きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

愛を逃す

2011年06月28日 | 韓国
愛を逃す(原題:사랑을 놓치다)  2006年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:チュ・チャンミン
出演:ソル・ギョング、ソン・ユナ、イ・フィヒャン、イ・ギウ 

愛を逃す

観たかったんですよねこの映画☆

「愛を逃す」というタイトル通り、すれ違って愛を逃してきた男女の話
メロドラマみたくイライラするのかなぁって想像しながら観たけど、そうじゃなかったですね
どこにでもいそうな男女の話
だって実際の人生はドラマや映画みたいにドラマチックに展開しないもん

10年間、お互いにずっと思い続けてたわけじゃなくて
ヨンスは離婚してるしサンシクの愛にも気付いちゃったし、、ウジェもきっといろいろあって
なんとなくつかず離れずにいたふたり
バス停で見送るシーンはいつも気持ちがすれ違ってる時
何回もそんなことを繰り返しながらまた近づくふたり

ソル・ギョングのキスシーンって記憶にないんだけど今まであったかなぁ
ヨンスが一瞬戸惑うところも可愛くて思いっきり感情移入しちゃいました
なのにあとになって「ゴメン」だなんてー
私だって絶対に怒る!(笑)
奪い取るような激しい愛もあるかもしれないけれど
ウジェのこんなふわふわした優柔不断な愛もきっとある
「ゴメン」は思わず言っちゃった照れ隠しなんじゃないかと私は思うんだけど、、

ヨンスの母親のイ・フィヒャン
ドラマ「天国の階段」で意地悪な継母だったけど、田舎の素朴なオンマに変身して驚きました
いつもニコニコして可愛かった
初老の男女の恋愛も微笑ましくて、静かで穏やかな恋愛があるって言いたいのかなぁ
無口なイ・ギウがむちゃくちゃかっこよかった!

ラストシーンは愛を逃さないで終わりそうなんだけど
別れる男女も同時に登場させているところが面白い
出会って結ばれることも、別れることも、すべてが「愛」だって言いたかったのかしらん
ロッカーの鍵が開かなかったり、ドアが開かなかったり、シャッターが開かないシーンがたくさんあったのは「人生の答えがなかなかみつからない」ことの象徴として描かれてるそうです

音楽も素敵だった、すごく好きな映画です☆




大学漕艇選手のウジェ(ソル・ギョング)は付き合って200日目の日ガールフレンドに振られた。友人のヨンス(ソン・ユナ)とヒョンテ(チョン・ベス)は忘れろと慰めるが、結局、逃げるように軍隊に行ってしまう。ある日、ヨンスが面会に訪れるが、学校で見た姿と違いはるかに女らしくなった彼女の姿に視線が止まるウジェ。「こんなんじゃだめだ」と心に堅く決めて彼女を終列車に乗せるがヨンスの後ろ姿はなぜか寂しい。


あなたの初恋探します

2011年06月28日 | 韓国
あなたの初恋探します(原題:김종욱 찾기)  2010年  
監督:チャン・ユジョン
出演:イム・スジョン、コン・ユ、チョン・ホジン

あなたの初恋探します

人気ミュージカル「キム・ジョンウク探し」の映画化
原作ミュージカルの歴代出演者が次々でてくるところも注目でした

機長役のシン・ソンノク、名前がちょっと違うキム・ジョンムクにオ・マンソク、旅行会社の社員役のキム・ムヨル
そしてなんと、最後にキム・ジョンウク役としてオム・キジュンが出てる~
みんな歴代の主人公かな?
チョン・スギョンはそのままミュージカル・スター、スギョンとして出演してるんだって

ちなみにストーリはほぼ同じだけど舞台監督のジウが舞台に立つという設定はミュージカルにはないそうです
舞台監督がいきなり歌うの?って唐突な展開に笑ったけど原作がミュージカルだからなんとなく納得、チョン・スギョンの歌に聴き入っちゃいました、彼女はミュージカルスターだったのねぇ(「喧嘩」に出てましたね、単にインパクトの強いわき役女優さんじゃないのね)

ジウの妹ジへにプロポーズしたキム・ドンウクとか
ハン・ギジュンの姉役のチャン・ヨンナムとか
ストーリー的にはなんの関係もなく登場する俳優さんたちも嬉しい
楽しさてんこもりの映画なんですよね
ヨン様ツアーが出てきたり、日本の空港の設定があったりしてずいぶん日本を意識して作られた映画なのかなぁとも思うけど、、

ストーリーは若干強引な感じもあるけど退屈しないで楽しかった
主人公二人が新鮮で笑いも満載
前の席にご夫婦が座ってたんだけど、ご主人様がいいタイミングで笑ってくれるので私も気分よく笑えました

映画を観る前は韓国の人って初恋の人にこだわるよねぇって思ったけど、ただ初恋の人を探す話じゃなかったのね
どこか踏み出せない人生を送ってる二人が一歩前に進む話
ジウのお父さんが言ってた「運命に委ねるんじゃなくて自分で掴んだものが運命になっていくんだ」という言葉が印象に残りました
いつも渋めのチョン・ホジン氏、笑えるお父さん役もいいのね~♪
肩を張らずに気軽に楽しめる映画でした



