きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

容赦はない

2011年07月26日 | 韓国
容赦はない(原題:용서는 없다)  2010年  ☆☆ヽ(*^ω^*)ノ 
監督:キム・ヒョンジュン 
出演:ソル・ギョングリュ・スンボム、ハン・ヘジン

容赦はない


衝撃のラストが苦しい
今まで観た中で一番残酷で悲しい最期だったかもしれない

ジャンル的にはスリラー映画なのかなぁ
単純にサイコサスペンスと言えない
一番ぴったりするのはやっぱり「復讐劇」
「オールドボーイ」に近くて、オールドボーイもすごい映画だったけど
こっちのほうがもっとどうしようもない終わり方で辛い、辛すぎる!

体を切り刻むところは「カル」を思い出した
、、って簡単に書いてる自分がどーかと思うけど(笑)

女性刑事役を演じたハン・ヘジンが「撮影が後半に進むにつれて2人の先輩が言葉少なになり食事もしなくなったので心配した」と言ってたけど大変だったと思う
精神的どれだけ自分を追い込んだんだろうと想像するだけで辛いです

これは誰にでもお薦めできる映画じゃないです
駄目な人は絶対ダメ~~って言われそう
でも、私は面白かったんですけどね

最初は事件の糸筋や「断絶」という意味から「端緒」というタイトルでストーリーを展開していったが、修正を重ねるうち「端緒」は素材に過ぎず伝えたいことは「容赦」になった。

と、監督さんが言ってました
どうしても容赦できなかったのね

、、って書いた後もう一回観なおしたんだけど
ここまで残酷な復讐をするほど赦すことができなかったことが理解できなくて
そこがやっぱりサイコってことなのかな
怒りと悲しみから正常な精神でなくなったイ・ソンホ(リュ・スンボム)
ラストシーンの穏やかな表情が印象的です

そのあたりは字幕なしで観てるので、もっとしっかりと理解したいです
ぜひぜひ、、字幕付きでDVD発売をお願いしたいです

ここまで重いストーリは半端な演技力では無理よね
ソル・ギョングとリュ・スンボムが素晴らしいの一言です
リュ・スンボムが犯人であることは最初からわかってるけど動きもセリフも少ない
言葉遣いも妙に丁寧で、静かな口調で、殺人犯という怖さというよりも
さらに緊張感が伝わってきた
この年はスリラー物が流行ったけれど、サイコ犯としては彼が一番怖くて悲しい
最高です

娘を狂わんばかりに捜し歩くソル・ギョングと犯人のリュ・スンボム
二人を見てるだけで胸が締め付けられそうでした




科学捜査隊最高の実力派解剖検査医カン・ミノ教授(ソル・ギョング)。唯一の家族である娘と一緒により多くの時間を過ごすために仕事を整理した彼は最後の事件の依頼を受ける。それはクムガンで発見された切断殺害事件。六つに切り裂かれた美しい女性の死体、片方の腕が消えた前代未聞の事件だった。


解決士

2011年07月25日 | 韓国
解決士(原題:해결사)  2010年  
監督:クォン・ヒョクチェ
出演:ソル・ギョング、イ・ジョンジン、オ・ダルス、イ・ソンミン、ソン・セビョク

解決士

ノンストップ痛快アクション活劇☆
面白かった~~☆

始まって早々にジェットコースターに搭乗した気分
次から次へと起きる展開にひたすら走りまくってラストまでノンストップ
ソルギョングがビルから飛び降りるワイヤーアクションシーンは代役なしだそうです
高所恐怖症の私には神業ですわ
イ・ジョンジンもソル・ギョングに殴られて気を失ったとか
殴り合いがすごい
カーチェイスの場面は車もぶっ飛んで
なぜか大笑いしちゃった(ビックリすると笑えるらしい)

朝、娘を学校に車で送るところから始まり
翌日の夕方に物語は完結

登場人物がわかりやすい
最後にストーリが反転したりとか、犯人は誰?とか悩む必要なしで
これだけ早い乗り物に乗ってるとごちゃごちゃと考えてる暇ないですからね
そのあたりもわかりやすくて良いです

