きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

下女(ハウスメイド)

2010年05月29日 | 韓国
下女(原題:하녀)  2010年  
監督:イム・サンス
出演:チョン・ドヨンイ・ジョンジェ、ソウ、ユン・ヨジョン




賛否両論でしょうね~
最後びっくりしちゃいました
終わった後、映画館の中がざわざわーってしましたよ、ちょっと笑い交じりで、、
  (CINUS明洞で映画観ました☆)


1960年の同名映画(キム・ギヨン監督)のリメーク作品
ブルジョア家庭の主人とメイドの不倫を衝撃の展開で描き
当時アジアで注目された作品だそうです
原作のストーリをちょっと見てみたけど、現代版とは若干違う
かなりのホラーちっくというか怪奇的な雰囲気もある映画だったみたい

「下女」っていうタイトルがね
今この言葉生きてるのかなぁ
所得格差が進んだ韓国社会の荒れ果てた風景を描いているっていうけど
ウニは学歴がある女性みたいだし
ここまで卑下される必要があるのか?って疑問は残ります

副題をつけるとしたら
   ~家政婦は見た~ (笑)

チョン・ドヨンが下女(メイド)を演じるわけですが
もう一人のベテランメイドのユン・ヨジョンも下女なわけで
これが面白かった

結局、何が言いたいのか、、とか 
ストーリ展開とか
そういうことは抜きにして
チョン・ドヨン、ユン・ヨジョン、イ・ジョンジェを見てるだけで面白かった
さすがです

イ・ジョンジェは完全に脇役ですね
そして、すごい役を引き受けましたね~
彼はもともととても色気のある俳優ですけど
いやー、参りました
ここまで傲慢にご主人様を演じられると、お見事です~って言うしかない
いやらしくで下品で、充分に不愉快です(笑)

いい映画か?って聞かれると正直よくわかんないんですけど
私はすごく面白かったです☆


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離婚後、食堂で働くウニ(チョン・ドヨン)は貧しくも明るく素直に生きる女性だ。ある日ウニは大富豪フン(イ・ジョンジェ)の邸宅にメイドとして入る。そこには双子を妊娠中の若く美しい妻ヘラ(ソウ)と子供のナミ。そしてベテランメイドのビョンシク(ユン・ヨジョン)がいた。ある日、ウニはフンに誘惑されて関係を結んでしまい本能的な幸福を感じる。その後もウニとフンは妻の目を避けて激烈な関係を続けていく。そしてウニは妊娠する。ウニの妊娠が明らかになると周囲はそれをなかったものにしようとする。

ラジオスター

2010年05月22日 | 韓国
ラジオスター(原題:라디오 스타)  2006年  
監督:イ・ジュニク 
出演:パク・チュンフン、アン・ソンギ




イ・ジュニク監督の音楽三部作の第一作目
このあと、翌年の2007年に「楽しき人生」
そして2008年「あなたは遠いところに」にと続く

ちょっと笑って、ほのぼのして、幸せな気持ちになる
「楽しき人生」が人生に疲れたお父さん達がバンド活動で元気になったけど
「ラジオスター」はそれよりもうちょっとお兄さん格でしょうか
なんといっても大御所アン・ソンギとパク・チュンフンの共演ですからね
二人は青龍賞で主演男優賞をダブル受賞しています

落ちぶれた歌手が地方のラジオDJをすることでもう一度脚光を浴びるサクセスストーリかと思いきや、歌手とマネージャーの友情の話
わがままでやりたい放題の中年ロッカーのチェ・ゴンをミンスが古女房のように世話をやいて
何を言われてもニコニコして励まして、自分よりも奥さんや子供よりもチェ・ゴンが一番
20年をいっしょに支えあってきたスターとマネージャの関係が興味深かった

キム・ジャンフンがキム・ジャンフン役で出てる
友情出演?みたいな感じだと思うんですけど、最後ちょっと恨まれる役だけどあれでいいの?
ジャジャ麺の出前持ちがラジオを聴いて浮かれてる時に頭をド突く店主(?)はイ・ジュニク監督本人らしいですよ(笑)
そしてアン・ソンギさん、さりげなくギター弾いて歌ってたけど上手でビックリした

大事件が起きるわけでもないしハラハラドキドキさせるわけでもない
ヨンウォルの人たちとのさりげないふれあいがほのぼのとしてて
それがこの映画のいいところだとは思うし、小さなエピソードも良かった






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かつて名曲を世に送り出し一躍トップスターとなったチェ・ゴン(パク・チュンフン)は今ではカフェでギターを弾く落ちぶれた歌手になってしまった。ある日、カフェで客とケンカ騒ぎを起こし留置所に送られる。マネージャーミンス(アン・ソンギ)は知人の放送局長と出会い保釈金の借金を頼む。そしてチェ・ゴンが地方局のヨンウォルのラジオ曲でDJを務めれば保釈金を出すという約束と取り付けた。


もし,あなたなら ~6つの視線

2010年05月22日 | 韓国
もし,あなたなら ~6つの視線(原題:여섯개의 시선)  2003年 

もし,あなたなら ~6つの視線

韓国国家人権委員会が制作
6話の人権をテーマにしたオムニバス形式作品

☆「彼女の重さ」
  監督:イム・スルレ(ワイキキ・ブラザーズ、私たちの生涯最高の瞬間、飛べ,ペンギン)
  容姿がテーマ
  女子高生が就職のためにスタイルの管理を指導、二重まぶたに整形しダイエットをする

☆「その男,事情あり」
  監督:チョン・ジェウン(子猫をお願い)
  性犯罪歴を暴露されて暮す男とおねしょをする少年 

☆「大陸横断」
  監督:ヨ・ギュンドン(1724 妓房狼藉事件)
  脳性マヒの青年が光化門の大交差点を一人で渡ろうとするまでをドキュメンタリ風に
  不自由な体で暮らす毎日をユーモアに描く

☆「神秘的な英語の国」
  監督:パク・チンピョ(ユア・マイ・サンシャイン、あいつの声、私の愛,私のそばに)
  英語の発音をよくするために子供(小学生)に下の手術を受けさせる話

☆「顔の価値」
  監督:パク・クァンス(イ・ジェスの乱、まぶしい日に)
  女性の職業が容貌に似合わないことからはじまる言い争い

☆「NEPAL 平和と愛は終わらない」
  監督:パク・チャヌク(復讐者に憐れみを、オールド・ボーイ、親切なクムジャさん、渇き)
  ソウルのネパール労働者が精神病患者と間違われて6年4か月間収監された話

12分から28分のショートフィルムですがそれぞれテーマがあって興味深い
どれも面白かった
「彼女の重さ」で容姿で就職まで差別される女子高校生の苦しさが、、
っていうか常々思ってますけどね、、韓国の女優さん綺麗すぎです(不自然に、笑)

「大陸横断」は脳性マヒの青年の話
大陸横断するために小さな道路で予行練習するところが面白い
不自由な体で日常生活をおくることがちょっとシニカルなユーモアで表現されてて面白かった