初恋の人“キム・ジョンウク”が忘れられない三十路のジウ(イム・スジョン)。さえない草食系男子のキジュン(コン・ユ)が立ち上げたばかりの「初恋探し株式会社」に父親になかば強引に連れて行かれるが乗り気になれない。一方、なんとか会社の初仕事を成功させようと、キジュンはありとあらゆる方法で初恋の相手を探しだそうとする。最初は相性が全く合わなかったふたりだったが、次第に気持ちに変化が起きはじめる。


ハーモニー

2011年06月26日 | 韓国
ハーモニー 心をつなぐ歌(原題:하모니)  2009年  
監督:カン・デギュ
出演:キム・ユンジン、ナ・ムニ、カン・イェウォン、イ・ダヒ、チャン・ヨンナム

ハーモニー


観てきた友達の感想もそうだし、いろんなレビューを読んでもそうなんだけど
感激してあんなに泣いた映画は久々だってけっこう絶賛されてるんですよね
確かに私も泣けました、さすがに最後は泣くでしょ、、
でも今一つ、没頭できなまま終わっちゃった感じです

理由はひとつ、刑務所の雰囲気があまりにも明るく自由で、単に楽しい共同生活をしてるみたいで不思議なんですよ
かと思うと、コンサートのために久々に塀からでた彼女たちが濡れ衣の罪を疑われたときに人前で平気で服を脱がされたり、、(男性警官がたくさんいる場所だし、あそこは囲われた空間じゃないよね)、いったい人権があるのかないのか極端で
濡れ衣を着せられた彼女たちに同情する前にこういうことが起きるのかって思っちゃうの

それでもやっぱり終盤の展開は泣けました
泣かせる映画ってうたい文句でわかってるのに泣けるって、それは凄いことだよなぁ

後で調べてみたら韓国では死刑囚が一般の受刑者と一緒に生活して更正プログラムを受けることもあるそうです、そして刑務所の中の生活も厳しく管理されたものではないらしい
ということは、私が感じた違和感は国の違いによるあくまでも感覚の違いだったのね
って、なんか映画の感想なんだかなんだか(笑)

さらに調べたら、日本の場合は戸籍上の出生地を刑務所の住所にしないために塀の外で出産するそうです、そして満一歳になるまで母子二人で刑務所で生活できるけど、かなりの確率で一歳前に施設に引き取られるそうです、乳児院から児童養護施設に移り中学卒業と同時に社会にでます、国の保護は義務教育終了まで

そんな記事を読んでたら、韓国って養子縁組が日本よりも多いのかなぁ
教師夫婦に引き取られたミヌがすくすくと育っていることが嬉しくて
そう思うと、人権があるのかないのか、、なんて呟いてる私の突っ込みなんでどうてもよくて
全力で我が子を守り産み、1歳半まで全力で愛して、息子の将来のために手放したジョンへの愛情が素晴らしいと思えてくる
映画観てる時よりも、観終わってあれこれ考えてからいい映画だよなぁと感じたのでした
 (私って優しくないオンナなのかしらん、、苦笑)

それにしてもミヌの子役ちゃん、1歳前後だから演技ではないんだろうけど
あの笑顔はたまらなくかわいかったです、天才的可愛らしさでした☆




韓国・チョンジュ女子刑務所。お腹の子供を夫の暴力から守るために殺人を犯し、服役中のジョンへ(キム・ユンジン)は獄中で息子ミヌを出産。だが生後18ヶ月のみ養育を許されている現行法により、ミヌを育てられるのはあと半年であった。身寄りのないジョンへは、子供を養子に出すことを決意。元クラブ歌手のファジャ(チョン・スヨン)、元プロレスラーのヨンシル(パク・ジュンミョン)、死刑囚のムノク(ナ・ムニ)たち在監者やコン監守(イ・ダヒ)の温かな目に見守られながら、ジョンへは息子へ最大限の愛情を注いでいた。そんなある日、慰問に来た合唱団の歌声に感銘を受けたジョンへは、自分たちも合唱団を結成しようと思い立つ。


破壊された男

2011年06月24日 | 韓国
破壊された男(原題:파괴된 사나이)  2010年  
監督:ウ・ミンホ
出演:キム・ミョンミン、オム・キジュン、 キム・ソヒョン、パク・チュミ

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日本でDVDが発売されて字幕付きで鑑賞したあとが一番自然な感想が書けると思うので再レビューです

ヨンスが誘拐犯ルドルフの家をつきとめ、「スターバト・マーテル」の曲とともに娘ヘリンが目の前に現れたところからエンディングにかけていいんですよね
観終わった後不思議な余韻の残る映画

殺されたと思っていた娘が、5才の記憶で止まったままの娘が13才になって自分の目の前に立っている、ひとつの感情じゃないでしょ、同時にあらゆる感情が溢れる瞬間
あのシーンが最高に良いです