カン・テシク(ソルギョング)はひたすら前に向かって走るのみ
走る殴る飛ぶでソルさまが超~かっちょいい
そして、事件を追いかける強力班の刑事がオ・ダルスとソン・セビョク
笑いを取ってないのに妙に笑える
この二人を並べたら最強すぎてたまらないです
さらに面白かったのはカン・テシクに拉致されるユン・テヒ(イ・ソンミン)
展開のスピード感と彼らのゆる~い感じと笑えるところとバランスが取れてると思いました
難しいこと考えないでひたすら楽しめる感じ

スピード感と脇役陣でも十分に楽しめるのに
さらにソルギョングがアクション俳優のようで
なんかもったいない、、とヘンな感想~(笑)
兎にも角にもソルギョングの激しいアクションシーンは贅沢だわ
感涙ものです

あーー楽しかった☆大満足な映画でした
ぜひ字幕付きで大きなスクリーンで観て堪能したいものです



元敏腕刑事で今は興信所を運営するカン・テシク。平凡な依頼だと考えて急襲した不倫現場に1人の女性の死体があった。否応なく犯人にされそうになったそのときに、かかってきた一通の電話。殺人の寃罪を晴らしたいなら、ある人物を拉致しろという指示だった。


カン・チョルジュン 公共の敵 1-1

2011年07月23日 | 韓国
カン・チョルジュン 公共の敵 1-1 (原題:강철중:공공의 적1-1)  2008年  
監督:カン・ウソク
出演:ソル・ギョングチョン・ジェヨン、カン・シニル 

カン・チョルジュン 公共の敵 1-1


人気シリーズ映画はこんなノリで楽しめばいいんだろうけど、、、、

1作目は面白かった
ハチャメチャでヤクザ以上にヤクザみたいな刑事カン・チョルジュンと
これ以上に悪い奴はいないってくらいな最強の公共の敵イ・ソンジョ
ふたりの対決は迫力あったのよね
それが2作目でガッカリ、、韓国映画はもういいかなぁ、、とさえ思ったくらいにガッカリして
で、この3作目となったわけですが
そこそこ面白かったし、ガッカリもしないけど、それほどでもない

だから、シリーズものってこんな感じなのかもね
ソルギョングの演じるカンチョルジュンの大ファンで
ハチャメチャ刑事を見てるだけで楽しいー!て人は楽しめるけど
この映画がお初の人は何を楽しんだらいいのかわかんないじゃないですかね
チャンジン脚本ってだけで期待する向きもあるけど
そうでもない気がする、、
カン・ウソク印やチャンジン印の俳優さん勢ぞろいは楽しいですが

ソル・ギョングとチョン・ジェヨンの共演ってだけで心躍るけど
いまいちー、、(苦笑)
チョン・ジェヨン演じる巨成グループ会長さん
悪役にしては弱くて、息子と家庭菜園したりして、カン刑事の好敵手って感じでもないし
部下のキム・ナムギルがニコリともしないで悪い役を一手に受けてたけど
役的にはあんまり面白みもないし、、
殺される高校生がイ・ミノだったのは新鮮ね
今じゃあんな端役はやらないでしょうから

1作目で登場したイ・ムンシクとユ・ヘジンが出てるのは楽しかった~
ただカン刑事にポコポコ殴られてただけの二人だけど、今回はそれぞれ出世しての特別ご出演でした

肩肘張らずに気楽に観られるエンタテインメント作品
ストーリ重視というより、ソルギョングをはじめとした出演者を楽しめれば十分な作品っといったところでした




ソウル市内の場で男性の刺殺体が発見された。凶器に残された指紋はそれから程なくして起こった高校生刺殺事件の被害者と一致。江東署の刑事カン・チョルジュン(ソル・ギョング)は報われない刑事生活に嫌気が差して辞表を提出するも、上司の命令を受けて渋々捜査を始めることに。そんな中、エリート企業家を装いながら不良少年たちを集めて"ヤクザ候補生"として養成するウォンスル(チョン・ジェヨン)が容疑者として浮かび上がる。


バイ・ジュン

2011年07月23日 | 韓国
バイ・ジュン ~さらば愛しき人~(原題:바이준)  
監督:チェ・ホ
出演:ユ・ジテ、キム・ハヌル

バイ・ジュン 

ユ・ジテとキムハヌルの映画デビュー作
ならば観ようと思うでしょ(よね~)

恋人同士のジュンとチェヨン、そしてトギの3人は高校生
ある日ジュンが死んでしまう
現実を受け入れられず大人になれないチョエンとトキ
最初は「ノルウェイの森」の関係性と似てるじゃんって思ったけど
セックス・アルコール・マリファナに溺れて、、あとはごちゃごちゃと
いや、ごちゃごちゃもないかそれだけか(笑)

