きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

依頼人

2012年07月27日 | 韓国
依頼人(原題:의뢰인)  2011年
監督:ソン・ヨンソン
出演:ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク

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キャッチコピーは「韓国初の本格法廷スリラー」
そういえば韓国映画っぽい泥臭い感じはなかったかもな、、
でもねぇ
面白かったです☆
なんっつーても
この3人の俳優がすんばらしい!!

ベッドに残された大量の血痕と消えた妻
死体なき殺人事件
容疑者のチャン・ヒョクが無実なのかそうじゃないのか
怪しいんだけど何もしてなさそうで、ワケありな感じで
チャン・ヒョクっていつの間にかこんなにいい俳優さんになってたのねぇ
ビックリだわ、って前もどっかでそんな感想書いたような気が、、(笑)

依頼を受ければ絶対に負けない弁護士のハ・ジョンウ
遺体はない、容疑者チョルミンの指には指紋もない、何も語らない
先が全然見えないまま裁判員制度による裁判が始まって
どーなるの~

ハジョンウはね、ともかくね
良い!!
もー、良いとしか言えない
彼がいるだけでスクリーンがどっしりと納まる感じがあって
私的にはソルギョングのような映画俳優ってイメージがある

前半の伏線がややこしくて、若干置いていかれそうなところもあったけど
法廷シーンからラストは一気に引き込まれました
面白かったです
真ん中でなかだるんじゃったのもったいなかったなぁ(私がね)
それを踏まえて
もう1回観てもいいかも☆




血で真っ赤に染まったベッドが発見される。死体は見つからないが、状況的に見て被害者の夫(チャン・ヒョク)による犯行が明白だと目され、夫は逮捕される。この事件の裁判で、被告の無実を証明しようとする弁護士(ハ・ジョンウ)と有罪を確信している検査(パク・ヒスン)は、陪審員を前に激しい攻防を見せる。


苦役列車

2012年07月27日 | 日本
苦役列車  2012年
監督:山下敦弘
出演:森山未來、高良健吾、前田敦子

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これってバブルが弾ける直前くらいの話かなぁ
原作者の西村賢太がなにかと話題になってるけど
彼の実体験なんですよね、コレ
だって、どーしようもない話だもん
予告編を見た印象はもっと笑えるのかなぁって思ったんだけど
ぜーんぜん、真面目にどうしようもない奴だった(笑)

なにが素晴らしいって
「森山未來」の一言に尽きるでしょ

実際に三畳一間の宿に寝泊まりして横溝正史を読んで
演じるうえで留意したのは感覚器官だそうです
貫多は父が性犯罪者というどうしようもないアイデンティティーを持ちつつ
本を読むことで優越感も持っている貫多

「ネガティブとポジティブがない交ぜになっていて、人とのコミュニケーションがとれない。それが本作の軸と考えた」
「ダメ男をダメ男として演じる感覚では、あざとさが出てしまう。みんなと同じ人間で真っ当に生きていて、ダメ男とは思ってない」
「貫多を肯定し、しだいに愛しく見えてきた」

間違いない
彼が演じたから愛すべき人に感じたんだと思うよ、うん




1986年。中学校を卒業して以来、孤独な日々を過ごしていた北町貫多(森山未來)は、19歳の今、日雇い労働で稼いだ金をあっという間に酒と風俗に費やすようなその日暮らしをしていた。ある日、職場に専門学校生の日下部正二(高良健吾)が入ってくる。一緒に過ごすうちに、貫多にとって日下部は初めて友達といえるかもしれない存在になる。そんな中、古本屋に立ち寄った貫多は店番をしていた桜井康子(前田敦子)に一目惚れをする。


ただ君だけ

2012年07月17日 | 韓国
ただ君だけ(原題:오직 그대만)  2011年
監督:ソン・イルゴン 
出演:ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ

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これって回帰じゃないですかー回帰
ビックリした
去年の作品ですよ
7~8年前にタイムスリップしたのかと思いましたわ

どっかのレビューサイトで
「角膜をあげてしまうのかと思った」と感想を述べてらっしゃる方がいらっしゃいましたけど、そんな感じ(笑)
それじゃあ、まるでドラマ「天国の階段」

湖畔で再会するシーン
目が見えるようになったハン・ヒョジュちゃんはやっとこの目でみることができたジソプの元へ駆けよる
まさにドラマ「悲しき恋歌」

お約束の交通事故もあって、まさに王道をゆく「韓流メローストーリー」
それがまたいいのよねぇ☆
なんたって主役二人がいいわ~☆

映画「アドリブナイト」以来、ハン・ヒョジュちゃんが大好きなんですよ
透明感があって健気で頑張る感じもあって、可愛い
ジソプもなんつーか
普通のサラリーマンとか演じたら多分彼は違和感ありそうな気がするの
壮絶な環境で生きてる役が似合う人だなって常々思ってるんですけど
ピッタリな役でしたわ
そして、見事ね(肉体が、笑)