最後にヘリンに問いかけられてみせるあの表情もそう
ものすごくいろんな感情があるわけで、すべての感情がこもった表情を見せてくれて
ミョンミンさんが「演技本座」と言われる所以よね

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医師の道へ進むこともできたけれど牧師として生きることを選び、信頼も受けてよい家庭をもって暮らしていた牧師の顏
娘を失うこと神への信頼をも失ったヨンスの顏
娘が生きていると知り、すべてを犠牲にしても助け出そうとする父の顏
タイトルからわかるとおり、ヨンスの心の変化を見せる映画なんでしょうね

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ルドルフとヘリンの関係も独特の世界感がある
自分の意のままになるヘリンだけはそばに置いておきたかった
赤い毛糸で繋がれているだけで逃げられないと感じるほどの関係だったのね
幼い頃に誘拐されてここにやってきたヘリンには彼に従うことが生きる術だったんだわ

従順だったヘリンが自分の意思を持ち逆らった瞬間、ヘリンに殺意を見せるオム・キジュンの表情が印象的でした、隙間から覗いた時の彼の目もぞぞ~~っとしましたねぇ、オム・キジュンの演じるサイコパスが怖かった

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驚いたのはヘリン役のキム・ソヒョンちゃん
セリフがほとんどなく目の表情ですべてを表現してました
こんなに無防備に殺戮を繰り返していて8年間なぜ見つからなかったのか謎です

ラストのヨンスの表情が物語るように、この映画はヨンスの感情の変化がメインテーマのような気がするんですよね
ならば神を信じて娘を探し続けた奥さんとの葛藤がもっとあったらよかったのかなぁ
いなくなるの早かったですね、、
もしくは犯人の追跡にもっと緊迫感があるとか、、
中盤がなんとなく物足りないのはそのへんにあるのかなぁ

最後のシーンは本当に鳥肌がたつ素晴らしさです
切なさ、悲しみ、後悔、温かさ、希望
全部の感情をひとつの表情で見せるのって凄いよね
見ごたえのある映画でした

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牧師チュ・ヨンス(キム・ミョンミン)の5才になる娘ヘリン(キム・ソヒョン)が誘拐される事件が発生する、チュ牧師は娘が無事に帰ってくるよう祈ったが、結局娘は帰ってこなかった。神に対する信頼を喪失したまま全てを失ったチュ・ヨンスは堕落した人生を生きていく。しかし妻ミンギョン(パク・チュミ)は娘が生きていると信じて疑わずヘリンを探し続けていた。8年後、一通の電話がかかってくる。誘拐犯(オム・キジュン)からの電話だった。死んだと思っていた娘は生きていた。娘を取り戻すためのチュ・ヨンスの必死の追撃が始まった。


イ・ジェスの乱

2011年06月21日 | 韓国
イ・ジェスの乱(原題:이재수의 난)  1999年  
監督:パク・クァンス
出演:イ・ジョンジェ、シム・ウナ

イ・ジェスの乱

「イ・ジェスの乱」と「太陽はない」
諦めてたイ・ジョンジェの作品(韓国でももうDVDは流通してないっぽい)
、、、みつけちゃいました「イ・ジェスの乱」
やった~~!

イ・ジェスの乱

1901年、済州島にも天主教が入って来た。しかし一部の腐敗した信徒と結託した悪辣な封税官たちの横暴によって苦痛を受けた済州民たちは憤怒が極に達し、どうせ餓えて死ぬならと争って死ぬ覚悟をする。平民のイ・ジェスは乱が終わればすべての責任をとり、首を差し出すことが民乱の状頭の運命であることを覚悟し、愛するスクファを残して民党のリーダーとして民衆の先頭に立って指揮をとる。

日本語字幕なし、さらに史劇は自力で理解するのが難しく
上記のストーリの説明にひたすら頼るばかり(笑)
なので感想を書いて良いものかどうか、ちょっと迷うところですが
映像から想像したあくまで私の直感ってことで、、お許しを、、

これは実際にあった話なんだってね
済州島のなかで島民同士が戦った話
日本だと島原の乱では迫害を受けたキリスト教徒が立ち上がったって話になるけど
これはキリスト教徒が島の悪辣な封税官と結託した話
でもそれは一部の人がやったことでほとんどのキリスト教徒には関係ない話でしょ
怒りから立ち上がった島民たちだけど、戦うのも島民
ジェス(イ・ジョンジェ)は怒りから決起して自分の首をかけて民衆の前に立ちあがったけど、善と悪がはっきりしてないんですよね、結局は今までいっしょに暮してきた島民同士の戦いだもん、途中から(最初から?)ジレンマに陥ってるように見える

いったん動き出した争いは誰にも止められなくて
そこに巻き込まれていく人のどうしようもない存在を描きたかったのかな
すんごいかっこいいジョンジェが見られること思ったのに、苦悩するジョンジェだった