観るの疲れた~~

大人になる手前の男と女の複雑な心境を感覚的な映像と音楽で表現、、、
確かにそうだけど、かなり感覚的な映画で観るのに苦労します
堕胎のリアル描写は勘弁して、、

ずっとバイ・ジュンってどういう意味かと思ってたけど、「Bye June」だったとは、、

バイ・ジュン

ジュン(ハ・ラン)とチェヨン(キム・ハヌル)は恋人同志、トギ(ユ・ジテ)チェヨンを片思いしている。ある日ジュンが世を去りチェヨンとトギは新しい恋人関係に発展する。しかし二人の傍らにはいつもジュンの幻影が残っていた。


アドリブ・ナイト

2011年07月17日 | 韓国
アドリブ・ナイト(原題:아주 특별한 손님)  2006年 
監督:イ・ユンギ
出演:ハン・ヒョジュ、キム・ヨンミン、チェ・イルファ 
原作:平安寿子

アドリブ・ナイト

ソウルの週末の午後。ある若い女性(ハン・ヒョジュ)は雑踏で突然二人連れの青年から声をかけられ、10年前から行方不明の女性“ミョンウン”に間違えられた。彼女が人違いだと否定すると、今度はミョンウンの身代わりとなってその父親の臨終に立ち会って欲しいと懇願される。彼らの思いに嘘がないと信じた彼女はその申し出を承諾した。彼女が連れて行かれたのは郊外の一軒家だった。

「チャーミング・ガール」「素晴らしい一日」のイ・ユンギ監督の3作目
「素晴らしい一日」と同じく平安寿子原作

危篤状態のミョンウンの父(キ・ジュボン寝てるだけでしたね、笑)のもとに集まった親戚やご近所さん達と過ごす一夜の話
彼らの会話の中からそれまでの人間関係が垣間見えるけど、どこにでもありそうな普通の話
なにか訳ありげな彼女は彼らといっしょに死を看取り、翌朝ソウルに帰るんだけど、彼女の中で心の変化が起きている

女性の心の微妙な動きを見せるのが本当に上手いよね
やっぱりイ・ユンギ監督好きだわ~
夜が明ける直前のうっすらと明るい夜空をドライブする感じとか
明け方の朝もやに立つ彼女が綺麗でいいんですよね
思わずいっしょに深呼吸したい気持ちになっちゃいました

靴下が身代りのアイテムになってて
きっと彼女は娘のためにいろいろ揃えてくれた両親の愛情に思いを馳せたのね
原作にもそのシーンがあるらしいけど、これは映像だからこその見どころだと思うわ

予告編を見るとすこしコミカルな感じもあるのかなぁって想像する作り方になってるけど
実際は笑える映画じゃなくて人によっては退屈に感じるかもしれない
最後の彼女が清々しく見えて(ほとんど無表情な彼女なんだけど、見てる方の思い入れで清々しい表情に見えるのよね、これが)
すごく好きな映画でした




ユリョン

2011年07月17日 | 韓国
ユリョン(原題:유령)  1999年  
監督:ミン・ビョンチョン
出演:チェ・ミンス、チョン・ウソン、ユン・ジュサン

ユリョン


ソルギョングの出演作ということなので観てみました
すっかり「ホラー映画」だと思って手をつけないでいたけど、全然ホラーじゃないじゃん
まぎらわしいタイトルだわ「幽霊」だなんて(笑)

映画は「潜水艦モノ」
なかなか硬派な映画でございました
でもこういうのって時代によって受け入れられたり違和感感じたりってあるのかな?
私は思いっきり違和感の方で入り込めなかった

極秘任務の原子力潜水艦に乗り込む彼らは全員ワケありで戸籍上は死んだことになってる
死刑執行後に目が覚めた将校イチャンソク(チョン・ウソン)と副艦長(チェ・ミンス)の会話を見て、国家の秘密任務がそんなんでいいのか?って思ったちゃいました
チェ・ミンスのカリスマ溢れるオーラぶりが、逆にギャグっぽく感じたりとか、、(スイマセン)
日本が核の標的になるというすごい話が展開されるのにドキドキしない

