永い言い訳

2020年09月04日 | 日本


夫婦って結婚した時点で間違いなく惹かれあってたわけだし、親は子を何よりかけがえなく愛してるし、子は親を無条件に大好きなんですよ、絶対的に。
でも人って一筋縄ではいかない、綺麗ごとだけはない。
わかるんですよね、わかるから、そうじゃないっていう苛立ちと、否定できない感情が入り乱れて、凄い。本木雅弘さん演じる(衣笠)幸夫があまりに生々しく存在するので引き込まれました。

妻がバス事故で崖下に転落して亡くなる最中に自宅のベッドで浮気をしていた。
最後の会話も気まずいままで、携帯電話に残された妻からの最後のメッセージは「もう愛してない」

最悪だ。

そもそもこの人気作家の夫、ネガティブ思考で棘のある言葉を吐く独特なタイプなんだけど、あろうことか罪悪感からか、未知の領域である子供の面倒をみ始める。
「子育ては免罪符」って言葉がひっかかったのかな。
大体尋常じゃない事態の時って人は尋常じゃないこと起こしがちよね、それにしてもだけど(笑)

部屋が汚くなり、髪が伸び、感情が隠せなくて、もがいてる様が誰からもわかる、わかりやすい人。
実際に夫だったら超めんどくさいんだけど、まぁ可愛いっちゃぁ可愛い人かもしれない。

竹原ピストルさんもとってもいい味を醸し出してました。
奥さんを亡くしてあんなに泣いて悲しんでたのに、ちゃんと先に進んだの私はいいと思うよ。
今生きてるんだもん、それが現実。
そして、いつまでたっても泣けずにいる幸夫もね。
やっぱり人は一筋縄ではいかない。

電車のなかで真平に言ったのはそっくり自分に言い聞かせた言葉よね、私はそこではらはらと泣きました。

「人生は他者だ」

自分を支えて愛してくれた人に無自覚だった自分を悔いているのかな。
奥さん、どっかで見てたかな、見ててにやってしてるといいな。




永い言い訳  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:西川美和
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、池松壮亮、黒木華

人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる。

日日是好日

2020年09月03日 | 日本



やっぱりなんといっても樹木希林さんの存在感ですよね。

和装の着こなしに立ち振る舞いの美しさ、物腰の柔らかさ。
多くは語らずとも本質が伝わる説得力と包み込まれるような暖かさ。
あんな先生がそばにいる人生は豊かですよね。

ほとんどの場面が茶道の稽古なんですよね、稽古を通して主人公がいろんなことを学んでいく。
茶道は二十四節気の季節のうつろいの美しさを感じ、感性を研ぎ澄ましてその瞬間を作法とともにお茶を楽しむもの。残念なことに茶道に縁なく生きてきたけど興味深いです。

「お茶はまず形から入るのよ。形を作ってから中身を入れていくの」

一朝一夕にはできないですよね。

世の中には、「すぐわかるもの」と、「すぐわからないもの」の二種類がある
すぐわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる


「お茶が教えてくれた15のしあわせ」森下典子さんの実体験が原作となってます。



毎週土曜日にお茶を習う。
なにげない日々の暮らしの幸せ、家族のありがたさ。

私的には典子の母親世代なので、ちょっと不器用な娘を見守る感覚があって、娘を案じるお父さんの存在は胸に来るものがありました。

なんでもそつなくできるわけではない典子と、髪をパーマして派手な印象のお洒落な従妹の美智子(多部ちゃん)の二人の対比が楽しくて、それぞれ着物も初々しく似合ってて、アンバランスなんだけどしっくり来てるところも良かった。

背筋が伸びて、姿勢が良くなった気がする、静かな良い映画でした。ただ脚は痺れるなぁ~。



日日是好日  2018年 
監督:大森立嗣
出演:黒木華、樹木希林、多部未華子、鶴見辰吾

大学生の典子(黒木華)は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉・美智子(多部未華子)と共に、タダモノではないとうわさの茶道教室の先生・武田のおばさん(樹木希林)の指導を受けることになる。


西の魔女が死んだ

2020年09月01日 | 日本



マイナスイオンをたっぷり浴びた心地よさ、癒されました。

おばあちゃんの家がジブリに出てきそうな可愛らしさ、撮影は山梨なんですって。
野イチゴを摘んでジャムを作ったり、ハーブティを淹れて、シーツを洗ってラベンダーの上で乾かして、キッシュやビスケットが美味しそうで、日常の小さなことを楽しんでゆっくり暮らすことの幸せを堪能しました。

私の暮らしはマイナスイオンたっぷりな風は吹かないし、素敵なキッチンでもないし、野イチゴも摘めないけど、、買ってきた果物でジャムを作って楽しむことはできるし、狭い~~い庭でもちょっとしたハーブは植えられるし、雨も風も太陽も、自然や暮らしを楽しむことはできるわけで、魔女みたいに暮らしたいな、、なんて単純に思っちゃいましたね。

素敵なおばあちゃんはサチ・パーカーさん、シャーリー・マクレーンの娘さんなんだそうです。
シャーリー・マクレーンといえば、「ココ・シャネル」を観たけど、今作とほぼ同時期の作品でした。サチさんは子供の頃に東京で暮らしていたので日本語が上手なんだそうです。

おばあちゃんは魔女なのよ、なんて子供の頃言われてわくわくしたかったなー。
まいちゃんの言葉や考えを受け止めて肯定してくれるのよね、あれはね、やろうと思ってもできない。私も魔女のように優しく大らかになりたい、って目線はほぼおばあちゃんです(笑)



でも決してメルヘンでもおとぎ話でもないんですよね。
喧嘩した日は凹むし、煙草を吸う場面は印象的だった。
おばあちゃんが人格者だって話ではない。

特別なことなんて起きないの、誰にでもある日常が過ぎていきながら、人生は変化していく。
そういう日々に意味があるんだと気づかされる、とても素敵な話でした。




西の魔女が死んだ  2008年
監督:長崎俊一
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一

中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否になり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む田舎で過ごすことになる。日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女と呼ばれていた。まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも自分で決めるということを教わる。