恋人の海女(シム・ウナ)と平凡に恋愛して暮らしたかったんだと思うのよね

こんな感想、、全く的外れって言われるかしらん、、
念願叶ってこの映画が観られてよかったわ~♪

イ・ジェスの乱


私は幸せです

2011年06月20日 | 韓国
私は幸せです(原題:나는 행복합니다)  2008年  
監督:ユン・ジョンチャン
出演:ヒョンビン、イ・ボヨン

私は幸せです


2008年釜山映画祭のクロージング作品として上映された後、1年後にやっと公開された映画
結果は1万人に満たずに終了
「鳥肌」「青燕」と続くユン・ジョンチャン監督3作品目、もう絶対に観たかった映画です
日本で公開される可能性は低いかなぁ、、

ヒョンビンはビジュアル的には(特に髭ありが、、)好きでも
どの作品が好きってあまりピンとこない俳優だったんだけど今までで一番好き!

俳優は選択を受ける立場だから大衆が願うことをある程度見せなければいけないと思う。僕がしたいこと、しなければならないこと、この2種類を調和するように均衡的にやっていきたい。

釜山映画祭の試写会でヒョンビンが言ってた「僕がしたい」方の映画なんだよね、きっと
俳優としての意気込みを感じる納得の演技でした

私は幸せです

「精神が正常でも不幸なマンス」と「精神が病んで幸せなマンス」この対比が面白かった
患者仲間のヒーローになったマンスの担当看護婦スギョン(イ・ボヨン)はマンスを見守る立場だけれど、日常生活は末期がんの父を看病して、恋人にもふられて不幸まっただ中
その対比も興味深かったんだけど
後半、マンスが強い治療を受けてだんだん現実を取り戻すさなかに
スギョンのお父さんが亡くなってすごく可哀そうで、、
二人して不幸になってきたら、タイトルは「幸せです」って言ってるのに、どんだけ不幸~~!!という感じになってきちゃった

さすがに辛い場面ばかり続くと疲れて
ちょっとはだれか幸せになって~~!って思っちゃう

ラストもハッピーエンドになったわけじゃなくて
考えたら何にも前とかわらないんだけど
辛いことばかりだけどきっといいこともあるよ、、幸せになってねーって
二人に言いたい気分で映画が終わるんですよね
観てよかったって思えてそれはなんか幸せ(笑)

楽しい映画じゃないかもしれないけど、私は好きな映画でございます~♪



自分が置かれた状況に耐えられず誇大妄想症という病気になったマンス。痴呆にかかった母と自殺した兄が残した賭け借金を忘れ去った精神病棟での毎日が彼には夢のような毎日だ。自分が署名するだけで全世界の銀行で通用する貨幣価値を持つと信じるマンスとその話を信じる友人たち。いつもマンスのそばにいる看護士スギョンがいてマンスは幸せだが彼女の顔はいつも悲しみに溢れている。恋人に捨てられ、直膓癌末期の父を看護しながら毎日を送っている看護士長スギョン。恋人に捨てられ月給も差押えされ苦しい現実ばかりだが、病院費にと自分に使えない1千万ウォンの紙を渡すマンスがいて幸せだ。スギョンには彼の誇大妄想症という病気が自分を持ちこたえさせる力になる。病院で強力な治療を受けるようになるマンスと、しだいに極限状況に追い出されるスギョン。彼らだけの幸せな時間は終わりを見せ始める。


愛している愛してない

2011年06月20日 | 韓国
愛している愛してない(原題:사랑한다 사랑하지 않는다)  2011年  
監督:イ・ユンギ
出演:イム・スンジェ、ヒョンビン
原作:井上 荒野「帰れない猫」

愛している愛してない


派手さはないけれど心の揺れをじっくりと描くイ・ユンギ監督の作風が好きなんですよ
「女、チョンヘ」「素晴らしい一日」と立て続けに私的にはヒットだったのでこの映画も楽しみに観たんだけど、今回はちょっとだけ期待よりは下だったかなぁ

結婚5年目の夫婦、夫は妻に彼氏がいる宣言を受けて静かに受け入れる
妻が家を出ていく日の3時間の話
湿度99%(笑)
その日はバケツをひっくり返したような土砂降りでずーーーっとすごい雨の音がしてるの

途中、隣の夫婦としてキム・ジス(チョンヘ?)が登場
チョンヘは監督の2作品目にも登場してるんだって
電話の声の出演としてでオンマ役はム・ヘオク、そして奥さんの彼氏はハ・ジョンウでした

家を出ていく妻の引っ越しの準備を手伝う夫の心情を演じるって難しかったと思うわ
最後に泣かれてもちっとも同情できない
妻は未練はあるけど彼のところに行きたいんだよねきっと、、

そういう心の揺れがあまり伝わってこないんですよね、伝わって欲しいのに、、
淡々としててもいいけど心の揺れが伝われば感動するのに
やっぱりさ、出来事が何も起きなさすぎだよね

