きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

私の中のあなた

2009年10月31日 | アメリカ・イギリス
私の中のあなた(原題:MY SISTER'S KEEPER)
脚本・監督:ニック・カサヴェテス
出演:
キャメロン・ディアス(母、サラ)アビゲイル・ブレスリン(アナ)ソフィア・ヴァジリーヴァ(ケイト)ジェイソン・パトリック(父、ブライアン)エヴァン・エリングソン(ジェシー)



11歳のアナは白血病を患う姉・ケイトに臓器を提供するドナーとして
遺伝子操作によって生まれたデザインベイビーだった
彼女は輸血や骨髄移植など様々な犠牲を強いられてきたがケイトの病状は一進一退
両親は腎臓移植を決意するがアナはこれを拒み弁護士を雇い訴訟を起こす


泣けました、、、
かなり早い時点で涙ポロポロ出てきて困りました
なんせ、あまりにも早い段階でボロ泣き状態になって
映画終了後に「あのね、泣くの早過ぎ!!!」と友達に警告された経験があるので(笑)
こっそり泣こうと思いましたが
一緒にいったPちゃんも泣いてるっぽい、、ほっ
いわゆる難病ものだけどそこじゃないんですよね
泣かせようとする映画じゃなくて
だからどっかで号泣するとかじゃないんだけど
映画が終わるまでずーーーっと泣き続けました
酸欠状態で疲れた

姉のドナーになるために生まれた妹
この映画はかなり衝撃的な予告をされてます

姉のドナーとして生きることを拒否する醒めた視線を家族に送るアナ
彼女が裁判を起こそうと弁護士のところへ依頼することから物語が始まる

自分が誰かのドナーになるために生まれた(意図的に作られた)ってどういうことだろう、
そういうことはありえない。と私は思うので
複雑な思いが一気に込み上げて最初は辛くて泣けたんだけど
この物語は本質は全く違うところでしたね
アプローチの仕方が上手い
ハードなテーマから入っているのに
いつの間にか家族愛にどっぷりつかって優しい気持ちになって観てました



家族がケイトの病気と向き合って、労わりあって愛しあっているけれど
それでもやっぱり傷ついて生きてきたことが
それぞれ視線でエピソードが描かれていて切ないんです

ケイトが病院で知り合った男の子と恋をするエピソードが悲しかった
お父さんが娘を見つめるシーンがあって
その父の眼差しが、、、(涙)



キャメロン・ディアスのお母さん、、、良かったです
母は強いのよ
何があっても子供を守りたい

家族に難病患者がいると家族は必死で頑張るけど
ギリギリのところで耐えているぶんちょっとしたことで崩壊しそうだ、、
という父の言葉が印象的でした
子供を必死で守る母と、すこし違う視点で子供達を愛して見守る父

そしてなにより素晴らしかったのは白血病のケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァと
アナ役の アビゲイル・ブレスリン
この二人凄いわ



死を受け入れるとはどういうことか、、、
生きていくということはどういうことか、、、
そんなことを考えて
優しい気持ちになる映画でした





GO GO 70s

2009年10月27日 | 韓国
今日は韓国の映画の日なんだそうです

韓国映画関係者協会は韓国初の映画を団成社(タンソンサ)で上映した日の10月27日を
1963年から映画の日に制定した (初上映は1919年の10月27日)
1987年からは大鐘賞映画祭授賞を移管受けて運営中でもある     by위키페디아
 
ちなみに日本の映画の日は12月1日
神戸の神戸倶楽部で1896年(明治29年)11月25日から29日にかけて映画が一般公開された
キリがいいという理由で12月1日とし1956年に映画産業団体連合会が映画の日に制定した
多年にわたり日本映画に貢献してきた人々への記念式典の日でもある     byウィキペディア

