きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

超高速!参勤交代

2016年03月18日 | 日本


難しいことは考えなくて大丈夫、
ともかく楽しい~~。
テンポが良くていつの間にか引き込まれちゃう。
ツッコミどころは満載よ、でも大丈夫。
まさに痛快活劇。
あんなに心優しい大名いたらお国は暮らしやすいよね。
将軍様も正義で、勧善懲悪で終わってスッキリ。

あー面白かった☆




超高速!参勤交代 2014年
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介、西村雅彦、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、深田恭子

8代将軍・徳川吉宗の治世下、東北の小藩・湯長谷藩は幕府から突然、通常でも8日かかり、さらに莫大(ばくだい)な費用を要する参勤交代をわずか5日で行うよう命じられる。それは藩にある金山を狙う老中・松平信祝(陣内孝則)の謀略で、弱小貧乏藩には無茶苦茶な話だった。藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は困惑しつつも、知恵を絞って参勤交代を完遂させようと作戦を練る。

繕い裁つ人

2016年03月18日 | 日本
喫茶店でレアチーズケーキをワンホール食べる人っているんだ。
、、という軽い衝撃(笑)
ふわふわの白いチーズケーキ、私も食べてみたい、
きっとそう思った人は多いはず。
あの店は神戸に実在するけど、あのレアチーズケーキは映画用に作られたんだって。

喫茶店「サンパウロ」、「テーラー橋本」、そして市江の「南洋裁店」
クラシカルな落ち着いた佇まいが素敵。
市江さんはいつもブルー系の洋服を着てるのね、
私の大好きなカラーです。

総じて好きな映画だけれど、
ちょっとまどろっこしいかな。




うちの母は今でも毎日のようにミシンをかけて、
買ってきた服をちょっとずつ直して楽しん暮らしてる。
私も独身の頃はワンピースやスカートを作って自分で着てて、
洋服が裁断できるくらいの大きくて素朴な木のテーブルに憧れてたなぁ。

ラストシーンは大きなテーブルは日の当たる窓際にあって、
新しい服の生地を裁断してたのね。
何かに解き放たれた感じの市江さんが素敵でした。

私も何年か(何十年か)ぶりに自分の服作ってみようかと、ちょっと思ったのでした。
黒木華ちゃんのウエディングドレス、可愛かった☆



繕い裁つ人  2014年
監督:三島有紀子
出演:中谷美紀、三浦貴大、余貴美子、中尾ミエ、片桐はいり、黒木華

市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕 立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を 縫うだけで幸せだった。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2016年03月06日 | アメリカ・イギリス
これは空腹で観たら辛いかもよ。
美味しそうだった~。
キューバ料理って全く想像できないけど、
美味しそうでヨダレジュルジュルもん。
さらに素敵な音楽と、
途中からワタクシの大好物のロードムービー風になるし、
息子ちゃんが利発で可愛いかった。



ツイッターで失敗して職を失うけど、
たくさんの人に目にさらされたことが逆にツイッターのおかげで成功に繋がった。

主人公のシェフは腕利き料理人だってことはわかるけど、
別れた奥様が無駄に(笑)超美人で色っぽくて何故か凄いお金持ちで、
別れた旦那への信頼度が絶対的なのですね、
全幅の信頼を持って息子を預けてる。
フードトラックを始めることを勧めたりして元旦那への理解度も凄い。
元奥様の元旦那まで出てきて話はややこしけどそんなの関係なくみんないい人。
しかし、父親が裸一貫から仕事を始めるのを手伝いながら
息子が人生を学ぶ良い話かと思いきや、
会話の内容がピーってなりそうなレベルだったりします、要注意。

美味しい食事があって、
音楽があって、
仲間がいたら、
人生は幸せ☆
そう思える映画だったのでした。



母と暮せば

2016年03月04日 | 日本
もう息子には会えない、と思ってました。



本日、日本アカデミー賞ですね。

優秀作品賞     「母と暮せば」
優秀脚本賞     山田洋次 / 平松恵美子 
優秀主演男優賞   二宮和也 
優秀主演女優賞   吉永小百合 
優秀助演男優賞   浅野忠信
優秀助演女優賞   黒木華
優秀撮影賞     近森眞史
優秀照明賞     渡邊孝一
優秀美術賞     出川三男
優秀録音賞     岸田和美
優秀編集賞     石井巌

「母と暮せば」ノミネート11冠おめでとうございます。





公開直後に観に行って、年明けでもう1回観に行っちゃいました。
どうしてももう1回観たかった。
坂本龍一さんのオープニングテーマと共にタイトルが現れただけで涙腺がダメ。
もう駄目なのよ、涙なくしては語れない、今でも予告編観ると泣けます。
戦争の惨さや原爆の恐ろしさというテーマを捉えた作品であるということはいわずもがなですが、私にとってファンタジーが勝っちゃって、その分切なくてたまりません。

会えないと思っていた息子に会えた物語。

母が小百合さんで息子がニノで、

二人の醸し出す雰囲気が恋人みたいで、

それだけで無条件降伏。


ある種ラブストーリですよ。

浩二が現れるたびに母伸子の顔がぱっと明るくなる。
たわいなく交わされる日常会話。
「元気だったの」
「ボクは死んでるんだよ、元気なわけなか」

「お兄ちゃんは死んですぐに会いに来てくれたのに、あんたは何で時間がかかったの?」
「だって一瞬のことで自分に何が起きたのかもわからなかった」
「そーだったわね、ごめんね」