蛇足かもしれないけど二人でパスタを作るシーン
自宅で仕事をしている二人はこうして食事を作って生活してきたんだと思うのよね
それにしては二人ともお料理下手~~手つきが慣れてない(笑)
そいうところも自然に伝わってきてほしいんですよね~
パスタが完成しちゃってるのにその玉ねぎのスライスはどうするの?って
サラダにするにはちと切り方が厚い、、主婦的には気になちゃうのでした
さらに引っ越し8回経験者の私から見ると、あれじゃ引っ越し完了までに数か月かかりそう~




新しい男ができたとある日突然告白した妻ヨンシン(イム・スンジェ)、夫ジソク(ヒョンビン)はそれに怒ることなく決心したものはしかたがないと、彼女が家を出るための荷造りを手伝う。荷物をまとめるうちに思い出の物が出てくる。そんな2人の最後の日、一番大切な人は誰なのか。


フェスティバル

2011年06月18日 | 韓国
フェスティバル(原題:페스티발)  2010年   
監督:イ・ヘヨン
出演:シン・ハギュン、オム・ジウォン、シム・ヘジン、ソン・ドンイル
    オ・ダルスリュ・スンボム、ペク・チニ

フェスティバル


監督は「ヨコヅナ マドンナ」のイ・ヘヨン監督
常識という縛りから解放されるような作風は納得です

下ネタ満載でエロティックと言うより若干下品
シン・ハギュン張り切り過ぎて脱ぎまくり出しまくり(笑)
正直、最初は食傷気味な気もしたんだけど
でも面白い~

こういうネタも真剣に演じてくれるってことに感動すら覚えるというか
だってここに出てる俳優さん韓国では名だたる俳優だもんねぇ
すごいと思う
オム・ジウォンが魅力的だったわ~

7人の登場人物は高校生のチャヘでつながってる
韓服店を営むチャヘのお母さんとSMつながりの金物屋のソン・ドンイル
チャヘの担任の先生が女装(レース)好きなダルスさん
チャヘが憧れるおでん屋のリュ・スンボムはすごい趣味を持ってて
チャヘが自分の下着を売ってるお店の客でもあった
チャヘの英語スクールの先生がオム・ジウォンで
その恋人が警察官のシン・ハギュン
7人の群像劇が最後に綺麗にまとまってる

終盤の公園での対決(?)シーンはもう大爆笑
声を出して大笑いしました
だってドロンチョみたいなんだもん
そこに下着姿のダルスさんが登場したら最高におかしかった
もうね、ダルスさんは最強!
言葉が必要ないもんね、存在だけで多くを語ってる

笑って笑って
でも最後は感動しちゃったんですよんね
なんかすご~く解放された気分で気持ちがいい
面白かった~☆




「住みやすい町作り」プロジェクト真っ最中の礼儀正しい私たちの町。風紀紊乱の取り締まりを避けて、それぞれセクシーファンタジーを死守して生きる隣人たちの不思議でコミカルな夜の事情!


ヘファ、ドン

2011年06月18日 | 韓国
ヘファ、ドン (原題:혜화,동)  2011年  
監督:ミン・ヨングン
出演:ユ・ダイン ユ・ヨンソク

フェファ、ドン

23才ヘファの過ぎ去った冬の話

主人公が爪を切るシーンがあるんですよね
彼女はそれを捨てないでフィルムケースににずっと溜め込んでるの
実はそれは監督自身(男性)がやってることなんだって
爪を捨てると自分のからだの一部のその時間が捨てられるような感じがするんだって
「無形の時間を物質化する過程」

ヘファは高校時代ボーイフレンドとの間に子供が出来たけれど
結果、子供もボーイフレンドも自分の元を去ってしまった深い傷がある
動物病院で働きながら一人きり棄て犬を飼い世話をしている
救えなかった命、捨てられた自分を、置き去りにされ棄てられた犬と重ねているみたい

過去は元に戻すことはできないけど
過ぎ去った事として心の整理ができない23才のヘファの話

「혜화,동」ってどういう意味なんでしょうね
そういう地名もあるらしいし、ヘファは彼女の名前だし
英題が「Re-encounter」
過ぎ去った過去とまた向き合い直すって意味?
それとも彼と再会するっていう意味かなぁ

ヒロインのユ・ダインはどことなく長澤まさみ似な健康的なイメージ
辛い過去を引きずってるというより、突然消えてしまった育むはずの命を慈しもうとるす母性を感じる女性、若いのにねぇ

子供を誘拐したことになりそうな状況でも彼女は彼を庇って一人でしょっちゃった
彼は身重の彼女を捨てて消えたことを後悔して
子供は死んでないと信じて探すことで自分の過去を向き合おうとしてるみたい

ユ・ヨンソクは若い頃のジテさんを小さくした感じ
母性をくすぐるタイプの男の子で可愛かった

ラストが物語るものは
う~~ん、やっぱりすべてを許容する彼女の母性を感じちゃいました



高校生だったへファとハンスはお互いに愛する仲だったがへファが妊娠をするとハンスは忽然と姿を消してしまった。5年が経ったある日、彼女の前にハンスが現われる。彼はへファに許しを求め、死んだはずだった自分たちの子供が生きているという消息を伝える。過去の傷が癒えないへファは最初は彼を信じることが出来ないが、子供が養子縁組に出された事実を知り彼女の心は搖れる。