唯一ドキドキしたのが、鍵を飲みこんだ料理長の体から鍵を取り出すシーン
残酷過ぎ~~

屈辱の時代を生きてきた祖国の「恨」がテーマのようになってるけど
単なる結局は常軌を逸した副艦長になぜみんな従うの~~?って話なんですよね

チョン・ウソンのお父さんの話がもっとワケありかと思ったけどそうでもなかったし、、

肝心のソルギョングですが、12年前だけど今とあんまり変わらないみたい
老けないのね、、もしくは昔から老けてる?(笑)
出演分量が少ないから、いるいる!って程度だけど、、最後は死んじゃって、、珍しいから貴重です

ユリョン

潜水艦“チャン・ボゴ”艦内で、訓練と実戦の区別がつかなくなり常軌を逸した行動に出た艦長を射殺したイ・チャンソク将校。死刑を宣告された彼は目が覚めると密かに南海の核兵器基地に送られていた。そこにいる男たちは全員記録上は死んだことになっており、全員が番号で呼ばれていた。男たちはロシアから秘密裏に入手した原子力潜水艦“幽霊(ユリョン)”に搭乗し、政府による極秘任務「作戦名:ユリョン」の指令のもと日本領海に向け出航する。


ハーブ

2011年07月17日 | 韓国
ハーブ(原題:허브)  2007年  
監督:ホ・インム
出演:カン・ヘジョン、ペ・ジョンオク、チョン・ギョンホ

ハーブ


メルヘンチックな可愛い物語
着ぐるみを着た交通警官に一目惚れするのが可愛くて
白雪姫や人魚姫やシンデレラが空想で出てくるシーンも可愛いくて
七歳の親友の大人みたいな小学生が面白くて
精神遅滞の娘を大切に育ててるお母さんのペ・ジョンオクはさすがの名演でした

知能は永遠に7歳という20歳の女の子、、という設定は必要だったのかなぁ
大人になるのを忘れた純粋で世間とちょっとずれてる女の子って言う設定でいいんじゃないかと思うんですよね
カン・ヘジョンのあの役作り、、、必要なのかなぁ

人のよさそうな警察官のチョン・ギョンホがすごく良かった

「恋する神父」でデビューしたホ・インム監督の2作目だったのね
作風がなんとなく似てる気がします
可愛くて夢があるんだけど、なんかつるんとしてて奥行きがない(失礼~^_^;)
ホ・インム監督、一瞬映りませんでした?気のせい?(笑)




可愛く、優しく、折り紙が得意な20歳の女性チャ・サンウン(カン・ヘジョン)。喧嘩をするほど仲が良く、理解者の母親(ペ・ジョンオク)も、友人もいる。でも、彼女は精神年齢が7歳のままの“精神遅滞障害者"なのだ。童話のお姫様に憧れているサンウンは王子さまに出会うことが夢。ある日、彼女は着ぐるみから笑顔で顔を出した交通機動隊員ジョンボム(チョン・ギ゛ョンホ)を『美女と野獣』の王子様と思い込み一目惚れする。


マイ・ボス マイ・ヒーロー

2011年07月17日 | 韓国
マイ・ボス マイ・ヒーロー(原題:두사부일체)  2001年  
監督:ユン・ジェギュン
出演:チョン・ジュノ、チョン・ウンイン、チョン・ウンテク、オ・スンウン、ソン・ソンミ

マイ・ボス マイ・ヒーロー


原題は「頭師父一体」
「君師父一体」という言葉のバロディだそうです
君主と師と父を同じように尊ばなければならないという意味だけど
ヤクザだから君主じゃなくて頭(カシラ)になったのね

盛り上がりましたね~、「金八先生」かと思いましたわ
しかしすごいです
先生が生徒をパカパカ殴ってます
校長が女子学生をボコボコに、、マジですか~

ドタバタしてるけど学校の不正に物申す内容になってます
なってるけど、学校がヤクザの抗争の場になってるとも言うわけで、、、なんともはや

しかし毎回思うけど、角材もって集団で喧嘩するの好きよね
最後の決着がタイマンで?わかりやすくていいけど本当にそれで決着つくのかしらん

イム・チャンジョンは殴らるだけの友情出演でしょうか
でもあの二人がこの年齢で高校生役って、、面白すぎです~☆




ドゥシク(チョン・ジュノ)はヤクザのカリスマ的ボスだが高校中退。学歴を問われ、いざ出世のために再び高校に編入するが、実は“学校”こそが“掟なしの無法地帯”であった。私腹をこやす悪徳校長から学校をとり戻すために親分ドゥシクは立ち上がった。 