「かーさんかーさんって、あんたは一生分のかーさんを言ったようなもの」

この親子は似たもの同士だったんでしょうね、
おしゃべりでちょっと天然で明るい。

ラストに賛否両論があるみたいで、
前向きなラストが良かったっていう意見は正当だと思うけど、
私の感覚はちょっと違ってて、
母としてはこれ以上幸せな人生の幕引きはないと感じちゃったのよね。
だって伸子さん安心してたじゃない、息子とずっと一緒にいられるって。

隣の奥さんが「たった一人で死んでいった」って悲しんでたけど、
すごく幸せそうな表情だった。

でもね、後からいろいろ考えて、幽霊っていう実態のない話。
あまりに寂しかった伸子さんが息子に会いたい気持ちが強すぎるあまりに
幸せな時間をまぼろしのように思い描いていただけなんじゃないかってふと考えてね。
そう思ったら尚のこと切なくてたまらなくなった。

つまりね、戦争はそうやって数えきれないくらいのたくさんの悲しみを作ったってことですよ。

最後に二人が手を取り合って天に向かっていくとき、
長崎の空の下、数えきれないたくさんの人の鎮魂歌。
見渡す限りの様々な方たちが、一瞬に人生に幕を下し、別れを経験したんだと思うと、
悲しみがものすごい大きなものとして押し寄せてきました。

計算されつくした山田監督の映像表現と坂本さんの音楽がマッチした珠玉の名作。
心から拍手を送ります。





◆母と暮せば  2015年  ☆☆☆☆☆
監督:山田洋次
出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、加藤健一、浅野忠信

1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいた。

探偵なふたり

2016年03月02日 | 韓国
「探偵なふたり」って日本語としてちょっと不思議じゃありませんか。
チケットを購入するとき、ちょっと恥ずかしかったですもん。
そもそも探偵ふたりじゃないし、、って思いながら観てたけど、
エンディングまでいってなるほど、と納得。
原題は「探偵:ザ・ビギニング」
エピソードワンみたいな、ここから始まるって感じの終わり方で、
最初からシリーズ狙いなんでしょうかね。

恐妻家っていっても日本の比じゃない、奥方の罵倒が半端ないですからね、
それでも家族を愛する健気な夫二人。

奥様に尻に敷かれまくる探偵バディものとして

面白いかも。




前半はお子がギャーギャーなくし、笑いをちりばめてちょっとドタバタしてたけど、
後半は連続殺人事件をめぐってスピード感が出てきました。
コメディ仕立てだけど、殺人事件が絡むと描写がリアルなのでそこはさすが容赦ないです。

サンウの芝居はちょっとフワフワしたところがあるけど、
ドンイルさんが抑え気味でピッタリな相性でした。

鑑賞したシネマート新宿は、かつてサンウの舞台挨拶があった劇場。
チケットゲットできなかった母が私のブログ友達と一緒に外にいて、
会場を後にしたサンウに会えて喜んでたのを思い出して感慨に耽ったりしました。
懐かしいね。

キラキラわんこ王子だったサンウが
普通のおじ、、いやおとうさんだったもんなー。
それにしちゃ、ちょっと胸板厚すぎなきもするけど、、

続編あったら、また観に行くのでぜひ☆




◆探偵なふたり(原題:탐정:더 비기닝)  2015年
監督:キム・ジョンフン
出演:ソン・ドンイル、クォン・サンウ、ソ・ヨンヒ

プロファイリング同好会の会長という肩書を持ち、未解決殺人事件についてのサイト運営を行うデマン(クォン・サンウ)。人並み外れた洞察力と推理力を誇り ながら、漫画喫茶の店長として働き口うるさい妻を恐れる毎日を過ごしていた。仕事を放り出しては警察署に出向き、捜査にあれこれと口を挟む彼はある日、彼 の友人であった刑事が殺人容疑で逮捕されたのを知る。すぐさま陰謀だと悟って、広域捜査隊から左遷された鬼刑事で仲の悪いテス(ソン・ドンイル)と調べを 進めていく。

ベイマックス

2016年03月01日 | アメリカ・イギリス



フワフワで温かそうなベイマックスに
ぎゅーって包んでもらいたい。

真ん丸くて、動く姿がむっちゃ可愛かった。

舞台はサンフラントーキョー。
ヒーローもののアメリカンコミック風なのに、
どう観ても日本のあそこやここだったりして、
不思議な安心感に包まれる。
日本語の看板が身近過ぎて、不思議だけど違和感がなくて見事でした。

面白かったー。
文句なしにただただ楽しめる。
そして、ヒロ少年が成長していく話。

悪役がいても誰も殺さないし死なない、
あれだけのビルを破壊して街で大暴れなんだけど、
誰も巻き込まれてないところが子供と一緒に安心して観られそう。

4DXをまだ未体験なんだけど、
この映像で4DXで経験してみたいです。

最後の最後に出てきた孤島にばかりいってるお金持ちのお父さん。
スタン・リーというベイマックスの原作「BigHero6」のマーベル・コミックという会社の名誉会長なんだって。
数々の有名アメコミ作品の原作者さん、有名な方なのね。



◆ベイマックス  2014年  
監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。