面白かった!!
原作未読、「騙し合いバトル 全員ウソをついている」のキャッチフレーズ情報のみで観ました。
予告編は忘れたほうがいいかも。
大泉洋さんを当て書きされた作品だそうですが、脚本が当て書きと思っていたら、なんと!そもそも原作が当て書きされたものと後で知って驚いて、さらに映画化にあたって大幅に改変されていて驚きまくりです。
原作に引っ張られてわかりにくくなる作品がたまにある中で、吉田大八監督流石です。
結果、超面白かった!!
ともかくテンポが良い、主人公速水のすることがことごとく冴えわたって上手くいくので楽しい。
そんな、出来すぎでしょ!っていう感想は、なしでお願いしたい(笑)
だってそれを言ったら面白くない。
若干チープな展開もあるけれど、二転三転する状況に、ほぇ~って言いながらついていくのが楽しいんですから。
出版業界の内情が垣間見えて興味深かった。
高野恵の実家の書店が懐かしくて、子供の頃近所にあったなぁあんな本屋さん。
最上級のエンタメ、出演者陣も贅沢、最初から最後までストレスなくずっと楽しめて、
ラストも気持ちよ~~く回収されました。
騙し絵の牙 2021年 ☆☆☆☆
監督:吉田大八
原作:塩田武士
出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、木村佳乃、佐野史郎、佐藤浩市、國村隼
大手出版社の薫風社で創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡って権力争いが勃発する。専務の東松(佐藤浩市)が断行する改革で雑誌が次々と廃刊の危機に陥り、変わり者の速水(大泉洋)が編集長を務めるお荷物雑誌「トリニティ」も例外ではなかった。くせ者ぞろいの上層部、作家、同僚たちの思惑が交錯する中、速水は新人編集者の高野(松岡茉優)を巻き込んで雑誌を存続させるための策を仕掛ける。