最強☆彼女

2011年07月17日 | 韓国
最強☆彼女(原題:무림여대생)  2008年  
監督:カク・チェヨン
出演:シン・ミナ、オン・ジュワン、ユゴン、イム・イェジン、チェ・ジェソン

最強☆彼女


ところで、彼氏と婦警さんとのエピソードはなんだったんでしょね??
憧れの彼氏はどうなるの??
散漫過ぎです~(笑)

最強☆彼女だけど
最強☆ちんぷんかんぷんだったわ
最初から最後までギャクの連続だと思えばいいのかな?
音楽まで合ってなくてちぐはぐで
でもシンミナの変顔は可愛かった

「雷剣」を会得したソフィとフッポンの催眠術にかけられたイリョンが伝心術で会話しながらの戦いは結構面白かったですけどね
摩訶不思議な映画でした




ソフィ(シン・ミナ)は花のキャンパスライフを送る女子大生。だが、怪力部のエースとして炭火や釘の上を歩き、鉄筋を曲げる彼女の耳に入るのは、“あれは人間じゃない”、“女は女らしくないと”と周囲のあざ笑いばかり。恋人などできるはずもなく女の子らしい生活とは程遠い日々を送っていた。実はソフィは古来より受け継がれてきた武術の武林界の名門、カン家の一人娘。幼い頃から武林一筋に生きてきた彼女だったがそれが今や人生最大の汚点になっていた。そんな中ソフィはキャンパスで見かけたアイスホッケー部のジュンモ(ユゴン)に一目惚れする。


クワイエット・ファミリー

2011年07月09日 | 韓国
クワイエット・ファミリー(原題:조용한 가족)  1998年  
監督:キム・ジウン
出演:パク・イナン、ナ・ムニ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、コ・ホギョン、イ・ユンソン

クワイエット・ファミリー


「箪笥」「甘い人生」「悪魔を見た」のキム・ジウン監督の第1作目
日本で発売されてるからかなり探したんだけど影も形もないんですよね
痺れを切らして韓国版を購入しちゃいました
期待満々で、、、
はは~~、ちょっと期待しすぎましたかね(笑)

全然笑えない、、、、笑える映画じゃないのかな?
もしかしてホラー?って思うけど全然怖くないし~
どっちでしょ?(笑)
お客さんがどんどん死んじゃって笑うしかない設定なんですけどねぇ
気がつけば死体処理をするはめになるありえな~い家族の、ばたばたあたふたした悲壮感が伝わってこないとこっちとしては笑いにくい、てきぱき処理してんじゃ~ん、みたいな、、

不吉な予言を叫びながら通り過ぎたおばさんが出てきたときは、この調子でとてつもなく笑わせてくれるのかと期待が高まったんですけどねぇ

でも見て損はしない登場人物の豪華さです
チェ・ミンシクとソン・ガンホのお馬鹿な叔父と息子共演は貴重です
そこにナ・ムニさんが加わったらいったいどうなるのかと思うけど、意外と普通なんですよね、べつに3人揃っても、、そんなとこも何故か面白ポイントだったりして、笑

脇役陣がさらに豪華です~☆
チョン・ジェヨンが女をとっかえひっかえペンションに誘うツバメ風の優男
心中する男がチェ・チョロ
最初に宿泊して自殺した男がキ・ジュボン
強姦男でやっぱり死んじゃったのが「トンデルパパ」のチョン・ウンイン 
次に誰が登場するのかワクワクしちゃった

クワイエット・ファミリー

クワイエット・ファミリー

リストラで解雇された後、退職金でペンションを開業した父とその家族。いよいよ最初の客を迎えるが、翌日この客は自殺死体で発見される。今後の商売に悪影暑を及ぼすと考えた家族は、なんと死体を埋葬。ところが2番目の客、3番目の客と、次々に自分たちの意図とは裏腹に死体を埋める破目となる。こうして死体遺棄の罪を隠すために始まった殺人は一段とスピードを増し、いつしかペンションの周りは墓場となっていく。


