小渕大臣の政治資金疑惑の内容が、酷過ぎる。
父親の代からの後援会事務所が実務をしていると考えるが、余りにも、雑な会計処理をしていたと言える。
もう少しまともな人を後援会事務所に入れないと、更に大変なことになる。
野党は、今、存在感が薄く、政治生命が危ぶまれているので、この疑惑を大きく取り上げている。
今回は、小渕議員の後援会事務所の単純なミスだったでは済まないので、大臣を辞任して対応することになると考える。
大臣辞任の手で対応されたら、野党は、次の手は何を打つのだろう。
多分、首相の任命責任を問うが、それだけで終わり、国会の議論を遅らせるだけ。
野党の次の手が見えない。
国会では、もう少し政策で議論して欲しいが、それができないのが、野党の実態。
悲しむべきは、与野党ともに、そのような国会議員しかいない現実である。
小渕議員も、後援会事務所の中に、首にしたかった人もいると考える。
今回の後援会事務所の対応で首にしたかった人を切れるので、良かったのではないかとも考える。
一度、後援会事務所の垢を清算し、再度、大臣への再起を図る方が良いと考える。
閑話:
今日の新聞では、第一次安倍内閣の時、政治資金を問われた人が掲載されていた。
・(2006年12月)佐田行革大臣の光熱費等計上 → 閣僚辞任 → 今も衆議院議員。
・(2007年1月)松岡農林水産大臣の負担のない議員会館の事務費計上 → 自殺
・(2007年7月)絆創膏を貼った赤城農林水産大臣の実家の事務費計上 → 閣僚辞任 → その後、落選し、国会議員ではない。
前回の安倍内閣の閣僚は、埃がでなかったが、今回は、目玉だった女性閣僚から2名も埃がでてしまった。
女性議員の脇の甘さがでたような気がする。
また、小渕大臣の国会答弁を聞いていると、優秀なスタッフ不足を感じる。
どう答弁したら良いのかが分かっていない。
小渕大臣の誠実さはでているが、これでは、大臣辞任以外は考えられない。
残念ながら、もう一度、出直す必要があると感じた。
意外と早く、来週月曜日には辞任すると考えている。
私が望む、今回の件の対応:
・政治資金規正法の見直し
芯のある「うちわ」は駄目で、芯が無いのはOKみたいな馬鹿な運用はやめる。
・政務費の全額領収書添付
・政務費の削減
これらをしないと、野党は同類となるが、多分、そんな提案をしないだろう。
だから、与野党共に、同類と思われる。
うちわ〕【団扇】の意味:
1あおいで風を起こす道具。ふつう、細く削った竹の骨に紙や絹を円形に張って作る。《季 夏》「もてなしの―の風のやや及ぶ/汀女」