パボ

2011年06月16日 | 韓国
パボ(原題:바보)  2008年  
監督:キム・ジョングォン 
出演:チャ・テヒョン、ハ・ジウォン、パク・ヒスン
 
パボ

記者村(キチャチョン)
ソウル市の北部、恩平区にある住宅街の通称で、1960年代の終わり住宅事情の悪かった新聞記者のために当時の朴大統領が家を建てたことからその名が付いたそうでです
「青春漫画」「あしながおじさん」やドラマのロケ地でもあり、この映画も記者村で撮影
古びた街並みに風情があります
再開発でもう今はこの街並みはなくなっちゃったらしいです
一度行って見たかったなぁ


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子供の頃の事故により軽度の知的障害になったスンニョンの笑顔を見てるだけで満足な映画
チャ・テヒョンの笑顔はすごい存在感あるんだとあらためて感じました

ストーリは、、どちらかというと平凡で可もなく不可もなく
大きく物語が展開した後半よりも、妹チイン(パク・ハソン)や初恋の人チホ(ハ・ジウォン)を見てるだけで幸せを感じるスンニョンの日常生活が微笑ましくて感動的だった
誰かに無条件に大事にされるってなんて心安らぐんでしょ

映画が完成してから2年間お蔵入りしてたんだって
無事公開されて良かったね



スンニョン(チャ・テヒョン)は両親が亡くなった後、一人でトースト屋をしながら妹ジイン(パク・ハソン)を誠心誠意面倒見ている。妹の学校の前の小さなトースト屋で世界で一番おいしいトーストを作って売るスンニョンはジインが学校へ行くのを見守ることが最大の楽しみだ。いつも幸せそうに笑っているスンニョンは、毎晩、町内が見渡せる土城に上がって「きらきら星」の歌を歌いながら10年前に留学した片想いのジホ(ハ・ジウォン)を待っている。


風の丘を越えて

2011年06月15日 | 韓国
風の丘を越えて ソピョンジェ(西便制)(原題:서편제)  1993年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:イム・グォンテク
出演:キム・ミョンゴン、オ・ジョンヘ、キム・ギュチョル

風の丘を越えて


パンソリの唄声がしみる。。。

素晴らしい~~
実は今、訳あってうちのTVがかなり小さいんですよね
(パソコン画面並み)
大きな画面で観たかった
スクリーンで観たらいいだろうなぁ

親子三人が田舎道を「珍道アリラン」を唄いながら歩く場面
なんと明るく楽しそうな
貧しくて苦しい生活でも歌うことで幸福ということなんでしょうか

テーマはずばり「恨(ハン)」

お前の声は美しいが恨がない
西便制のパンソリの根源は恨だ
恨の声を出せるようになれ

父に目を奪われたと知ってもなお美しい声で歌うソンファだったのね

恨に埋もれず恨を越える声を出せという父
でもそのために娘の目を奪うとは凄すぎますけどね
さらにあの場面、恨を越える声のためというより、息子トンホ(キム・ギュチョル)に逃げられてさらに娘ソンファ(オ・ジョンヘ)に逃げられたくない一心のようにも見えましたけどね

弟役のキム・ギュチョルは今はあくの強い役をするけど違うイメージでビックリ

姉と弟が互いに名乗らないまま夜通し歌う場面は聴き入りました
今までと全然違うなんと艶のあるいい声
それは恨に埋もれず恨を超えた先にある世界
感動しました
トンホはもうソンファの行きついた世界を理解しすべて悟ったんでしょうね


主人公は誰かに自分の存在を知ってもらうことを望んで芸の道を歩んでいる人達ではありません。実に彼らは生と死を無限に拡張させながら、その中で多義的かつ多様な宇宙を作り出す人達なのです。彼らは世の中の秩序の中に生きながら“恨”を抱き、そして、その“恨”を受け止めながら、より大きな宇宙の秩序を作り出します。それこそが、世の中に対する憎悪から許しを学ぶ方法なのです」(イム・グォンテク)