ストーリも、お決まりな感じがあっても
それはそれで全然オッケーなんだなぁって思った
逆にわかりやすくて好き

映画館は韓流好きな妙齢の女性が多くて(もち私もですが、笑)
隣の方が友達同士で、「これさ、きっと犬が気づくんだよね」って思わず感想を言い合ってましたけど
収まるところに収まる気持ちよさ

それに、結構泣いたさ、ワタシ(照)
あー懐かしくて面白かった



チョルミンはボクサーとして将来を約束されながらも、暗い過去のせいで心を閉ざしていた。ある夜、チョルミンが駐車場で働いていると、見慣れぬ女性が現れる。その女性、ジョンファは、目が不自由なせいで彼を別の人と勘違いして話しかけてきた。


臨場

2012年07月10日 | 日本
臨場


人気ドラマの映画化は興味ない、、、と常々思ってたけど
まさにそういう印象
私がドラマのファンだったら面白かったのかなぁ

まず最初の内野さんの登場場面から
いかにもきたきたきたーー!!って演出で
主人公をよく知ってるからこその「きたー」ってゾクゾク感だと思うんですよね
多少カッコつけて大げさに登場してもアリだなんだろうけど
未見な私にとっては、なんか大げさ
この人そんなにすごい人なのっていう謎の方が残って
それが意外と鑑賞の邪魔だったりもするんですよね

主人公の鑑識課倉石班・倉石義男も力入り過ぎてる印象で
っていうか、ドラマで定着したキャラクタありきだから
あーいう演じ方になるんだろうなぁ

そういうの多かった
松下由樹が上司にあたる内野さんをすごく尊敬してるんだけど
それだってドラマを見てるからこその設定だし
最後は、あれ?病気なの?って、、
あとでネットで知ったけど、原作では主人公は胃がんなんだってね
最初に倒れる場面があって、物語の終盤に具合悪そうな場面が増えてきて
最後も説明なしで消えてる様子があって(←様子って、、)
奥さんもなんかいわくつきで死んだのかなって

だからさぁ
映画は映画として2時間で完結してほしいんですよね
前後を知らなくても納得できてこそ映画だと思ってるので
だからドラマの映画化ってあんまり好きじゃないんだよなぁ、ワタシ

まだ、根こそぎ拾えてねぇ。
想いを拾い尽くさない限り、終われない。


・2年前の「無差別通り魔殺人事件」
・8年前の交番勤めの警察官の息子を「心神喪失」に仕立てた事件と「冤罪による自殺」
設定は面白いと思うんですよね
でも、「死者の声を根こそぎ拾う」という信念を主人公に与えた恩師(長塚京三)とのエピソードが絡んで、なんかちょっと薄まった
脚本ですかねぇ、、、

無差別殺人事件の犯人の柄本佑くんが狂気じみた役を好演してたけど
最後ゾンビ的な感じになってて、それはそれで面白かったし
若村麻由美が理不尽に娘を殺され
良い母でもなく、苦しみからも抜け出せない役をリアルに演じててさすがだなぁって思ったし
場面場面は感動したり涙することもあったんですけどね



臨場  2012年
監督:橋本一
出演:内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、益岡徹

都内で無差別通り魔事件が発生。だが実行犯は被害者遺族たちの願いも虚しく心神喪失が認められ、刑法第39条により無罪となってしまう。その2年後、事件を無罪へ導いた弁護士と精神鑑定を行った医師が相次いで殺害される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が立ち上がり、2年前の通り魔事件の遺族に疑いの目が向けられた。だが、検視官の倉石義男(内野聖陽)は死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人が別にいると考える。果たして彼が追った先にある真相とは。


パジュ(坡州)

2012年07月08日 | 韓国
パジュ(原題:파주)  2009年
監督:パク・チャノク 
出演:イ・ソンギュン、ソウ、シム・イヨン、キム・ボギョン

パジュ

以前に字幕なしで2度ほどチャレンジして挫折した映画
字幕がないと難しいと思ったけど
なーんだ、字幕あっても難しかった(笑)
時系列がややこしい!
現在と過去がいったりきたり、しかも8年前7年前3年前に戻ったり来たりするので
中盤までイメージがつかめないままだった
あれこれ参考にして時系列に物語をまとめてみると、、