昼間から呑む

2011年07月04日 | 韓国
昼間から呑む(原題:낮술)  2009年  
監督:ノ・ヨンソク
出演:ソン・サムドン、ユク・サンヨプ、キム・ガンヒ

昼間から呑む


彼女にふられた主人公が旅先で酒と女という男の2大煩悩に振り回されるロードムービー
1000万ウォンで撮られた超低予算なインディーズ映画
評判は聞いてたけど、まさかこれが日本の映画館で見られるとは思わなかった
韓国映画に対する評価の仕方が変わってきたんでしょうかね~、嬉しいです
主人公のダメさ加減と行き当たりばったりの展開と、ゆる~いテンポが最高に面白かった 

もっと煩悩に振り回されるのかと想像してたんですけど
ヒョクチンがこれまた押しの弱い主人公で、この程度お煩悩は誰でもあるよなぁって
共感できるレベルなところがいいよね
彼のバツの悪さが伝わってきておかしくてたまんない、クスクス笑える

ともかくどこにいってもひたすら酒を呑む
「酒は薬」とばかりに登場人物の呑みっぷりもよくて、でも主人公のヒョクチンは「一杯だけ」「じゃもう一杯」という調子で、すすめられるまま呑みつづける
これだけのことが起きたのに、本当のところは全然懲りてないんだもんなぁ
ある意味、男が愛おしくなる映画です(笑)

ホ・ジノ監督の「春の日は過ぎゆく」の撮影場所がバロディちっくに登場
ロマンチックで綺麗な映画よね、なんたってそのベンチに座ってたのはイ・ヨンエさんだもん
ヨンエさんばりに眠ったふりのおばさんとのあまりの隔たりが~(同じ女性なのに~)爆

余談ですが、ペンションの隣部屋の男、いろんな俳優3~4人を混ぜたような顔してて可笑しかった、先ずピでしょ、それから松山ケンイチもちょっと入ってた
あと何人か入ってるよなぁ、、あの顔(笑)
主人公のソン・サムドンの憎めない風貌がばっちり!!
監督がインターネットのキャスティングサイトで偶然発見して、じっと見てるだけで情が湧く顏だとキャスティングしたそうです

ほろ酔い気分で観られるオモロイ映画だったのでした☆



失恋したヒョクチンを慰めるために始まった酒の席。友人たちは酒を飲んだ勢いで、明日江原道のチョンソンへ旅行に行こうと意見をまとめる。しかし、翌日ターミナルに到着したメンバーはなんとヒョクチンだけだった。


八月のクリスマス

2011年07月01日 | 韓国
八月のクリスマス(原題:팔월의 크리스마스)  1998年  ☆☆☆☆☆
監督:ホ・ジノ
出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ






いい映画だった
観終わった後にじわじわと感動する

主人公は病気だが限られた時間を生きているということにおいては本来私たちと変わらない
しかし私たちはすぐにそのことを忘れてしまう
これを自覚、認識した時にものに対する見方が変わってくると思うのです
同じような皿洗いでも限られている人生の皿洗いなんだと思うと輝かしく見えたりする
そういったところを私は追っていったわけです


監督のこんなインタビュー記事を読んで納得したのでした

「死」は生きることの一部
ジョンウォンが特別なんじゃなくて、私達が今生きていることも、そしてやがて死を迎えることも、すべて美しい世界なんだということなのかなぁ

妹とスイカを食べる、ただ無言で食べて、種を庭に飛ばしてニッコリするの
幼い頃もここでスイカを食べて種を遠くに飛ばして遊んでた二人の姿が想像できちゃう
極端にセリフが少ないのにいろんなイメージが浮かんでくる

今はもう、カメラを持ち歩かなくても携帯で簡単に写真は撮れて記録も残せる
街の写真屋もあまり見かけなくなりました

韓国版DVDを取り寄せて観たんですけど、この頃の映画って日本語字幕もついてるのね、嬉しい☆
日本で未公開だけど良い映画ってたくさんあるから、英語字幕つけるなら日本語字幕もつけてくれればいいのに、、、私、買いますけど



小さな写真館を営むジョンウォン(ハン・ソッキュ)。ここでは写真を通してお客さんの人生を垣間見る暖かなエピソードがあふれる。ジョンウォンは様々な人生を垣間見ながら淡々と静かに時間を過ごしていた。彼はあとどのくらい生きられるのかわからない。ある日、ジョンウォンの店に交通警官のタリム(シム・ウナ)が急ぎの現像を頼みにやって来た。ジョンウォンはこ、れから人生が始まるタリムから初夏の果物の瑞々しさを感じ。タリムもまた彼の持つ安らさに惹かれた。