じゃじゃーん、祝映画の日☆(偶然ですが、笑)
韓国映画レビュー100本目です~ 


GO GO 70s (原題:고고70)  2008年  ☆☆☆
監督:チェ・ホ
出演:チョ・スンウ、シン・ミナ、チャ・スンウ、イ・ソンミン



「夜」が禁止されていた時代。夜間通行禁止で息を潜めていた大韓民国の夜を熱くした伝説のバンド「デビルス」。ソウルフルなボーカルのサンギュ(チョ・スンウ)とフィーリングのいいギターのマンシク(チャ・スンウ)。そして派手なファッションとダンスで観衆をひきつけるトレンドリーダーのミミ(シン・ミナ)たちはソウルの夜に爆発的なゴーゴー・ブームを巻き起こす。しかし時の権力が長髪やミニスカート禁止を発令し、ゴーゴークラブも禁止に彼らは次第に時代の反逆児になっていく。


面白かったーーーー!!

ゴーゴーダンス
昔、したようなしないような、、、(してないと思う、笑)
血湧き肉躍るちゅーかんじ(←例えが古い?)
主人公サンギュはミュージカル俳優でもあるチョ・スンウにぴったりの役よね
当たり前だけど歌が上手い
彼の歌う姿を観るためだけでもこの映画観るべしですー♪

そして、ミミ役のシン・ミナが超可愛いい
彼女がこんなに可愛いって思ったの初めてだわ
テグ(大邱)の基地村にいる時の素朴で純粋なキュートな女の子から
ダイナマイトボディーで踊って歌うゴーゴーガールへの変身が超カッコよかった!

ギタリストのマンシク役は本職のチャ・スンウ
プロのミュージシャンやミュージカル俳優で構成されているので
デビルス、ホント最高です





そして雑誌「週刊ソウル」主幹であり
ポップス・コラムニストでもあるイ・ビョンウク役のイ・ソンミン
この微妙に似合わない感じ(笑)の長髪の彼がいい味出してました~



夜間通行禁止令が布かれベトナム戦争のあった70年代
ロックは退廃的と烙印を押され弾圧の対象で
確かに遥か昔
ギターを持っていると不良っていうか(もしや不良って死語?)
音楽をすることで体制に歯向かっていく空気ってあったもんなー

そんな空気感が理解できる年代にとってはたまらないものがあって
ものすごく面白い映画で
最後のシーンなんて涙出てきちゃったんだけど
でも、もしかしてこの映画の観客動員数が信じられないくらい少なかったのはそこだったりするのかな

なんの不自由もなく青春が満喫できて
音楽は単に楽しむものでしかない人にとっては共感しにくい?
こんなに面白い映画が70万にも満たない興行成績なんて
不思議だ~~~~~



70年代の韓国の一断面が見事に描かれていて
音楽も懐かしく、かつ素晴らしくて
最初から最後まで無条件に楽しめる映画でした




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グッド・バッド・ウィアード

2009年10月11日 | 韓国
グッド・バッド・ウィアード
   (原題:좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈) 2008年  
監督:キム・ジウン 
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン 




1930年代の満州を舞台にしたマカロニウエスタンじゃなくて
韓流ウエスタン
ストーリは宝の地図を巡っての争奪戦で
あってないようなもので、、
いや、、、ないな(笑)
日本版の映画のキャッチコピーが「ムチャクチャデイイノダ」だから
あっ、、ムチャクチャなのね(笑)、、、
とあらかじめ理解して映画を観たので
あまり深く考えずに楽しめました



良い奴がチョン・ウソン
悪い奴がイ・ビョンホン
変な奴がソン・ガンホ

でもそれほど明確にキャラクタ分けされてるわけじゃない気がするけど(特に良い奴は謎)
なんつーってもソンガンホが全部もってっちゃった感アリ
日本へのプロモーションもビョンホン氏とウソン氏が来ててソン・ガンホはいなかったけど
主役は彼じゃん(笑)

イ・ビョンホンはどの作品を観ても外れがないなぁ
今回も文句なしにカッコよくてセクシーでした
冷酷無比な男、黒い隈を入れた目の表情がちょっといっちゃってる感じで
見事な上半身もご披露いただいて(ゴチっす)
悪い奴というより、実は変な奴はビョホンホンじゃないの?
このビョンホンを見るだけでも映画館に来た甲斐があるかもって思ったりしました