8年前、ジュンシク(イ・ソンギュン)は学生運動で警察から追われていた。逮捕された先輩の妻チョンジャ(キム・ボギョン)の家に転がり込むが、チョンジャと関係を持っていて目を離している間に事故で子供がやけどを負ってしまう。傷心のジュンシクは故郷の坡州に戻り叔父の教会に転がり込み塾の講師をする。やがて手配も解け、競馬場で働くウンス(シム・イヨン)に出逢い結婚する。彼女は彼の塾に通うウンモ(ソ・ウ)の姉だった。ジュンシクは親から受け継いだ家の処分を迫られていた。ジュンシクはウンス、ウンモ姉妹のため新しい家を借りる手配をすると共に、お茶の移動販売を始めようと準備を始めていた。ウンモが家出を決行したその日、ウンスは爆発事故で亡くなってしまう。家出から戻ったウンモにジュンシクは姉は交通事故で亡くなったと伝える。残されたジュンシクは元の家に戻って塾とお茶の移動販売で生活費を稼ぎながらウンモを育てる。ウンモが高校卒業を控え、大学進学を決めたある日、チョンジャが訪ねてくる。彼女はジュンシクを脱北者支援運動に誘おうとやってきたのだった。やがて、ウンモの家を拠点に運動家たちが度々会合をするようになりウンモは疎外感と嫉妬を深めていく。そして運動のためジュンシクが警察に逮捕されるとウンモは大学の授業料を持ってインドに旅立つ。3年後、ウンモは坡州に戻ってくる。坡州は大規模な再開発計画で大きく変貌しようとしていた。ウンモはそこで再開発反対運動のリーダーとして活躍しるジュンシクに再会する。そこでウンモは自分が7年前に亡くなった姉の1億ウォンの生命保険料の受取人になっていることを知る。ウンモは7年前の姉の死の真相や、生命保険を巡るジュンシクの動きに疑念を持つ。

「義理の兄と妹の禁断の愛」がうたい文句だったのね
確かに、予告編見て私もそんなつもりで楽しみに待ってた映画だった(そーいえば)
でも印象としては「愛」の物語なのかどうか、わかんないなぁ

学生運動をしてたジュンシク
社会人になってもどこかその世界から抜けられない人のように見える
確たる仕事も見つからないまま、最後は立ち退き反対の活動にも参加した
愛に対しても積極的なふうに見えない

ウンモもどこかそんな印象で、家出してインドに行ったけど
今で言うプーな人
決して愛に身を焦がしてるふうでもなかった

パジェがどんな街なのか詳しく知らないけど、霧がかかったイメージで
二人の暮らしも霧の中でふわ~って彷徨ってるみたい

パジェの監督さんを招いたティーチインに参加した方の話を参考にさせていただくと、、、
ジュンシクはウンモを愛していたのか?
(答え)
ウンモから自分を愛しているのかと聞かれたので「愛している」と答えたけれど、妹としての部分が70%で愛は30%
     ほら、やっぱり禁断の恋の話じゃないじゃない(笑)

ジュンシクはガス爆発でウンモの姉が死んだのは、ウンモの行動が原因だと思っていて
ひき逃げが原因とウソをすいてウンモをかばっている
ウンモは保険金の受け取りにが死後に変更されていることからジュンシクが嘘をついていることで疑いを持っている
両方がそれぞれ疑いの目を持ちながら、物語はそのままジ・エンド☆

ストーリ的にはわかりにくい作品でございました
でも、好きか嫌いかって言ったら好き
映像には見入っちゃいました





愛と誠

2012年07月07日 | 日本


歌って踊るインド映画仕立てのような
「愛と誠」
けっしてお薦めするものではありません
が、、面白かったわ
笑えた
嫌いではない
っつか、むしろ好き

こういう、妻夫木君曰く「なかなかふざけた映画」って
ともかくヘンですから
中途半端な芝居されると観るに堪えなくなると思うんですよね
ご本人はインタビューではこれでいいのか迷いながら演じてたみたいだけど
最初から最後までぶれない妻夫木君は流石だと思った☆

早乙女愛役の武井咲は、もうちょっと頑張れって感もあったけど
贅沢言ってはいけません
あの美貌は早乙女愛にピッタリでした

感動ポイントは、やっぱり歌って踊るシーンよね

のっけからの妻夫木扮する太賀誠の「激しい恋」はいきなり歌い踊りだしたので
それだけで魅入っちゃいました(笑)
私的には老け顔の番長・座王権太役の伊原剛志の「オオカミ少年ケンのテーマ」と
ガム子と呼ばれるスケ番を演じた安藤サクラ「また逢う日まで」が良かったわ

ガム子さんはなぁ、ガム噛んでるからガム子さんなんだよ
笑った~
いつ見ても抜群の安定感☆
安藤サクラ好っきだわ~~♪

「君のためなら死ねる」と早乙女愛への愛を誓う岩清水弘役の斎藤工
昨日観たドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に出て人なのね
あんまりイメージが違うからビックリしたのでした






愛と誠 2012年
監督:三池崇史
出演:妻夫木聡、武井咲、斎藤工、大野いと、安藤サクラ

富豪のひとり娘で天使のように純真無垢なお嬢様・早乙女愛(武井咲)は、復讐を誓い単身上京した、額に一文字の傷がある不良の誠(妻夫木聡)の鋭い眼差しを一目見たときから恋に落ちる。身の上も性格も何もかも違う二人。境遇の違いをまざまざと感じさせるような出来事や命を賭して彼女を愛するという岩清水(斎藤工)の存在もあるが、愛は決して一途な心を曲げない。己の拳以外誰も信じない頑なな誠に、全身全霊をかけて愛する愛の心は通じるのか。