1960年代初め。ある山間の村にドンホ(キム・ギュチョル)という男が辿り着く。そこで今時珍しいパンソリを聞かせる女性に出会う。彼はその歌声に酔いしれながら回想する。ドンホが幼い頃、彼の村にキム・ユボン(キム・ミョンゴン)というパンソリの歌い手がやって来た。ユボンはドンホの母である未亡人と恋に落ち、子をもうけようとするがお産は失敗に終わり、彼女も死んでしまう。後に残されたドンホと、以前から連れていた養女ソンファ(オ・ジョンヘ)を連れユボンは旅に出る。ユボンはドンホに太鼓を、ソンファに歌を教えながら旅芸を続ける。ソンファとドンホは鼓手と唄い手の名コンビに成長するがやがてパンソリは時代から疎外され始め、ドンホはユボンのパンソリに対する異常な情熱が理解できず次第に争うようになる。ある日、ドンホは家出し残されたソンファは絶望から一時声が出なくなる。ユボンは治療のために漢方薬を彼女に与えるが、さらにパンソリの芸を極めるために、薬を過度に与え副作用で彼女を失明させてしまう。これもユボンが芸で大切だという“恨(ハン)”の気持ちを教えようとする思いからだった。そしてついに芸をものにしたかと思えた時、父ユボンはソンファに対する罪悪感を抱きながらこの世を去る。かくして1950年代が過ぎ去った。成人したドンホは父とソンファが無性に恋しくなって2人を探し歩く。彼は文字絵のナクサンを通してひなびた旅館でソンファと再会する。彼は太鼓を叩き彼女はそれに答え歌う。互いを語り合うことなく一晩を過ごした後、2人は無言で別れる。ドンホは再び旅に出てソンファもまたしばらく住んだ旅館を出て行くのだった。


爆裂野球団!

2011年06月13日 | 韓国
爆烈野球団!(原題:YMCA 야구단)  2002年  
監督:キム・ヒョンソク
出演:ソン・ガンホ、キム・ヘス、キム・ジュヒョク、ファン・ジョンミン

爆烈野球団!


もっとコメディなのかと思ったけど予想外に真面目な映画
初めて知った野球に夢中になる話と同時に
日本統治という時代背景のもと
抗日運動や身分制度の崩壊が同じくらいの比重で描かれてる

日本将校が変な日本語を話す俳優じゃなくて
統監部日本軍将校に伊武雅刀、その息子に鈴木一真が演じてるところが嬉しい
スキンヘッドの伊武雅刀は威圧感があって存在感ある
その時代の話は日本人として心苦しい部分もあるけど
必要以上に悪にせずきちんと描いてあるので安心して見られます

ヒロインのキム・ヘスとキム・ジュヒョクが逃亡して戻ってくるエピソードが中途半端よね
でも両班と使用人が同じチームにいて、もう身分制度は終わったんだって話のくだりは面白かった

ともかくソン・ガンホの魅力が溢れてます
コメディ映画じゃないんだけどこんなに笑って楽しく観たのはソン・ガンホの存在に尽きる
言葉じゃなくて仕草や表情がおかしくて何度も巻き戻して観たシーンがたくさんあったもん

そしてキャッチャー役のファン・ジョンミンのキャラクタがいいなぁ
ラストはなぜか唐突にチョ・スンウが登場
いでたちから「春香伝」のパロディなんだろうけど、突然「アメンオーサ!」と叫ぶのはやっぱり何かのパロディ?
イム・ヒョンシクが写真屋さんになったり司会したり野球の実況中継したり
ぷぷぷ、、なんだったんでしょ(笑)
  



1905年、朝鮮は日本の統監府の支配下に置かれ植民地への道を歩み始めていた。そのとき韓国ではYMCAの使節団を通じて初めて野球が紹介され徐々に浸透していた。勉強よりも運動する方が好きなホチャンは、ある日YMCA会館で野球をする女性チョンリムと野球をする人たちを見て、野球に対する好奇心とチョンリムに対する恋心を抱く。ホチャンは友達のグァンテ、テヒョン、チョンリムを中止としての韓国初の野球団YMCA野球団を結成する。しかし練習場は日本軍に占領され練習することもできなくなった。ある日日本軍の野球チームと試合をすることになる。 


素晴らしい一日

2011年06月12日 | 韓国
素晴らしい一日(原題:멋진 하루)  2008年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:イ・ユンギ 
出演:チョン・ドヨンハ・ジョンウ
原作:平安寿子

素晴らしい一日


しみじみといい~☆
チョン・ドヨンとハ・ジョンウがどこにでもいそうな男と女を演じるってワクワクする
こういう韓国映画が日本で観られる喜びを感じちゃう

イ・ユンギ監督は「女、チョンヘ」を撮った人なのね
原作は平安寿子の「素晴らしい一日」
「アドリブナイト」もそうらしい
ヒョンビンとイム・スジョンの「愛してる、愛し てない」も井上荒野の「帰れない猫」が原作だった
日本の原作と相性が合うのかな?
私とも相性がよさそう

作家系の作品は地味だからこの映画もあまり興行はよくなかったらしいけど
2009年の百想芸術大賞監督賞を受けてます

チョン・ドヨンが目の周りのアイラインで真っ黒にして登場して
不細工なんですよね
髪は艶がなくて着ているコートも安っぽそう
昔の男の前で気の強さは変わらなくて
終始むっつりの不機嫌顔で生活に疲れてる
それがだんだんと可愛く見えてくるの

かたやハ・ジョンウは最高に情けなくて
金もなく仕事もなく家もなく
ご本人はいたって呑気で夢を語って
何を言っても暖簾に腕押し糠に釘状態
でもどこに行っても何故かみんなに愛されてる