どこか良い奴なのかさっぱりわからないチョン・ウソンは
キャラ的にも不明瞭でつかみどころなかったんですけど
疾走する馬上で日本軍に向けてライフルを回転させて撃つところは唯一カッコよかったわ~



最後は日本軍や馬賊も参戦してきて
砂漠を舞台に馬とバイクが疾駆する大追跡劇は迫力があって観ていて気持ちよかった

でも解読が難しいのかと思った宝の地図の場所が
辿り着いて見るとなんかしょぼい場所で(笑)
監督さん、実は3人を決闘させたかっただけじゃないの?
そこが物語としてどっちつかずで盛り上がらないとこよね
奪い合ったわりにはお宝もだし、、、、(^^ゞ



お笑いはソン・ガンホ担当って感じでしたけど
実は私が一番笑ったのは
アヘン商人ソ・ジェシクのソン・ビョンホ
怪しげな中国人で現れて、すごい最後を迎えてしまうんですけど
相変わらずいい味だしてます☆


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混乱が続く1930年代の満州。ユン・テグ(ソン・ガンホ)は大陸横断鉄道に強盗を仕掛け日本軍人から謎の地図をせしめることに成功した。だがその時、列車が別の何者かに襲撃を受ける。襲撃したのはパク・チャンイ(イ・ビョンホン)の率いるギャングたちで彼らは偶然テグが手にした日本軍の宝の地図を狙って来たのだ。さらにそこに列車に乗っていた賞金ハンターのパク・ドウォン(チョン・ウソン)も参戦。3人は宝の地図を巡って争奪戦を繰り広げる。


セックス イズ ゼロ

2009年10月11日 | 韓国
セックス イズ ゼロ(原題:색즉시공)   2002年  
監督:ユン・ジェギュン 
出演:イム・チャンジョン、ハ・ジウォン 




一番街の奇跡(2007)
そしてヘウンデ(2009年)へと続くジウォンちゃんとゆかりある監督さんなんですね
420万人動員の作品、、わおっ凄い、これで(笑)
内容も凄い(笑)

ほとんどアダルト映画じゃないですか?
韓国の俳優さんって凄いわ、いろんな意味で体当たりで
迷いがないわ~~☆
セックスシーンがんがん
ジウォンちゃん、○○○透けて見えますけど、、、
いいですか?いんですか?って思いながら観ちゃいました(笑)



私、けっこう許容範囲が広い人なんですけどね、、、
前半の下品かつシモネタ・ギャグの連発はかなりきつかったです
問題はあのあたりを乗り切れるかどうかよね(笑)



物語りも、特別にどうっていう内容じゃないんだけど
そのシンプルさが逆にいいって言うか、素直に共感できて楽しめるものでした
下手すると低俗映画みたいな捉え方されるかもしれない映画だけど
俳優さんたちがみんないいんですよね

シニって「バリでの出来事」でジウォンちゃんとボロ小屋みたいなとこに住んでた女優さんよね
独特な声と雰囲気でいい味出してて
さらに体当たりに濃厚なシーンも挑んでます

主人公ウンシクを演じたイム・チャンジョンは
どっかで観たことある気がするんですけど私はお初だったみたい
何やってもカッコ悪くてパッとしないんだけど
心優しくて最後は泣かせます(いや、泣きませんでしたけど、笑)

ジウォンちゃんのエアロビ、かなり本格的で上手でした
かなり練習したんじゃないですかね~




軍隊除隊後、大学に入学した学生ウンシク(イム・チャンジョン)は28才。学生寮で生活する大学生たちは異性に対して強く興味を持っている。ウンシクはエアロビクス部の女子大学生ウニョ(ハ・ジウォン)に一目ぼれするがウニョに近づくこともできない。さらに変態に間違えられて情けない男に誤解される事件が続々と起きる。