そんな二人が金策に歩くロードムービー

作られ過ぎてない物語がほど良くて
ソウルの街の風景もリアルでとても居心地いい
ヒスとビョンウンがそこにいて今もきっと私と同じように暮らしてて頑張ろうって気になる
俳優の力って大きいなぁ
チョン・ドヨンとハ・ジョンウの共演だからこその楽しさでした

ささやかな心の機微の変化を感じる、気持ちいい大人な映画でした



人生に行き詰まったヒス(チョン・ドヨン)は350万ウォンを取り返すべく競馬場にビョンウン(ハ・ジョンウ)を捜しに行く。2人は1年前に別れていたが、30代で仕事も恋人も貯金もないヒスにはどうしても彼に貸したままになっていた金が必要だった。相変わらず楽天的でお調子者のビョンウンはのらりくらりと彼女の追求をかわす。


クァンシクの弟クァンテ

2011年06月12日 | 韓国
クァンシクの弟クァンテ(原題:광식이 동생 광태)  2005年  
監督:キム・ヒョンソク
主演:キム・ジュヒョク、ポン・テギュ、イ・ヨウォン、チョン・ギョンホ

クァンシクの弟クァンテ


前半は兄クァンシクの話
7年間想い続けた女性に告白することができない男の煮えきらないラブストーリー

後半は弟クァンテの話
付き合った女の多数の恋愛自由主義者

最後は二人の恋の結末

前半の兄クァンシクの情けない恋愛模様がかなり面白かった
「次にホチキスの芯を買うときにオッパを思い出す」
「トイレに行くたびにあの時のことを思い出して君のことを考える」
笑える~(笑)
微笑ましくていいカップルになりそうなんだけど
恋愛も結婚も結局は「運」もしくは「縁」ってことなのかな

楽しかったんだけど、かゆいところに手が届かない(?)面白さ
どうも最近は作られ過ぎたストーリーに気持ちが乗らない傾向があるみたい
お兄ちゃんが歯がゆかったかしらん
あそこまで煮えきらないってことは好きって気持ちもそこまでってことかな
でも最後は笛がなったし
ハッピーエンドな雰囲気で終わったのでよかったわ



写真館を営むクァンシク(キム・ジュヒョク)は内気で女性に愛の告白をした経験もない。そんな彼が友人の結婚式で7年前の大学時代に片思いした女性ユンギョン(イ・ヨウォン)と再会する。 ユンギョンはクァンシクに「気が向いた時に遊びに行く」と言い残しクァンシクの胸は高鳴る。クァンシクの弟クァンテ(ポン・テギュ)は、兄とは対照的に交際した女性は数知れず。恋愛の自由主義者であると自認し、「一人の女性と12回以上寝ない」という鉄則をもっている。そんなクァンシクはマラソン大会で出会ったキョンジュに目を奪われ交際を始める。ある日、ついに、ユンギョンがクァンシクのところにやって来るが、やはりクァンシクは自分の思いを伝えることが出来ない。一方、クァンテは12回目の関係をもつ前にキョンジュと別れなければと思っていた矢先に別れ話を切り出され、喜ぶべきなのに心がうずき始める。


M エム 

2011年06月12日 | 韓国
M エム (原題:M)  2007年    
監督:イ・ミョンセ
出演:カン・ドンウォン、イ・ヨニ、コン・ヒョジン

M


若手のベストセラー作家ハン・ミヌ(カン・ドンウォン)が経験する「白昼夢」
ストーリーというより彼の錯綜した頭の中を覗いているような話でした
面白かった
綺麗だったし
デュエリストよりも好き

ミミの存在がミステリアスで前半は謎のままで面白かったんだけど
終わってみたら初恋の人だったり交通事故だったりして
どうしてもそっちに行っちゃうのね

デジャブのような場面が繰り返したりして(立場を変えて)面白かったんだけど
中盤それが長かった
謎のまま時間が経過するってほどほどがいいよね
ミミが時々コミカルなイメージで動くんだけど、笑えない

誰かに見られているという恐怖感によって精神が混乱している若手人気作家
眼鏡のカン・ドンウォン
今までとイメージが違ってすごく良かった~




華麗な経歴と外見で多大な人気を得ている天才ベストセラー小説家ハン・ミヌ(カン・ドンウォン)。裕福で魅力的な婚約者ウネ(コン・ヒョジン)との結婚を前にした彼の人生は完璧だった。しかし最近新しく書き始めた小説が上手く書けず不眠に悩まされている中、いつからなのかどこへ行っても、誰かといても何をしても常に誰かから逃れられないでいた。そんなある日、夢に出てくるような路地にたたずむ居酒屋に立ち寄った彼はそこで紫色の服を着た1人の少女と会う。彼女の名前はミミ(イ・ヨニ)。11年前に別れたミヌの初恋であり追っていた視線の主人公だ。一方、ミヌの理解できない行動にウネは不安を感じていた。ウネは自身の今までと同じ愛とは違い彼の視線が他の誰かに向いていることを実感する。